ウーバーイーツ配達で転倒…保障なく 働き手保護に課題:朝日新聞デジタル

ふむ・・・


個人で仕事を請け負うフリーランスは1千万人を超えたとの調査もある。フリーランスは、従来の雇用関係と違って発注者との交渉力が弱い。公取委が出した見解で独禁法の対象になることが明確になり、取引上の権利が守られることになる。対価の支払いが遅れたり減額されたりした場合に交渉力を高める効果が見込める。一方で、労災や雇用保険の対象にならないなど、働き手の保護は十分でない。

米配車サービス大手、ウーバー・テクノロジーズが提供する料理の配達サービス「ウーバーイーツ」の仕事を始めた東京都台東区の50代の女性は、働き手の保護が不十分だと痛感した一人だ。スマートフォンの専用アプリで注文して飲食店から出前が取れるサービスで、2016年9月に東京都内の一部で開始。今は23区や横浜市の一部で展開し、約1500の飲食店が登録している。

料理の配達は登録した人が担う。個人事業主として扱われ、飲食店が必要な時だけ配達の契約を結ぶ。時給でなく、距離などに応じた料金に、配達員の数に応じて変化する倍率をかけた対価が支払われる。

女性も飲食店を営む。副収入を得ようにも、決まった時間にアルバイトをしにくいのが悩みだった。2016年10月に手が空く時間帯に働ける副業として始め、最初の月は1日6時間、月20日ほど働いて約22万円を得た。当初は「稼ぎがいい」と感じた。

翌年7月の夜、配達を終えた帰りに原付きバイクで東京・新橋近くの国道を走行中、ぬれた路面で急ブレーキをかけたところ、スリップして転倒。頭を強く打った。自力で自宅に戻ったが、1カ月ほどすると頭痛がひどくなり、硬膜下血腫と診断され手術。費用は生命保険で補ったが、店を約1カ月休んだ。月100万円前後の売り上げが消え、店の賃料などは借金でしのいだ。今は配達の仕事はほとんどしていない。「好きな時に自由に働けるのは魅力だが、ケガをした時の保障がなく安心して働けない」と話す。

インターネットを通じて単発の仕事を受注する人を労働力として使うことは「ギグ・エコノミー」と呼ばれる。「ギグ」はライブハウスなどでミュージシャンがその場限りの単発ライブをすること。転じて、単発の仕事を請け負う働き方を指す。ウーバーが提供するサービスで働く人はギグ・エコノミーの典型だ。こうした働き手を労働法でどう保護するかの課題は多い。

海外の労働事情に詳しい労働政策研究・研修機構の山崎憲主任調査員は「雇用関係にある労働者は教育訓練の機会が与えられ、社会保障で守られているが、請負契約を結んで働く人にこうした保護は及ばない。どう保護するかは欧米でも議論されている」と話す。(北川慧一、編集委員・沢路毅彦)

情報源:ウーバーイーツ配達で転倒…保障なく 働き手保護に課題:朝日新聞デジタル


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