瀬戸内の魅力を再発見 STU、まずは瀬戸大橋へ:朝日新聞デジタル

ほぉ・・・


アンパンマントロッコで記念撮影するSTU48の甲斐心愛さん(左)と福田朱里さん=安冨良弘撮影
アンパンマントロッコで記念撮影するSTU48の甲斐心愛さん(左)と福田朱里さん=安冨良弘撮影

瀬戸内には魅力がいっぱい。7月の西日本豪雨で被害を受けたこの地域を元気にしたい――。そんな思いから、瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」とともに、各地を訪れて地域の魅力を紹介する「瀬戸リスト」を作ることにした。第1回は開通30周年の瀬戸大橋。豪雨で大きな被害を受けた岡山県の対岸にある香川県から、魅力発信の旅が始まる。

アンパンマントロッコ、夢を乗せて

アンパンマントロッコに乗り込み、ポーズをとる福田朱里さん(左)と甲斐心愛さん=安富良弘撮影
アンパンマントロッコに乗り込み、ポーズをとる福田朱里さん(左)と甲斐心愛さん=安富良弘撮影

岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋。全長9368メートルで、海峡部に六つの橋で構成されている。2階建て構造の上を車、下を電車が通り、道路・鉄道併用橋としては世界最大級の規模だ。

今回この橋を訪れたのは、STU48メンバーの福田朱里さん(19)と甲斐心愛さん(14)。JR四国が運行している「アンパンマントロッコ」に乗り、風を感じながら橋を渡った。

四国4県を走るアンパンマン列車は5種類21車両。西日本豪雨で各地で被害があり、アンパンマン列車の運休も相次いだ。トロッコも数日運休した。

瀬戸大橋の「てっぺん」からの絶景をバックに笑顔を見せるSTU48の福田朱里さん(左)と甲斐心愛さん=安冨良弘撮影
瀬戸大橋の「てっぺん」からの絶景をバックに笑顔を見せるSTU48の福田朱里さん(左)と甲斐心愛さん=安冨良弘撮影

列車はトロッコ車両と一般的な車両の2両編成で、座席や天井などには、キャラクターの人形や絵が。幼少時にアンパンマンに親しんだ2人。甲斐さんは、天井に大好きなナガネギマンの絵を見つけて大喜び。福田さんはアンパンマン人形と記念撮影をしたり、足元のシースルーの床窓から海面を眺めたりして、「子どもみたいにワクワク。大人も楽しめますね」とはしゃいでいた。

瀬戸大橋てっぺんから

瀬戸大橋の「てっぺん」に向かう途中の通路に立つSTU48の福田朱里さん(左)と甲斐心愛さん。通路は網になっていて下が丸見えだけに、ちょっとこわそう=安冨良弘撮影
瀬戸大橋の「てっぺん」に向かう途中の通路に立つSTU48の福田朱里さん(左)と甲斐心愛さん。通路は網になっていて下が丸見えだけに、ちょっとこわそう=安冨良弘撮影

2人はまた、そんな瀬戸大橋を「てっぺん」から望む絶景ポイントに向かった。海抜175メートルのつり橋の塔の最上部。40~50階建ての超高層ビルに相当する高さだ。

「スカイツアー」と呼ばれるイベントで、一般の参加も募集している。ヘルメットを着け、橋の中ほどにある与島パーキングエリアを出発。本四高速の大賀弘貴さんが案内してくれた。塔の中腹までは線路横の管理用通路を通るが、床は金属の網目で、下が丸見え。「こ~わ~い~」と甲斐さん。

瀬戸大橋の鉄塔の中から笑顔を振りまくSTU48の甲斐心愛さん。これからいよいよ海抜175メートルの「てっぺん」に向かう=安冨良弘撮影
瀬戸大橋の鉄塔の中から笑顔を振りまくSTU48の甲斐心愛さん。これからいよいよ海抜175メートルの「てっぺん」に向かう=安冨良弘撮影

大賀さんが「瀬戸大橋は何歳まで使うでしょう」とクイズを出すと、予習をしていた甲斐さんは「200歳」と正解。長持ちさせるため、さびを防ぐ特殊なペンキを職人が手作業で塗り替えている。総面積は甲子園球場のグラウンド140面分。20年かかるそうだ。福田さんは「このへんツヤツヤ。人の手で塗っているんですね。すごい」と感動していた。

塔頂に着くと360度の大パノラマが広がり、2人は歓声を上げた。下をのぞくと、はるか下に車道が見えて足がすくみそうだ。目を上げると、岡山側は岩黒島、櫃石島、その先に倉敷・鷲羽山の観覧車も見える。香川側には番の州臨海工業団地のコンビナートや讃岐富士。どちらも見飽きない風景だが、香川側ばかり見ていた福田さんに、あふれる郷土愛を感じた。(八田智代)

瀬戸大橋の鉄塔の「穴」から顔をのぞかせる福田朱里さん。高さを実感できるツアー体験の一環だ=安冨良弘撮影
瀬戸大橋の鉄塔の「穴」から顔をのぞかせる福田朱里さん。高さを実感できるツアー体験の一環だ=安冨良弘撮影

情報源:瀬戸内の魅力を再発見 STU、まずは瀬戸大橋へ:朝日新聞デジタル


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