将棋 藤井聡太七段 15歳の素顔に迫る

将棋 藤井聡太七段 15歳の素顔に迫る | NHKニュース

へぇ・・・


高校生の将棋棋士、藤井聡太七段(15)がNHKの単独インタビューに答えました。
どのような高校生活を送っているのか、これまでの快進撃をどう評価しているのか。自身の言葉で今の思いを語ってくれました。

勝ち負けにはこだわらない

プロになって以来、住んでいる愛知県瀬戸市から東京や大阪に出向いて対局を続けている藤井七段。インタビューは対局後に行われました。

Qふだん対局を終えて、まず真っ先にこれがしたいって思うことはあるんですか。

A対局が終わったあとですと、やはりまだ対局中の余韻というものが残っていて、その対局についてもっと深く掘り下げたいっていう気持ちが強いですね。

Q対局の前に必ずすること、願かけのようなものもあるんですか。

A私の場合、ルーティーンワークみたいなものはないので、ふだんどおり臨めればいいかなといつも思っているんですけど。

Q必ず、前夜はこれを食べるとか、朝はこれを食べるとか、そういうのはないですか。

Aそうですね、あまりそういうこだわりは特になくて。

Qよく自然体という言葉をお使いになりますが、自然体というのが藤井さんの中で大事なものなんですか。

Aそうですね。いつも変わらない気持ちで盤に向かえればいいかなと思っています。

Qプレッシャーのようなものは感じないですか。

Aそうですね。やはり勝ち負けにこだわりすぎてしまうとよくないかなと思っているので。あまりそういうことを考えずに、盤上の最善手を真摯(しんし)に追求するということが、結果的に勝ちにもつながることなのかなと思っているので。

Q対局中は勝ちというよりは、次の一手をどうするかに集中しているということですか。

Aそうですね、どうしてもやっぱり勝ちたいとか、そういった気持ちは入ってしまうんですけれど、なるべく盤上のほうに集中してと思っています。

ここまでの点数は?

前人未到の公式戦29連勝、最年少での棋戦優勝に七段昇段と、さまざまな記録を塗り替えてきた藤井さん。自身の快進撃をどう捉えているのでしょうか。

Qおととしプロになられて、一気に階段を駆け上っているなという印象を感じますが、ここまでの棋士としての人生を振り返っていかがですか。

Aプロになってから1年半ですけれども、これほど結果を残せるというふうには考えてなかったですが、むしろプロになった当初は不安な気持ちというのも大きかったので、ここまで来られたというのは、本当に自分の思っていた以上の結果が出せたかなと思うんですけど。その一方で、トップ棋士との対戦でまだまだ甘さを感じる部分もあるので、そういったところはこれから埋めていけたらと思っています。

Q100点満点でいうと何点ですか。

Aうーん、そうですね。やはり満点とはいかないんですけれども、80点といったところでしょうか。プロになってから、実力的にも成長できたところがあったかなというふうに思うので。

Qどういったところで成長を感じるんですか。

Aそうですね、形勢判断といって、局面のよしあしを判断するというところで、そのあたりで以前より正確な判断ができるようになったかなというふうに感じています。

Qプロになってから将棋に対する向き合い方は変わったんですか。

Aやはりプロになると、対局を多くの方に見ていただけるようになるので、いい内容の将棋を指したいという思いが強いです。自分の将棋を見ている方に楽しんでいただけたらというふうに思っていますし、もちろん自分も少しでも最善を追求して、それに近づけたらという気持ちがプロになってからはより強いです。

Q逆にプロになっても変わらない、大切にしていることはあるんですか。

Aああ、はい。やはり変わらない部分のほうが多いといいますか、それがほとんどなんですけど、ふだんの将棋への取り組みというのは本当に今までと変わらないです。

Qプロになって将棋が職業となりましたが、そこで重みになったり、苦しいと思うことはないですか。

Aうーんそうですね、自分自身はやはり、プロになったことで将棋に対する意識というのは本当に変わっていなくて、本当にプロになる前からずっと変わらないという感じです。

授業をしっかり聞くことを大切に

藤井七段はことし4月に高校に進学。学校生活や学業との両立についても聞きました。

Q高校の授業を休まないといけない時は、どういうふうに勉強に追いついているんですか。

Aそうですね、やはりふだん学校で授業をしっかり聞くというのをいちばん大切にしています。

Q学校生活は楽しいですか。

Aいいリフレッシュというか、新しいものに触れることもできますし、いい影響を与えているのかなと。家で将棋ばかりしていると、どうしても発想に行き詰まってしまうとか、そういったこともあるので、学校での時間も大切なものかなというふうに感じています。

Qお友達とはどういう会話をされるんですか。

Aあんまり将棋の話はしないですね。本当にたあいもない話ばかりですけど、私は鉄道が趣味ですので、そういった話とかも多いですね。

Q好きな科目、嫌いな科目はありますか。

Aそうですね、好きな科目は数学ですかね。

Q理由は何ですか。

Aなんていうか、答えがはっきり定まるところが合っているのかなと思います。

Qそれは将棋とつながるところですか。

A将棋も突き詰めれば、必ず1つの結論というのがあるんですけど、難しすぎて、もちろんそこにはそうそうたどり着けないですけど。もしかしたら、つながりというのはあるのかなと思います。

Q学業との両立はできていると思いますか。

Aそうですね、今のところは、いい感じでやれているのかなと。

Q成績はどうですか、高校入って2か月ぐらいですが、追いついていけているという感覚がありますか。

Aああそうですね、だいたいの教科でしっかりできているかなと思います。

「盤上の景色の変化を体感したい」

藤井七段は現在、「王座戦」など3つのタイトル戦で、挑戦者を決める対局に勝ち進んでいます。タイトルの「挑戦」や「獲得」が早くも現実味を帯びてきました。

Qこれからずっとプロ棋士の人生が続いていきますが、どんどん強くなったその先に何があるんですか。

Aそうですね、やはり強くなることによって、盤上に見える景色っていうのはどんどん変わってくると思うので、それを自分の目で体感したいという気持ちが強いです。今の自分には思いつかない、考えの至らない手っていうのは本当にまだたくさんあると思うので、強くなると、そういったものが見えてくるんじゃないかなと思っています。

Q最後に、タイトルに向けては、どのように思っていらっしゃいますか。

Aプロになった当初はタイトルは遠い目標のように感じられたんですけど、プロになってからの1年半で、いろいろな対局を重ねる中で、タイトルへの距離というのが見えてきた部分もありますので、さらに強くなることによって、その距離を少しでも縮めて行けたらと思っています。今の段階では挑戦といったことは意識せずに、目の前の一局に全力を尽くしていきたいと思っています。

Qプロ棋士になって、これだけは常に持っていようという思いは何かありますか。

Aそうですね、やはり将棋に対しての探究心、好奇心というもの、ほんとうにこれは将棋を始めたころから感じていたものなので、この気持ちは忘れずに大切にしていきたいなと思っています。

情報源:将棋 藤井聡太七段 15歳の素顔に迫る | NHKニュース


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