GitHubの活動実績が雇用や就職でまったく役に立たない理由とは? – GIGAZINE

へぇ・・・


GitホスティングサービスのGitHubでは、さまざまな開発者がオープンソースソフトを公開しており、中には驚くべき高度なプログラムも見られます。プログラマーとしての腕を披露する場としての意味合いもあるGitHubですが、技術者を雇い入れようとする人や、雇ってもらおうという技術者にとって、GitHubでの活動実績であるGitHubプロファイルは、ほとんど意味のないものだという意見があります。

Why GitHub Won’t Help You With Hiring
https://www.benfrederickson.com/github-wont-help-with-hiring/

カナダ・バンクーバー在住のソフトウェア開発者のベン・フレデリクソン氏は、GitHubの活動実績が技術者としての就職に有利に働くと考えるべきではないと述べています。フレデリクソン氏は、同種の主張をする「The Ethics of Unpaid Labor and the OSS Community(無給労働の倫理とOSSコミュニティ)」や「Why GitHub is not your CV(なぜGitHubはあなたのコンバージョンたり得ないか)」などの記事は非常に参考になるとしつつ、なぜGitHubの活動実績が就職や雇用の場面で無意味なのか自身の見解をまとめています。

◆1:希薄なデータ
以下のGitHubプロファイルは、フレデリクソン氏がソフトウェアエンジニアとして極めて優秀だと感じるある開発者のものだとのこと。この図によると、このエンジニアのGitHubでの開発実績は完全なゼロで、何の貢献も果たしていないことが表示されています。しかし、GitHubでの活動実績がゼロだからといって、エンジニアとして無能ということにはなりません。

GitHubでは「フォロワーの数」は技術者としての腕の確かさを物語る指標と考えられています。しかし、フレデリクソン氏がGitHubから抽出したデータによると、フォロワーが1人でもいれば、上位10%に入り、フォロワーが10人もいれば1%以内に入るとのこと。仮に、技術者を採用したい雇用者がフォロワーの数を条件に入れるならば、フォロワー数が0の人が88%もいるため、88%の人を条件から外してしまうことになってしまいます。なお、後述の通り、フォロワー数は技術者の「スキル」ではなく「人気」を表す指標であり、必ずしも能力とは直結しないため、このようなスクリーニングは無意味どころか有害だそうです。

◆2:GitHubはオープンソースである
当たり前のことですが、GitHubで公開されるソフトウェアはオープンソースプログラムです。つまり、GitHubの実績とはオープンソースソフトウェアを作った実績であり、大多数を占めるクローズドソースソフトウェアの開発実績にはなりません。フレデリクソン氏によれば、クローズドソースソフトウェアを作る企業で働く開発者にとっては、GitHubでの実績がないことは特別な何かを意味するものではないとのこと。Doom開発者のジョン・D・カーマックやGoogleの超人エンジニアのジェフ・ディーンなどがGitHubプロファイルを持たないのは当たり前のことなのです。

逆に、クローズドゾースソフトウェアの開発者を採用したい人が「GitHubでの実績は?」と問うことはナンセンスだといえます。クローズドゾースソフトウェアを開発する企業では、オープンソースソフトの開発への関わり合いを禁止することも多く、それにもかかわらずGitHubでの実績を求めるのでは完全な自己矛盾だというわけです。GitHubの実績がないからとジェフ・ディーンをふるい落とす行為は愚か以外の何物でもないはずです。

◆3:GitHubは駄作だらけ
GitHubに公開されるプロジェクトは玉石混淆で、フレデリクソン氏によればほとんどが印象的でないものだとのこと。これは、多くの大学やコーディングブートキャンプのカリキュラムに「GitHubリポジトリの作成」が授業として組まれてあるのが原因です。フレデリクソン氏によると「datasciencecoursera」というCousera絡みの名前のリポジトリはGitHub内に約19万件もあり、GitHubアーカイブにリンクされる7800万以上のリポジトリの中で110万件が「hello-world」という名前で、100万件が「test」という名前だそうです。

◆4:フォロワーは人気投票
GitHubプロファイルで表示されるフォロワー数は、単なる人気投票の結果で、技術者の才能を示すものではないとフレデリクソン氏は考えています。

例えば、以下の「Stichpunk」のプロファイルには1600人以上のフォロワーがいて、上位0.002%に位置づけるレアな技術者ですが、テレビドラマ「Silicon Valley」のエピソードのために作られたダミーだとのこと。

また、人気のあるリポジトリの多くがソフトウェアのリストジョークであり、リポジトリの星もプログラムの優秀さを示す指標にはなり得ないそうです。

◆5:面接で誰もGitHubプロファイルをチェックしない
雇用する側にとってあてにならないGitHubプロファイルですが、職を探している開発者にとっても役立たないとフレデリクソン氏は考えています。実際にフレデリクソン氏の就職活動では、面接の前にGitHubプロファイルをチェックした面接担当者は1人もおらず、「履歴書も読んでいない」と答えた面接担当者さえいたとのこと。

GitHubでトップ1000に入るダン・ルー氏によると、面接でコードをチェックしていたのは50人中2人だったそうです。

情報源:GitHubの活動実績が雇用や就職でまったく役に立たない理由とは? – GIGAZINE


ふむ・・・