ザッカーバーグ氏、自身の情報流出認める データの広告利用は擁護

BBCのYouTubeチャンネルで配信があった。


米下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言するフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(2018年4月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAUL LOEB
米下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言するフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(2018年4月11日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAUL LOEB

【4月12日 AFP】交流サイト(SNS)世界最大手、米フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は11日、米下院の公聴会で証言し、外部企業に流出したユーザー情報の中に自身の個人情報も含まれていたことを認めた。一方で、広告主へのユーザー情報提供方法をめぐる厳しい批判に反論し、自社のビジネスモデルを擁護した。

ザッカーバーグ氏は、前日の上院に続き2日目となる下院エネルギー・商業委員会(House Energy and Commerce Committee)公聴会での証言で、ユーザー情報の不正使用をめぐり厳しい視線が注がれているソーシャルメディア企業に対する規制は「不可避」だと認めた。だが同時に、フェイスブックが無料会員22億人のデータや投稿を利用し4800億ドル(約51兆円)に上る広告収入を得ていることをかたくなに擁護した。

また、2016年の米大統領選挙でトランプ陣営に雇われた英企業ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)がフェイスブックから8700万人分のユーザーデータを不正取得した問題について、自身のものを含むユーザー情報が外部に流出した経路は既に遮断されていると改めて強調した。

ザッカーバーグ氏は前日の上院での公聴会で、ケンブリッジ・アナリティカによる個人情報不正使用の責任は自分にあると認めていた。だが下院公聴会では、データの利用を許すかどうかはユーザーの選択にゆだねられているとし、情報利用に関する既存の「オプトイン(事前承認)」規定によってプライバシーは十分に保護できているとの見方を固持した。(c)AFP/Paul HANDLEY

情報源:ザッカーバーグ氏、自身の情報流出認める データの広告利用は擁護(AFP=時事) – Yahoo!ニュース

情報源:ザッカーバーグ氏、自身の情報流出認める データの広告利用は擁護 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

4月11日、米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言し、政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流出した最大8700万人のユーザー情報の中に自身のものも含まれていたことを明らかにした。写真は同日、下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言するザッカーバーグ氏(2018年 ロイター/Aaron P. Bernstein)
4月11日、米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言し、政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流出した最大8700万人のユーザー情報の中に自身のものも含まれていたことを明らかにした。写真は同日、下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言するザッカーバーグ氏(2018年 ロイター/Aaron P. Bernstein)

 

[ワシントン/サンフランシスコ 11日 ロイター] – 米フェイスブック<FB.O>のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は11日、下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言し、政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)に流出した最大8700万人のユーザー情報の中に自身のものも含まれていたことを明らかにした。

ザッカーバーグ氏は議員らに対し、フェイスブック上で個人情報を最終的に管理できるのは利用者だと強調。ただ、自身の情報が流出したと認めたことで、情報管理に関する発言の信ぴょう性について疑念を生じさせた格好となった。

同氏は、ユーザーが自身の情報を十分にコントロールできないのではないかとの議員の指摘は退け、「フェイスブックでユーザーが情報をシェアする際、コントロールできるようになっている」とし、こうした管理機能は「設定項目に埋もれているわけではなく、分かりやすく表示されている」と述べた。

ただ自身の情報は不適切に利用されたかとの質問に対しては「その通りだ」と回答。この件に関して踏み込んだ発言はしなかった。

民主党のフランク・パロン下院議員は公聴会の冒頭で、「フェイスブックが情報を管理できていないのに、消費者がどうして管理できるだろうか」と追及。

民主党のデビー・ディンゲル議員は、多くのウェブサイトに付いているフェイスブックの「いいね!」ボタンに言及し、「フェイスブックにアカウントがなくても、これらのツールを使ってフェイスブックは誰からも情報を集めることができる」と指摘。ザッカーバーグ氏は「いいね!」ボタンが付いているウェブサイトの数を問われたが、答えることができなかった。

ザッカーバーグ氏は、ユーザーが自身の情報をコントロールできる仕様になっており、何をシェアするか選べるようになっているとし、フェイスブックの個人情報を巡る慣行に問題はないとの認識を繰り返し示した。

公聴会では利用者がどのようにフェイスブック上の情報を削除できるかという質問が繰り返し出た。ザッカーバーグ氏は「フェイスブックに登録していない人々の情報もセキュリティー上の目的で収集している」と明かした。

ケンブリッジ・アナリティカの問題に関しては、利用者情報を不正に収集、共有した可能性があるほかの外部アプリに関する調査を終えるまでには「何カ月も」かかると発言。「疑わしい行為や個人情報を悪用していた複数のアプリが見つかると想定している」と述べた。

ザッカーバーグ氏は前日、上院司法委員会と商業委員会の合同公聴会で証言。利用者情報の保護が十分でなかったことなど一連の問題をあらためて謝罪しながらも、インターネット業界に対する新たな規制への支持の確約は避け、事業方針のさらなる変更にも言及しなかった。

この日の証言でも、インターネット業界に対する「何らかの規制が必要であることは避けられない」としながらも、具体策には踏みこまなった。

フェイスブック株は、この日の取引を0.7%高で終了。前日は、ザッカーバーグ氏が新たな規制に関する一連の質問をうまくかわしたことで、約2年ぶりの大幅な上昇率を記録していた。

*内容を追加しました。

情報源:米フェイスブックCEO、自身の情報も流出 データ管理巡り公聴会で激論(ロイター) – Yahoo!ニュース

情報源:米フェイスブックCEO、自身の情報も流出 データ管理巡り公聴会で激論


米議会下院の公聴会に臨むフェイスブックのザッカーバーグCEO=11日、ワシントン、ランハム裕子撮影
米議会下院の公聴会に臨むフェイスブックのザッカーバーグCEO=11日、ワシントン、ランハム裕子撮影

米フェイスブック(FB)の情報流出問題をめぐり、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が11日、米議会下院エネルギー・商業委員会の公聴会で証言した。英選挙コンサルティング会社に流出した最大8700万人分の個人情報の中に、自身のものも含まれていたことを初めて明らかにした。

ザッカーバーグ氏は前日に上院で初の議会証言に臨んでいた。2日目の11日も会員情報の扱いに不備があったことや、偽ニュースの拡散について改めて謝罪。アプリ開発者がアクセスできる情報を制限するなどの再発防止策を説明した。

議員からは会員のプライバシーをめぐる規制強化についての質問が相次いだ。ザッカーバーグ氏は「一定の規制が必要となるのは避けられない」との認識を示した。ただ、「我々のような大企業は容易に対応できても、小さな新興企業には難しくなりうる」として、規制内容は慎重に検討すべきだと述べた。(ワシントン=江渕崇)

情報源:ザッカーバーグ氏自身の個人情報も流出 米公聴会で証言(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

情報源:ザッカーバーグ氏自身の個人情報も流出 米公聴会で証言:朝日新聞デジタル



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