広島・丸 後半戦フル回転じゃ 7日間“充電”前半戦の借り返す― スポニチ Sponichi Annex 野球

ふむ・・・


フリー打撃を行う丸(撮影・北條 貴史)
フリー打撃を行う丸(撮影・北條 貴史)

2位・巨人に6ゲーム差をつけ首位を快走する広島は、16日から今季1勝5敗と苦手とするナゴヤドームで中日3連戦に臨む。マツダスタジアムでの全体練習に参加した丸は15日、実戦のなかった7日間で英気を養い、離脱した前半戦の悔しさを晴らす活躍を誓った。

前半戦を終え打率はリーグ3位の・330で出塁率は同1位の・498。数字はもちろん、勝利への貢献度も高い。それでも、約1カ月の離脱があった事実を消すことはできず、丸の心が満たされることはなかった。

「ケガをした時点でマイナスにしかならない。プラスにして尻をぬぐいたいけど…。1カ月も出ていなかったので、そういう(多く出塁できたという)思いもない」

4月28日阪神戦の守備で、打球に飛び込んだ際に右足を地面で強打。右太腿裏筋挫傷を負い、プロ11年目で初めて故障による出場選手登録抹消を経験し、連続試合出場も700で止まった。チームをけん引する中心選手として戦列を離れたことが自身、許せなかった。だからこそ、後半戦への思いは強い。

「(離脱した分は)埋められるものではないので、勝ちに貢献できるように1試合1試合やるしかない」

後半戦は、今季は「鬼門」になっている名古屋から始まる。中日戦は5勝7敗とセ・リーグ相手に唯一負けが先行しており、ナゴヤドームでは1勝5敗とさらに分が悪い。4月20日からの3連戦では同一カード3連敗も喫した。それだけに、好発進を決めれば、リーグ3連覇に向けた不安要素をまた一つ減らすことができる。

「ここ最近は勝てていない。先を見ても長いので、しっかりと目の前の試合を戦うだけ」

好成績を残しながら球宴には選出されず、8日の巨人戦を最後に実戦のなかった7日間を「いい休養になったと思いたい」と充電期間として有効活用した。

「特に状態が良いとは思わない。(前半戦)最後の巨人戦は無安打。それで果たして状態が良いといえるのかどうかと思っている。結局、やるかやられるか。しっかりできるように準備するだけ」

どこまでもストイックな男の戦闘態勢は整った。完全燃焼しきれなかった前半戦の悔しさを、残り67試合にぶつける。(河合 洋介)

情報源:広島・丸 後半戦フル回転じゃ 7日間“充電”前半戦の借り返す(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

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