将棋界の天才「東の増田・西の藤井」 20歳・六段の快挙を成し遂げた増田康宏六段

将棋界の天才「東の増田・西の藤井」 20歳・六段の快挙を成し遂げた増田康宏六段 | AbemaTIMES

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見せつける―。多くのファンが見守る中、己の実力を証明することを誰よりも希求しているのは彼なのかもしれない。

将棋界の天才「東の増田・西の藤井」 20歳・六段の快挙を成し遂げた増田康宏六段
将棋界の天才「東の増田・西の藤井」 20歳・六段の快挙を成し遂げた増田康宏六段

持ち時間各5分、一手指すごとに5秒が加算される「フィッシャールール」の劇性が話題を呼んでいる将棋の超早指し棋戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」。7月1日から放送が始まる予選Bブロックで山崎隆之八段(37)、佐々木大地四段(23)、大橋貴洸四段(25)と同組で戦う増田康宏六段(20)である。1回戦で佐々木、勝てば1位決定戦で山崎と大橋の勝者と対戦する。

収録日のスタジオ。対局前の棋士たちは将棋会館での通常対局よりリラックスした表情を見せる者が多いが、増田は部屋の片隅で静かに鋭い眼光を放っていた。本棋戦に寄せる並々ならぬ覚悟を感じさせる。

デビュー以降、最も名前が知れ渡ったのは昨年6月26日のことだろう。第30期竜王戦の決勝トーナメントに5組優勝者として出場し、6組優勝者の藤井聡太四段(当時)と1回戦で激突した。

鮮やかな寄せを披露した藤井が勝って歴代新記録の公式戦29連勝を達成したことで、対戦相手の増田の名前はあらゆるメディアで連呼された。将来を嘱望される若者にとって屈辱以外の何物でもなかったろう。

藤井が「西の天才」なら、増田は「東の天才」である。東京都出身で森下卓九段門下。2012年の中学3年時に棋士養成機関「奨励会」の三段に昇段すると、初参加の三段リーグでいきなり12勝6敗の好成績を収めた。あと2勝していれば、5人目の中学生棋士になっていたのは藤井ではなく増田だった。

2016、17年度と新人王戦で連覇。1994~95年度の丸山忠久九段(後の名人)、96~97年度の藤井猛九段(後の竜王)以来3人目の連覇者である。

勢いを止めることなく、2018年をさらなる飛躍の1年にしている。1月に「四段昇段後100勝」を達成し、規定により五段に昇段。3月には藤井と同時に順位戦C級2組からC級1組に昇級。5月には竜王戦4組優勝を果たし「竜王戦ランキング戦2期連続昇級」の規定を満たして六段昇段を果たした。藤井の「15歳七段」の影に隠れてはいるが「20歳六段」も相当にアンビリーバブルな快挙である。

放送前々日の29日には、竜王戦決勝トーナメント2回戦で4組優勝者として5組優勝者の藤井を迎える。絵に描いたようなダイレクト・リマッチ。復讐への情熱を抱いていることは間違いない。宿命の対決は何度でも繰り返される。天才と天才は、本棋戦でも再び雌雄を決するのだろうか。

◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。

情報源:将棋界の天才「東の増田・西の藤井」 20歳・六段の快挙を成し遂げた増田康宏六段(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース

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