落語家の桂歌丸さん死去 81歳

訃報:桂歌丸さん81歳=落語家、笑点で人気

81歳か、体調が悪いとは言われていたが・・・


古典落語の本格派として人気を集め、演芸番組「笑点」の司会者を務めるなど、落語界の「顔」として活躍した桂歌丸さんが、2日昼前、肺炎のため横浜市内の病院で亡くなりました。81歳でした。

桂歌丸さんは昭和11年、神奈川県で生まれ、中学校を卒業したあと、五代目古今亭今輔に入門し、その後、四代目桂米丸の門下に移って桂歌丸を名乗り、32歳で真打ちに昇進しました。

さらりとした味のある語り口が持ち味で、近代落語の祖と言われる三遊亭円朝の長編の怪談噺に次々に挑戦したほか、これまで埋もれていた落語の掘り起こしに長年取り組むなど、古典落語の本格派として高い人気を集めました。

また、落語ブームをけん引した民放の演芸番組「笑点」に、昭和41年の放送開始当初からレギュラーとして参加し、平成21年に亡くなった五代目三遊亭円楽のあとを継いで司会者も務めました。

平成16年からは落語芸術協会の会長を務め、名実ともに落語界の「顔」として、長年にわたって活躍しました。平成19年には旭日小綬章を受章しています。

歌丸さんは平成21年に持病の肺気腫が悪化して、一時的に入院したものの、復帰後は精力的に高座に上がっていました。

その後、呼吸器の病気や腸閉塞などで入退院を繰り返し、おととし5月には体力の限界を理由に「笑点」の司会を降板しました。

その後も入退院を繰り返す中、去年8月には東京・国立演芸場で毎年続けてきた夏恒例の高座に登場し、熟練の話芸を披露していました。

関係者によりますと、歌丸さんは2日午前11時43分、肺炎のため横浜市内の病院で亡くなったということです。

情報源:落語家の桂歌丸さん死去 81歳 | NHKニュース


桂歌丸さんと林家三平
桂歌丸さんと林家三平

落語家の桂歌丸さんが2日、亡くなったことが分かった。81歳だった。歌丸さんは長く日本テレビの演芸番組「笑点」に出演。1日にも「笑点」が始まる直前の「もう笑点」というミニ番組に出演。鼻に酸素チューブこそはめていたが、しっかりとした物言いで、林家三平相手に軽妙なやり取りを披露していたばかりだった。

歌丸さんは、「もう笑点」で三平相手に「おひとりさま大喜利」を展開。「今日の問題はね、体操しながら何か一言。何か体を動かしながら一言仰ってください」とお題を話すと、「面白い答えですからね」と念押し。

三平は「ジュースこぼしちゃった。拭かなきゃ!」と言いながら、テーブルを拭く動作をして「ふっきん、ふっきん」と布巾と腹筋をかけた回答をするも、歌丸さんは渋い表情。そして最後に「きがつきました。運動不足とは違うんですね。噺家としての根本的な問題を抱えてらっしゃるようです、この方は」と言い放ち、会場は笑い。三平は「どうもすいません」と先代・三平譲りのギャグで返していた。

情報源:歌丸さん、きのう1日に「もう笑点」で三平と軽妙やり取り(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

情報源:歌丸さん、きのう1日に「もう笑点」で三平と軽妙やり取り/芸能/デイリースポーツ online


桂歌丸さん
桂歌丸さん

落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸=本名・椎名巌(しいな・いわお)=さんが2日、亡くなった。81歳。近年は肺炎と腸閉塞で入退院を繰り返し、酸素吸入器をつけたまま高座に上がり続けた。噺家は高座で死ねたら本懐-。落語を愛し、最後まで高座への執念をみせていた。

歌丸さんは2015年から腸閉塞や肺炎を患い、入退院を繰り返していた。15年元日には、新宿末広亭の初席に出演しようと自宅を出る直前に動悸が激しくなったため、取りやめ。同1月いっぱい高座を休演し、同2月4日に千葉県芝山町で行われた寄席で高座復帰していた。鼻に酸素吸入用の管(チューブ)をつけた状態で、「昨年は病院に霊柩車、いや救急車で運ばれました」と自身の病気をネタに小気味よい話芸で観客を爆笑させていた。

