受刑者はどこに 逃走から4日経過も行方分からず

受刑者はどこに 逃走から4日経過も行方分からず | NHKニュース

はぁ・・・


愛媛県今治市の刑務所から男の受刑者が逃走した事件で、警察は12日も潜伏していると見られる広島県尾道市の島で捜索を続けていますが、1000軒以上ある空き家の捜索は、管理者などの許可が必要なため難航していて、逃走から丸4日たった今も、男の行方はわかっていません。

今月8日に刑務所から逃走し、指名手配されているのは、愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場に盗みなどの罪で服役している平尾龍磨受刑者(27)で、警察は、広島県尾道市の向島に潜伏していると見て行方を捜査しています。

警察によりますと、島内では、住宅などから現金などが盗まれる被害が6件相次ぎ、このうち現金などが盗まれた車からは、平尾受刑者の指紋が検出されました。

車の周辺では、カラの菓子の袋や牛乳パックなども見つかり、警察は食料などを盗みながら潜伏している可能性があるとみています。

一方、10日以降、新たな盗みの被害は確認されず、足取りはつかめていないうえ、1000軒以上ある空き家の捜索は管理者や所有者の許可が必要なため難航していて、これまでに有力な手がかりは得られていないということです。

警察は、本州などと結ぶ橋で、24時間態勢で検問を続けるとともに、1000人規模の態勢で捜索を続けることにしています。

住民の生活に影響も

向島では、警察の検問で渋滞が発生しているほか、住民が外出を自粛するなど生活への影響も広がっています。

向島では尾道大橋などを通って島から本州に出る車に対し、警察による検問が行われていて、橋の手前では日中でも数百メートルにわたる渋滞が発生しています。この渋滞を避けるため、本州側とフェリーで行き来を始めた人も多く、フェリー乗り場は混雑していて、利用者はふだんより増えているということです。

フェリーを待っていた島に住む80代の男性は「ふだんは橋を使うのですが渋滞していると聞いて、多少、料金を払ってもいいと思い、フェリーを使うことにしました」と話していました。

一方、住民たちは外出を控え、商店街などはふだんより閑散としていると言います。

60代の女性は「近所の人はみな買い物をできるだけ短時間で済ませて、あとは外に出ないようにしているので、商店街の人通りがいつもよりずっと少なくなっています」と話していました。

平尾受刑者が乗り捨てたと見られる盗難車が見つかった場所から1キロほどの向東小学校では、12日も子どもたちが保護者に付き添われて登下校しました。

5年生の児童を迎えに来た祖母は「保護者が迎えに来るようにと言われていますが、仕事がある人は困っていると聞いています。学校からは子どもを外に出さないようにと言われていて、ずっと家にいさせています。早く解決してほしいです」と話していました。

週末イベント中止のおそれ

事件の影響で、週末に予定されているイベントが中止になるおそれも出ています。

向島を含めた瀬戸内海の島々を自転車でめぐるイベントは14日から2日間の日程で開かれ、およそ1800人が参加する予定ですが、14日の早朝までに事件が解決していない場合、主催者側では、中止を判断せざるをえないとしています。

情報源:受刑者はどこに 逃走から4日経過も行方分からず | NHKニュース


ふむ・・・