「火星に液体の水存在の証拠」伊の研究グループ発表

火星の氷の下に湖が存在か 生命発見に期待高まる

ふむ・・・


火星に水が液体で存在していることを示す証拠が得られたと、イタリアの研究グループが発表しました。火星に液体の状態の水があるのかをめぐる長年の議論に決着がつくのか注目されそうです。

イタリア国立宇宙物理学研究所などのグループは25日、火星を周回しているヨーロッパ宇宙機関の探査機、「マーズ・エクスプレス」のレーダーを使った分析結果をアメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表しました。

それによりますと、火星の南極にある氷のおよそ1.5キロ下に、直径およそ20キロにわたって、水が液体の状態で存在していることを示す証拠が得られたということです。

水のある部分は氷点下70度ほどですが、厚い氷によって高い圧力がかかり、塩分の濃度が高いため、水は液体の状態で存在していると見られるということです。

火星ではこれまでに、水が流れた跡とみられる地形が地表で見つかっていますが、液体の水が今も存在するのかは、研究者の間で議論が続いています。

研究グループは「あらゆる可能性を考慮したが、火星に水が存在すると結論せざるをえない」としていて、長年の議論に決着がつくのか注目されそうです。

情報源:「火星に液体の水存在の証拠」伊の研究グループ発表 | NHKニュース


火星の氷床下の湖(イメージ)
火星の氷床下の湖(イメージ)

【ワシントン共同】火星の南極にある分厚い氷床の下に液体の水で満たされた湖がある証拠を、火星を周回中の欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機「マーズ・エクスプレス」による観測で見つけたとイタリアなどのチームが25日、米科学誌サイエンスに発表した。

氷床下の湖は地球の南極やグリーンランドにもあり、微生物が見つかっている。火星にも同様の湖があれば、生命発見の期待が高まる。今回の調査によれば、厚さ約1.5キロの氷床下に幅約20キロの湖があるという。

チームは2012~15年、探査機のレーダーで氷床に向け電波を照射。底の岩盤に当たって反射してくる電波を分析して調べた。

情報源:火星の氷の下に湖が存在か 生命発見に期待高まる – 共同通信


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