【MLB】大谷翔平、ベース規格を変えるか 「セメントのように硬いベースのために負傷」(1/2ページ) – 産経ニュース

そんなに固いの?


4月27日、ヤンキース戦の5回、二ゴロに倒れ一塁に駆け込むエンゼルス・大谷。この際に左足首を捻挫し途中交代になった=アナハイム(AP)
4月27日、ヤンキース戦の5回、二ゴロに倒れ一塁に駆け込むエンゼルス・大谷。この際に左足首を捻挫し途中交代になった=アナハイム(AP)

【アナハイム=住井亨介】大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が走塁中に左足首を捻挫したアクシデントが、米国で議論となっている。硬く、高さのあるベースの規格が問題だというもので、「二刀流」ファンの声がメジャーのルール変更につながるか注目を集めている。

大谷が負傷したのは4月27日、本拠地アナハイムで行われたヤンキース戦の五回の第2打席だった。二ゴロで一塁へ全力疾走してベース上にいたヤンキースの一塁手・ウォーカーと交錯する形となり、ベース隅を踏んでひねってしまった。

このけがで大谷は同28、29日のヤンキース戦を欠場し、チームは4連敗を喫した。これに不満を募らせたファンを代弁するかのように声を上げたのが、スポーツ専門局ESPNなどで番組司会を務めるブライアン・ケニー氏だ。

「マイク・トラウト(エンゼルス)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、そしてショウヘイ・オオタニがセメントのように硬いベースのために負傷した。これを変えられないのか」

短文投稿サイトのツイッターでこう訴えると、「高さを低くすればいい」「もっと平らなゴム製にするべきだ」などと賛同の声が広がった。

大リーグの公式ルールでは、ベースの大きさは15インチ(約38センチ)四方で、厚さは3インチ(約7・6センチ)以上5インチ(12・7センチ)以下。中身は柔らかい素材を詰めるとされているが、表面は強化ゴムでかなり固い。

米メディアによると、昔は麻袋などに土や砂、おがくずを詰め、簡単に動かせるものだったが、マイナーリーグの選手、監督だったジャック・コルベット氏が、ベース裏側の支柱がグラウンドに刺さって固定される現在のタイプを開発。大リーグは1939年から採用している。

過去にも多くの選手が走塁絡みが原因でけがをしており、かつてESPN(電子版)も問題提起し、オリオールズのバック・ショウォルター監督の「最悪のベースだ。滑りやすくて固く、いろいろなけがを引き起こす。(昔の)麻袋に戻した方がいい」との言葉を紹介している。

だが、サザン・カリフォルニア・ニュース・グループのジェフ・フレッチェン記者が「柔らかくすればもっと危険になってけがが増える」とするように、スポーツ記者らの間では懐疑的な見方が多く、規格変更論は大勢になっていない。

ただ、ロサンゼルス・タイムズ紙のジェフ・ミラー記者は「大問題になるのは大谷への注目がそれだけ高まっているからだろうね」とし、日ごとに増す二刀流の存在感を指摘した。

情報源:【MLB】大谷翔平、ベース規格を変えるか 「セメントのように硬いベースのために負傷」(1/2ページ) – 産経ニュース


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