(時時刻刻)疑惑、正面から答えない首相 集中審議 森友・加計問題:朝日新聞デジタル

朝日はまだやってるのか・・・


安倍晋三首相の答弁パターン
安倍晋三首相の答弁パターン

森友・加計(かけ)学園をめぐる新たな文書の公表後、初めての集中審議が28日に衆参両院の予算委員会で行われた。安倍晋三首相は従来の答弁を変えず、質問に正面から答えない場面も。つじつまの合わない部分も残り、7時間にわたる質疑でも首相が言う「うみ」は出し切れなかった。▼1面参照

■森友、昭恵氏関与「贈収賄でない」

首相は強気の姿勢を崩さなかった。

財務省が国会に提出した森友学園との国有地取引をめぐる交渉記録には、首相の妻昭恵氏について10カ所以上記されている。財務省の決裁文書には、森友学園の籠池泰典理事長(当時)が近畿財務局に伝えたとされる「いい土地ですから、進めて下さい」という昭恵氏の発言の記載もある。

それでも首相は「妻は籠池前理事長から何度か留守番電話にメッセージをいただいたが、具体的な内容は全く聞いていなかった」「テープがあったわけでも何でもない。籠池さんが言っている話でしかない」とかわし、「文書を見ても私や妻の関与がないのは明らかだ」と強弁した。

ただ、「関与」について、国民民主党の増子輝彦氏にこんな説明をした。

「政治の世界において大きな問題になってきた贈収賄では全くない。そういう文脈の中において、私は『一切関わっていない』と申し上げている」

首相自身や昭恵氏による関与が発覚すれば「首相も国会議員も辞める」と答弁していたことから、「関与」の定義を金品の授受に絞った形だ。

この日の審議では、新たな「疑惑」も出てきた。共産党が独自に入手した記録をもとに、財務省理財局長と国土交通省航空局長による協議を追及した。

共産党によると、協議は昨年9月7日に行われた。理財局長が、まだ国会に提出していなかった決裁文書について「政権との関係で、デメリットも考えながら対応する必要はある」と発言。さらに、約8億円の値引きの妥当性を調べていた会計検査院の報告書の文言を変えようと画策していた、としている。

官僚たちが国会に決裁文書を提出する前から政権への打撃を気にしていたことをうかがわせ、内閣から独立した地位にある会計検査院への「介入」にも映る内容と言える。

当事者の太田充理財局長は「記憶を取り戻せと言われても無理だ」とし、首相も「その紙がどういうものか承知していない」と述べるにとどめた。(南彰)

■加計「誤情報」、「抗議する理由ない」

加計学園の獣医学部新設をめぐる追及には、焦点をはぐらかす姿勢が目立つ。

愛媛県が21日に国会へ提出した文書には、加計学園の報告として2015年2月に首相が加計孝太郎理事長と面会したと記載されている。立憲民主党の福山哲郎幹事長が事実関係をただすと、首相は「その場に愛媛県がいたわけではない。伝聞の伝聞だ」と主張。新聞に掲載された「首相動静」に加計氏の名前がないことを根拠に面会を否定した。

加計学園は26日、「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまった」とするコメントを出した。これも首相は根拠の一つとしている。福山氏から「(うその情報を伝えた)加計学園に抗議しなかったのか?」と問われると、首相は「抗議をすることについては、そもそもその理由がない」と答弁した。

だが、この加計学園の説明と愛媛県の文書には矛盾もある。共産党の小池晃書記局長がその点を突いた。

愛媛県の文書では、2015年2月に愛媛県今治市が県に対し、学園関係者が加藤勝信内閣官房副長官(当時)と面会したことを報告し、「理事長が安倍総理と面談する動きもある」と伝えたとしている。加藤氏は学園関係者との面会を認めており、小池氏は「架空のことを予告するのか」と疑問をぶつけた。

15年2月の首相と加計氏の面会を受け、当時の柳瀬唯夫首相秘書官が資料の提出を学園側に指示し、3月24日に柳瀬氏が官邸で学園関係者と協議したという記述もある。小池氏は「首相と理事長の面談が架空のものだとすると、説明のつかないことが多すぎる」と指摘し、首相にこう迫った。

「みんなで総理をかばうために無理な話をさせるのはやめようじゃないか」

これに対し、首相は「柳瀬秘書官から私に相談することは全くない」などと、従来の主張を繰り返すばかりだった。(星野典久)

■「ご飯論法」と指摘

「これが今話題の『ご飯論法』ってやつですよ。すり替えて、まともに答えようとしない」。小池晃氏は首相の答弁をこう評した。

「ご飯論法」のもとは法政大の上西充子教授のツイートだ。働き方改革関連法案をめぐる加藤勝信厚生労働相の答弁について、朝ご飯は食べたのかとの質問に「(パンは食べたが)ご飯は食べていない」と答えているようなものだと指摘。食事をしたのか聞いているのに「米の飯」は食べていないとずらす答え方が、加計学園問題にも当てはまるなどとネット上で広まった。

首相と加計氏との面会が記された愛媛県の文書について、首相は「コメントする立場にはない」と繰り返し強調。その上で「私から直接依頼や指示を受けた人はいないことは明らかになっている」といった答弁を続けている。

面会したかどうかを聞いているのに関与がないことを強調する姿勢を「ご飯論法」になぞらえたものだ。(中崎太郎)

情報源:(時時刻刻)疑惑、正面から答えない首相 集中審議 森友・加計問題(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

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