船にも車庫証明? 放置プレジャーボート解消へ広島県が独自策

船にも車庫証明? 放置プレジャーボート解消へ広島県が独自策 | RCCニュース

今までなかったのかよ。


海のレジャーなどに活躍するプレジャーボート。

この保管場所をめぐり広島県では長い間、問題が続いています。

放置されたプレジャーボートの数が全国で最も多いという汚名を返上しようと、県が新たな取り組みに乗り出すことになりました。

「多くの船が風に揺られてひしめき合っています。穏やかな瀬戸内海に面した広島県には、全国のプレジャーボートの1割が集中しています。それに加え、小型船を容易に係留できる場所が多いことから、広島県は放置されているプレジャーボートの数も全国で最多となっています」
(小林キャスター)

護岸や桟橋などに勝手に係留されている、「放置された状態」のプレジャーボート。

放置が禁止されている区域でなければ、法律的には問題ありません。

しかし船舶の航行に支障が出たり、高潮などの災害時に被害を拡大させたりする恐れがあります。

「廃船のような船が多く放置されている場所があり、地域住民から何とかしてくれという声がある」
(広島県港湾振興課・上場慶一郎課長)

広島県はこれまでに広島港や福山港など都市圏を中心にマリーナを整備したり、放置禁止区域を指定して規制したりと対策を進めてきました。

その結果、1996年度に1万7000隻あった放置プレジャーボートは、2014年度には1万1000隻まで減少しました。

しかし依然として全国最多の状況に変わりはありません。

「これまでの取り組みは主に都市部を対象に行ってきた。もう少し地方部での対策を加速していく事が必要なので新たな方針を立てた」
(上場課長)

県は、国が打ち出している2022年度までの放置艇ゼロを実現するための対策を盛り込んだ基本方針をこのほど策定しました。

これによりますと、プレジャーボートを係留できる場所と禁止する場所を明確化し、規制を強化します。

その一方で漁港や桟橋など既存の施設を整備し、すべてのプレジャーボートが係留できるだけの場所を確保します。

また来年度から地域ごとに順次、プレジャーボートの係留には許可が必要となり、5年後には有料化されます。

「さらに県は、自動車でいう『車庫証明』のように、保管場所確保の義務化を独自に実施することも検討しています」
(小林キャスター)

現在の法律では、プレジャーボートを所有する際には、保管する市町村名のみを届け出ればよい仕組みです。

そのため、実際に係留する場所を確保していなくても船舶登録が可能となっているのです。

県は、これが放置される船を生む原因の1つになっていると考えています。

「全国最多のプレジャーボート数という広島県の状況をみれば、国の法改正を待たず条例などによって義務化を検討する県独自の取り組みの必要もあると考えている」
(上場課長)

県は、保管場所確保の義務化を盛り込んだ全国で初めての条例を検討するとしていて、今年度は放置されたプレジャーボートの数や分布状況など県内全域で詳細な調査に着手することにしています。

また県は、放置された船の中には持ち主がわからないまま置きっぱなしになってるものがかなりの数あるのではないかとみていて、持ち主不明のボートを廃棄したり売り払ったりして計画的に処理を進める仕組み作りも検討しています。

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