藤井四段 26連勝をかけ対局 | NHKニュース

対極に居るような相手同士の対戦か・・・


藤井四段 26連勝をかけ対局

史上最年少で将棋のプロ棋士となり、その後、公式戦で一度も負けていない中学3年生の藤井聡太四段が15日、26連勝をかけて大阪で対局に臨んでいます。勝てば、歴代最多の連勝記録まであと「2」に迫ります。

将棋の藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となったあと、公式戦では一度も負けることなく勝ち続け、今月10日の対局で連勝記録を歴代単独2位となる「25」に伸ばしました。

藤井四段は15日、大阪の関西将棋会館で、午前10時から「順位戦」の対局に臨んでいます。対戦相手は、サラリーマンを経て35歳7か月で特例によってプロ入りした瀬川晶司五段(47)で、対局では一礼をしたあと、後手の藤井四段は、落ち着いた表情で最初の駒を進めました。

15日の対局はそれぞれ6時間の持ち時間があり、勝敗が決するのは15日夜、遅くになる見通しです。

藤井四段はこの対局に勝てば、連勝記録を「26」に伸ばし、歴代最多記録に並ぶ28連勝まであと2勝に迫ります。

対戦相手は遅咲きの棋士

瀬川晶司五段(47)は35歳のときに特例でプロ棋士への編入が認められた「遅咲き」の棋士で、15日の一戦は、プロになった年齢が20歳以上離れた棋士どうしの珍しい対局となりました。

瀬川五段は、以前、会社勤めをするかたわらアマチュアとして将棋の大会に参加し、プロ棋士との公式戦でも高い勝率を挙げるようになりました。そして日本将棋連盟に対して、プロ入りを認めてほしいと訴えて、平成17年に特例で編入試験を受け、35歳7か月でプロ入りが認められました。

将棋界では原則として、プロ棋士の養成機関「奨励会」で一定の勝ち星を挙げ、26歳までに四段に昇段しないとプロになれない仕組みになっていて、瀬川五段も「奨励会」時代にはこの年齢制限によってプロ入りを断念していました。

瀬川五段の特例を受けて、アマチュアや女流棋士を対象にしたプロ編入試験が制度化され、おととし今泉健司四段(43)が41歳8か月でプロ入りしています。日本将棋連盟によりますと、瀬川五段がプロ入りした年齢は現役棋士の中では今泉四段に次いで高く、史上最年少の14歳2か月でプロになった藤井四段とは、21歳5か月の差があります。きょうの一戦は、プロになった年齢が20歳以上離れた棋士どうしの珍しい対局となりました。

情報源: 藤井四段 26連勝をかけ対局 | NHKニュース

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