16年5月で放送開始から50年間レギュラーを務めてきた日本テレビ系「笑点」を勇退。体力の限界だった。最後のあいさつでは「涙みせまい、と思ったんですけど、やっぱりダメでした」。前身の「金曜寄席」から52年。歴代笑点メンバーらへの思いがこみ上げたという。“卒業”後、「落語をやる以外に何もないです」と話していた通り、入院で体重が35キロになっても、酸素吸入の管をつけた満身創痍の身体で高座に上がり続けた。

「大喜利の歌丸で終わりたくない」との思いで、幕末期から明治期を生きた名人、三遊亭圓朝の長編ものに取り組み、「これをやるのが自分の宿命だと思っています」と語っていた。

情報源:桂歌丸さん死去、81歳 16年5月に「笑点」勇退…近年は酸素吸入器つけ高座(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

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桂歌丸さん
桂歌丸さん

日本テレビの演芸番組「笑点」のレギュラーを長く務め、親しまれた落語家・桂歌丸さんが2日、死去した。81歳。横浜市出身。

【略歴】(敬称略)

▼1936年8月14日、横浜市生まれ。実家は真金町の遊女屋。(自著より)

▼51年、中学3年の秋に五代目古今亭今輔に入門。

▼57年秋、4つ年上の冨士子夫人と結婚。横浜の生家の向かいの蒔絵師の末娘で、周囲の反対に「噺家としてのあの人にかけてみる」と説き伏せたという

▼58年 師匠の今輔との関係がこじれ、飛び出す。その後、生活費を稼ぐため、夫人と一緒にポーラ化粧品のセールスマンをしたり、メッキ屋で働いたことも

▼61年、桂米丸門下となる(桂米坊)

▼64年1月、桂歌丸と改名。高座では「歌がまるで歌えないから歌丸になった」と説明

▼65年、日本テレビで「笑点」の前身番組、「金曜寄席」がスタート。司会は立川談志

▼66年5月、「笑点」がスタート。大喜利メンバーとなる

▼68年、真打昇進

▼79年、落語芸術協会理事に就任。99年に副会長、2004年に会長(五代目)に就任

▼05年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞

▼06年5月、「笑点」五代目司会者に就任。番組の40周年を機に、5代目三遊亭円楽が勇退した

▼07年、旭日小綬章受章

情報源:桂歌丸さん死去、81歳【略歴】横浜の遊女屋に生まれ、15歳で弟子入り(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

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人気演芸番組「笑点」で長く親しまれた落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸(かつら・うたまる、本名・椎名巌=しいな・いわお)さんが2日、死去した。81歳。

桂歌丸さん=根岸基弘撮影
桂歌丸さん=根岸基弘撮影

1951年、15歳で五代目古今亭今輔に入門し前座名今児(いまじ)を名乗った。2年半ほど落語界から遠ざかったが、61年兄弟子の桂米丸門下に移り米坊として出直し。64年歌丸と改名し、68年に真打ち昇進した。

66年に始まった日曜夕方放送の「笑点」では、一時降板したが、当初からのレギュラーメンバー。三遊亭小円遊さん(80年死去)や三遊亭楽太郎(現六代目円楽)さんとの掛け合いが、茶の間の人気を呼んだ。2006年には五代目円楽さん(09年死去)に代わって5代目の司会者を16年まで務め、高視聴率番組の安定した人気をけん引した。

生家は横浜の妓楼(ぎろう)。地元愛は有名で、74年からは地元にある三吉演芸場で独演会を開いてきた。芸や噺(はなし)の継承にも力を入れ、「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」「怪談乳房榎(ちぶさえのき)」といった三遊亭円朝の長編の続き物を数多く手がけた。

04年に落語芸術協会会長、10年からは横浜にぎわい座館長も務め、後継の育成や落語界発展に尽くした。

芸術選奨文部科学大臣賞、文化庁芸術祭賞など受賞多数。07年旭日小綬章。16年文部科学大臣表彰。

著書に「座布団一枚! 桂歌丸のわが落語人生」など。

近年は誤えん性肺炎などで体調を崩し、入退院を繰り返していたが、今年4月の国立演芸場では隔日でトリをつとめ、長講の「小間物屋政談」を熱演していた。

情報源:<訃報>桂歌丸さん81歳=落語家、笑点で人気(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

情報源:訃報:桂歌丸さん81歳=落語家、笑点で人気 – 毎日新聞



お悔やみ申し上げます。