元Apple社員が自動運転カー開発プロジェクトから極秘情報を盗み出したとして逮捕される – GIGAZINE

日本も早く、スパイ防止法を整備しろよ。


Appleが独自に進めている自動運転カー開発プロジェクト「タイタン」に携わっていたという元社員が、タイタンの極秘情報を盗んだ容疑で逮捕・起訴されました。極秘情報を盗み出した元社員は、アリババが支援する自動車メーカーのXiaopeng Motorsへ就職しようとしていました。

Former Apple employee charged with stealing trade secrets from self-driving car project – The Verge
https://www.theverge.com/2018/7/10/17556034/fbi-apple-trade-secrets-xpeng-self-driving

Ex-Apple worker charged with stealing self-driving car trade secrets | Reuters
https://www.reuters.com/article/us-apple-theft/ex-apple-worker-charged-with-stealing-self-driving-car-trade-secrets-idUSKBN1K02RR

逮捕・起訴されたのは、2015年12月から2018年5月までAppleに勤務していたXiaoloang Zhang被告。最高で懲役10年・罰金25万ドル(約2800万円)の罪が科せられる可能性があります。

Appleの広報担当は、この事件について「Appleは非常に真剣に知的財産の保護に取り組んでいます。この問題については当局と協力し、個人および関係者がどのように責任を負うべきかを確かなものにするために取り組んでいます」と声明を出しています。

Zhang被告の逮捕に際してカリフォルニア州北部地区に提出された連邦訴状によると、Appleの自動運転カープロジェクトの計算チームに所属していたZhang被告は、回路基板の設計・テストに携わっていた模様。Zhang被告は2018年4月下旬にひと月の育児休暇から戻ってきた際、中国に住む病気の母親と過ごすために会社を辞めたいと上司に伝えたそうです。そして、Apple退社後は中国のXiaopeng Motorsで働くことになっているとも話していました。

Xiaopeng Motorsは2014年にモバイルインターネットの起業家であるHe Xiaopeng氏により設立された企業。

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Zhang被告がAppleの上司に辞職の意思を伝えた際のことについて、訴状には「彼はとても曖昧な表現を繰り返していた」と記されています。その後、Appleの新製品セキュリティ部門のメンバーがZhang被告の退社に向けたミーティングに参加した際、支給されていた携帯電話2台とノートPCの返却が求められました。ミーティング後、AppleはZhang被告に支給されていた端末を解析し、過去のネットワーク活動を調査したそうです。

すると、Zhang被告が辞職を申し出た前日に大量の検索および情報のダウンロードが行われていたことが発見されます。Zhang被告がダウンロードしていたのはタイタンの極秘データであり、社内に設置された監視カメラの映像から、2018年4月28日に自動運転カーの開発を行う実験室から出てくる様子も捉えられていたそうです。なお、Zhang被告が盗み出したデータはタイタンで開発中の回路基板データなど。Zhang被告が盗み出したデータは仕事で使用していた端末以外に、妻が使っていたノートパソコンにもバックアップが取られていたそうで、AppleがZhang被告の了承を得てそのノートPCを分析したところ、なんと40GB分もの極秘データが保管されていることが明らかになったそうです。

Appleはこれらの調査結果をFBIに知らせ、FBIはZhang被告の自宅の捜査などを進めていました。しかし、2018年7月7日になってZhang被告がカリフォルニア州サンノゼから北京までの往復航空券を購入したことが明らかになります。Zhang被告がサンノゼ国際空港の検問所を通過した際、FBIは逮捕に踏み切ったとのことです。

情報源:元Apple社員が自動運転カー開発プロジェクトから極秘情報を盗み出したとして逮捕される – GIGAZINE


整備しないうちは、情報や技術の横流しが行われているものと受け取らせてもらうよ。


はぁ・・・