【将棋】無冠の帝王、豊島八段 初タイトルに挑む 観戦ツアー参加者募集 – 産経WEST

とうとう、主催者から呼ばれてしまったな。


羽生棋聖に挑戦する豊島八段
羽生棋聖に挑戦する豊島八段

将棋の第一人者で今年2月に国民栄誉賞を受賞した羽生善治棋聖(47)=竜王=に豊島将之八段(28)が挑む将棋タイトル戦「第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)が6月6日に開幕する。羽生棋聖が防衛すれば歴代単独最多記録を更新する11連覇となる。挑戦者は関西若手トップ棋士の豊島八段。棋聖戦への挑戦は平成27年の第86期以来2度目となる。羽生棋聖が記録をのばすか、豊島八段が初タイトルを獲得するかが注目される。

豊島八段は、タイトルこそ獲得していないが、「無冠の帝王」といわれるほど強敵だ。23年と28年に王将戦、26年に王座戦、27年に棋聖戦で挑戦しており、今回でタイトル戦挑戦は5回目となる。棋聖戦と王座戦はいずれも羽生棋聖に挑戦した。

現在、名人戦の予選にあたる順位戦ではA級で、竜王戦でもランキング戦は1組といずれも最上位。29年度の成績は62対局44勝18敗。対戦相手のほとんどがトップ棋士を相手にしている中、7割を超えた成績は驚異的だ。それなのに、タイトルをつかみ損ねている。

敗因は「そのシリーズによって毎回違っている」というが「棋聖戦では1、2局目はよかったですが、3、4局目で体力切れのようになってしまった」と振り返った。「実力不足の自覚がありました。克服しようとしましたが、調整に力を入れたほうがよかったかもしれません」と話す。

今年3月は多忙だった。王将戦に加え、順位戦だ。順位戦は最終局で名人挑戦者が決まらず、6勝4敗の6人が並び、プレーオフとなった。このプレーオフで豊島八段は3連勝したが、羽生棋聖との対戦で敗れ、名人へ挑戦権はつかめなかった。王将戦も敗れた。

「忙しすぎて、調整以外のことができませんでした」と振り返るが、「以前だったら、落ち込むところでしたが、目の前に棋聖戦の予選がありました。わりとすぐに気持ちを切り替えられました」と表情を引き締めた。

豊島八段は「これまでうまく行っていなかったが、あきらめずに指してきました。王将戦と順位戦が終わってこんなに早くチャンスがやってくるとは思わなかった。タイトルを獲得できるよう、全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

兵庫県洲本市のホテルニューアワジで開かれる第1局の宿泊プラン(1泊2日)では、初日の6月5日は、羽生棋聖や豊島八段らが出席する前夜祭に参加でき、6日は対局中の対局室を特別に見学できる。また、村田智穂女流二段と長谷川優貴女流二段による指導対局もあり、斎藤慎太郎七段が解説する大盤解説会にも参加できる。

代金(1人)は4~6名1室4万8千円、3名1室5万円、2名1室5万3千円、1名1室6万3千円(1泊3食、税込み)。

問い合わせは、サンケイトラベル((電)06・6633・1515=平日午前9時半~午後5時半、土曜は午後2時まで)。

また、前夜祭や大盤解説会のみの参加もできる。前夜祭は6月5日午後6時から、参加費は記念品付きで1万円。大盤解説会は6日午後2時から、参加費はドリンク付きが1500円で、ドリンク・入浴券付きは3千円。問い合わせはホテルニューアワジ((電)0799・23・2200)。

情報源:【将棋】無冠の帝王、豊島八段 初タイトルに挑む 観戦ツアー参加者募集 – 産経WEST



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