新幹線止めた「太陽光パネル」 神戸市が設置規制強化を検討

新幹線止めた「太陽光パネル」 神戸市が設置規制強化を検討 | MBS 関西のニュース

ふむ・・・


 先週の大雨で山陽新幹線も一時運行を見合わせ大きな影響が出ましたが、理由は雨そのものではなく、神戸市の線路脇に設置されていた太陽光パネルが倒壊したから、というものでした。付近の住民が「ずさんな工事だ」と憤る中、神戸市は太陽光パネルの設置に規制を加えることを検討しています。

近畿に大雨が降り始めた5日。午後10時前、神戸市須磨区で山の斜面に設置されていた太陽光パネルが崩れ落ちました。現場のすぐ下には山陽新幹線の線路が。新幹線は安全確認のため一時、運転を見合わせました。

「住宅街を抜けると、太陽光パネルの崩落現場です。現在作業が行われています」(ビジャン亜里沙記者リポート)

13日に現場を訪ねると、倒壊したパネルはすでに撤去されていましたが、露わになった山肌からは現場が非常に急な斜面だったことがわかります。

「すごく怖かったですよ。セメントが割れる音とか地割れみたいな。太陽光パネルをつないでいる線がぷちぷち切れる音も聞こえた」(近所の住民)

この土地は付近の住宅を販売した工務店が所有。別の業者に委託しパネルを設置していましたが、住民には何の説明もなかったといいます。

「最初は3軒ぐらい家が建つと聞いてたんですけど、(今回のことで)工務店の会長と話をしたくて、来てくださいと連絡したんですけど、『忙しい』の一点張りで」(近所の住民)

太陽光パネルが設置されたのは4年前。なぜこんな狭くて危険な場所に設置されたのでしょうか?

「大阪府茨木市の住宅街です。ニュータウンですが、すべての住宅の屋根に太陽光パネルが設置されています。空から見ると、ここ数年、街では太陽光パネルがとにかく目立ちます」(神崎智大記者リポート)

7年前の東日本大震災以降、再生可能エネルギーの普及が叫ばれ「固定価格買い取り制度」で当時、高い価格が設定された太陽光発電に土地を余らせていた事業者などが殺到しました。

「京都府南部の井手町です。お茶の産地として知られますが、茶畑の一角に巨大な太陽光パネルの敷地があります」(記者リポート)

山一面に敷き詰められたパネル。この特徴的な形は…

「京都市伏見区です。こちらはゴルフコースの跡地なんですが、太陽光パネルが敷き詰められています。フェアウェイもグリーンも、すべて太陽光パネルです」(記者リポート)

「太陽光バブル」とも揶揄された状況。ずさんな工事で近隣住民とトラブルになるケースも相次ぎ、買い取り価格はその後大幅に引き下げられています。

「亀裂とか入ってるのを見ていたので、いつかは崩れるだろうと思っていた」(須磨区の住民)
「(斜面を)薄いコンクリートで固めてるだけだったので、こんなんで大丈夫なん?って」(須磨区の住民)

今回倒壊した太陽光パネル。確かに土台のコンクリートは薄く、骨組みも細いように見えます。「ずさんな工事だった」と住民は憤りますが土地が狭い場合、行政へ設置を報告する義務はなく、このパネルは規制の対象外でした。MBSの取材に対し、工務店の会長は…

「何も悪いことはしていないから、話すことはない。住民には来週、説明に出向くつもりだ」(工務店の会長)

大雨で露わになった太陽光パネルの危険性。神戸市の久元市長はパネルの設置になんらかの規制を加える方針を示しました。

「(危険なパネルが)放置されることになれば、周辺の生活環境に悪影響を与え、災害時にも大きな危険性をはらむことになる。神戸市独自の条例の制定も含め考えていきたい」(神戸市 久元喜造市長)

情報源:新幹線止めた「太陽光パネル」 神戸市が設置規制強化を検討(MBSニュース) – Yahoo!ニュース

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遅いよ。