(大志 藤井聡太のいる時代)成長編:2 立体パズルに熱中「気が済むまで自由に」:朝日新聞デジタル

へぇ・・・


幼稚園の入園式の朝、自宅庭で写真に納まる藤井聡太六段。庭では水たまりを作って遊ぶのが好きだった=2006年
幼稚園の入園式の朝、自宅庭で写真に納まる藤井聡太六段。庭では水たまりを作って遊ぶのが好きだった=2006年

藤井聡太(そうた)六段(15)はこの春、高校に進学した。肩書は「中学生棋士」から「高校生棋士」になったが、「学業と将棋の日々」を送っているという点は変わらない。

昨年6月、史上単独1位となる公式戦29連勝を達成する直前に、愛知県瀬戸市の自宅を訪ねた。リビングの本棚には将棋の戦術書や詰将棋(与えられた駒の配置と持ち駒で王将を詰める問題)の本がぎっしりと並んでいた。将棋以外の趣味について尋ねると、聡太は「最近はあまりやりませんが、パズルですかね」と答えた。

住宅設備機器会社に勤める父正史(まさし)(49)と母裕子(ゆうこ)(48)との間に生まれた。4歳上に兄がいる。隣は母方の祖父母の家だ。

興味を持ったことは、何でも気が済むまで自由にやらせてみよう。

これが、夫婦の子育てのモットーだった。「意見は言いますが、『こうしなさい』と強要はしません。嫌なことはずっと続かないと思いますから」。裕子の頭の片隅には、教育熱心だった自身の母親のもとで、習い事に取り組んできた幼いころの少し苦い記憶があった。

聡太が初めて何かに熱中したのは、3歳のときだった。スイス製の「キュボロ」という木製立体パズルに夢中になった。溝や穴の空いたブロックを積み木のように組み合わせ、ビー玉を転がすコースをつくる玩具で、外から見えない部分を想像しながら通路をつくるのが妙味だ。

裕子は、キュボロを与えたときの聡太の様子を覚えている。「説明だけすると、夢中になって遊び始めました。ブロックの積み方は雑でしたが、ビー玉は通る。空間認知ができることに驚きました」。鉛筆が持てるようになると、迷路を描くことに没頭。新聞の折り込みチラシの裏面に模様のような細かい迷路を、飽きるまで描き続けた。

「好きなことに一心不乱、のめり込むタイプでした」と裕子。この後、いっそう聡太を夢中にさせることになるのが、将棋だった。=敬称略

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)成長編:2 立体パズルに熱中「気が済むまで自由に」(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)成長編:2 立体パズルに熱中「気が済むまで自由に」:朝日新聞デジタル


ほぉ・・・