空き缶持参でポイントは「ダメ」 警察がスーパーを指導:朝日新聞デジタル

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アルミ缶回収へのポイント付与を中止したスーパーのリサイクルステーション。アルミ缶回収自体は続けているという=岐阜市内
アルミ缶回収へのポイント付与を中止したスーパーのリサイクルステーション。アルミ缶回収自体は続けているという=岐阜市内

岐阜県内に本店があるスーパーマーケット2社が、アルミの空き缶を店に持ってきた客に、本数に応じて買い物に使える「エコポイント」をつけるサービスを始めた。ところが昨年、県警から「条例に抵触する」と指導を受け、ポイントの付与をやめた。「リサイクルの動機づけになればという思いだったのだが……」とスーパーの担当者。何が問題だったのか――。

2社は愛知・岐阜両県に出店している岐阜市のスーパーと、高山市に出店しているスーパー。それぞれ昨年12月と11月に、県警から「県使用済金属類営業に関する条例」に抵触する可能性があると指導された。

条例は2013年施行。当時、側溝のフタや消防ホースの筒先などの盗難が県内で相次いだことから制定され、盗難に遭った使用済み金属の流通防止などを目的に金属の売買などを規制している。「使用済金属類」には金、銀、ダイヤモンドなどに加え、アルミニウムが含まれている。

県警生活安全総務課によると、アルミ缶を持ってきた人にポイントを付与する行為が「使用済金属類営業」にあたるため条例に触れるといい、付与を続ける場合は公安委員会の許可が必要だと指導したという。スーパーはアルミ缶と現金との交換はしておらず、本数に応じたポイントがたまると割引き券がもらえる仕組みだったという。

条例では「買い受け等」をする場合は相手の氏名、住所、生年月日を確認する必要があるが、スーパーのアルミ缶回収は無人のリサイクルステーションに缶を投入する形式。岐阜市のスーパーの担当者は「氏名などを確認するまでの人手は割けない」という。このスーパーはアルミ缶、ペットボトル、段ボールなどの回収にポイントを付与していたが、アルミ缶のみポイントの付与を中止した。

同スーパーは条例ができる前の08年からポイントの付与を開始。集めた缶はリサイクル業者に渡し、業者が換金した額から一定額がスーパーに入る仕組みだが、それにかかる人件費や設備のリース代を差し引くと「赤字」だという。担当者は「お金をもうけることが目的ではなく、リサイクル社会の推進に貢献できればという思いだった」と話す。条例ができたことは知らなかったという。

県警の担当者は「窃盗などの犯罪の防止を図るのが大前提。例えば『1缶集めても100缶集めても1ポイント』というように、差が出なければ問題ない。缶の本数によって受けられる利益に差が出て、それを目的とした盗難などが起きるのを防ぐのが最大の目的。窃盗犯がポイント欲しさにアルミ缶を盗んで集めてくる可能性もある」と話す。

アルミ缶回収にエコポイントを付与する行為は全国で広く行われている。岐阜市のスーパーも愛知県の店舗では付与を続けている。同様の仕組みで回収を行う自治体もあり、瑞穂市ではポイントと引き換えに図書カードなどがもらえる。

環境の問題に詳しい岐阜経済大学経済学部の仁科信春教授(環境まちづくり)は「アルミ缶は換金性が高く、ゴミ置き場から持ち去る人もいるので条例の趣旨は理解できる」と話す。

しかし一方で、「仮にスーパーがアルミ缶を換金して利益を得ていないなら、スーパーの行為はゴミ回収のボランティアであり、ポイント付与はリサイクル推進につながる側面もある。今日は行政、事業者、団体等が協働する趨勢(すうせい)にある。防犯とリサイクル推進が両立できるよう、検討する余地はあるのではないか」と話している。(山野拓郎、竹井周平)

情報源:空き缶持参でポイントは「ダメ」 警察がスーパーを指導 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

情報源:空き缶持参でポイントは「ダメ」 警察がスーパーを指導:朝日新聞デジタル


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