装甲車の開発中止 必要な性能満たす見通し立たず 防衛省

装甲車の開発中止 必要な性能満たす見通し立たず 防衛省 | NHKニュース

へぇ・・・


防衛省はPKO活動などに使用するため、開発を進めてきた装甲車について、必要な性能を満たす見通しが立たないなどとして、開発を中止すると発表しました。防衛省が技術的な理由で装備品の開発を中止するのは初めてです。

防衛省によりますと、開発が中止されたのは96式装輪装甲車の後継車両で、3年前に小松製作所との間で試作品を納入する契約を結び、開発を進めてきました。

去年1月に試作品が納入されましたが、防弾の性能にばらつきがあるなど、試験で不具合が見つかり、開発の完了を当初の今年度末から3年以上遅らせる計画に変更しました。

しかし、その後も必要な性能を満たす見通しが立たず、量産できたとしてもコストが高額になることが見込まれるとして、開発の中止を決定したということです。

防衛省は試作品の納入に関わる費用、およそ22億円の返納を求めて、小松製作所と協議を行っているということです。

技術的な理由で自衛隊の装備品の開発が中止されるのは今回が初めてで、防衛省は「開発の進め方に問題がなかったか検討を急ぎ、対策を徹底したい」としています。

情報源:装甲車の開発中止 必要な性能満たす見通し立たず 防衛省 | NHKニュース


2018年07月27日

当社が2015年2月に防衛装備庁から試作研究として受託した装輪装甲車(改)については、2017年1月に納入致しましたが、その後の射撃試験の結果、防弾板に不具合が判明した旨、昨年12月に公表しております。

その後、耐弾試験を含む改修作業を行ってまいりましたが、防衛省と協議の結果、現在のまま開発事業を継続しても、開発を完了できる見込みが立たないとの判断に至りました。そのため、この度本事業を中止することと致しましたのでお知らせします。

なお、当社全体の業績に与える影響は軽微です。

情報源:防衛省開発事業 装輪装甲車(改)試作研究事業中止に関するお知らせ|ニュースリリース(2018年)|小松製作所 – 建設機械のコマツ


2017年12月26日

当社が2015年2月に防衛装備庁から試作研究として受託した装輪装甲車(改)については、2017年1月に納入致しましたが、その後の射撃試験の結果、防弾板に不具合が判明し、その改修のため、同装備品の開発完了時期が3年遅れることになりましたのでお知らせ致します。
今後挽回に向け開発体制を再構築して、本受託事業を完遂してまいります。


1.装輪装甲車(改)の概要
現有96式装輪装甲車の後継として防衛省が平成30年度に完了をめざし開発事業を推進しているもの。国際平和協力活動、島嶼部侵攻対処等に伴う各種脅威に対応するため、防護力等の向上が求められている。当社は装輪式の各種装甲車を長年生産してきており、そのノウハウを生かし、試作研究として2015年2月に受託し、試作品を製作し2017年1月に納入した。

2.不具合の概要
使用した防弾板の耐弾性能にばらつきが多く、板厚の不足も含め、耐弾性能を安定的に確保できないおそれが生じた。

3.今後の対策について
今後プロジェクト体制を再構築することで要求品質を確実に実現し、国防に寄与できるよう努めます。

4.業績への影響について
不具合対応のため、弊社の負担で実行しますが、当社全体の業績に与える影響は軽微です。

情報源:防衛省開発事業 装輪装甲車(改)に関するお知らせ|ニュースリリース(2017年)|小松製作所 – 建設機械のコマツ


ふむ・・・