【単刀直言】自民党・小泉進次郎衆院議員 こども保険批判に問い返す「子供は『社会の宝』じゃないんですか?」 産経「主張」にも反論(1/5ページ) – 産経ニュース

ふむ・・・


自民党の「2020年以降の経済財政構想小委員会」で僕が若手議員と一緒に提案した「こども保険」は、子供を持つ持たないにかかわらず、「子供を社会全体で支える国づくりをしよう」というメッセージを真っ正面から国民に投げました。新しい保育園ができると「子供の声は騒音だ」「泣き声がうるさい」などの声が上がる今の日本に対し「じゃあ、あなたは子供の頃泣かなかったんですか? あなたは赤ちゃん時代がなかったんですか?」と問いかけたいんですよ。

今、子供を育てることはこれまでの時代よりはるかに大変です。かつては大家族で、周りに子育てを支える人がいて、地域社会も豊かだった。僕はシングルファーザーの家庭で育ったが、親類の支えや地域の絆のおかげで今がある。でも、今はそうした環境は当たり前ではないんです。

それでも「出産や子育てはあくまで自分の選択した結果で、介護や医療と違い保険の理念にそぐわない」と批判する人に問いたい。子供は「社会の宝」「国の宝」として、社会全体で育てるべきではないのか。

もちろん、子供の教育の責任は一義的には親にあります。でもそれだけで将来の子供の育ち・学びを支えきれるのか。少子化は止まらず、高齢化は加速する。アンバランスな人口構成を放置すれば、不利益を被るのは社会全体です。未来の年金・介護の支え手は子供の数でもある。

だから、子供が十分な教育・保育を受けられないリスクに対し、しっかりと目を向けなければいけない。質の高い日本の社会保障の持続可能性が、危機にひんしているんですよ。

「0~5歳の子供を持つ人だけが給付を受け、負担するだけの人がいるのは不公平だ」との指摘もあります。ですが、公的な社会保険は個人ベースでは完全に受益と負担は一致しません。年金で言えば、保険料を払い続けても早く亡くなることもある。医療と介護も「ピンピンコロリ」であれば給付は受けられない。

さらに言えば国民年金の財源の半分は税金です。「こども保険を保険じゃない」と言うなら「年金も保険じゃない」と言わなければ筋が通らないでしょう。

消費税に逃げないで

産経新聞は4月9日に「こども保険 税負担の議論を逃げるな」と題する「主張」を掲載しましたね。だが、僕は「消費税に逃げないでもらいたい」と言いたい。平成31年10月に消費税率は10%になる予定ですが、10%増収分のうち子育て財源7000億円はほぼ使い切っています。主張が指摘するように、「10%+α」の議論をしなければ新しい少子化対策はできないでしょう。

では消費税率「10%+α」は何年後に可能なんですか? 筋論やきれいごとだけでは政治はできない。そんな生易しいものじゃない。消費税率を0%から8%にするのに一体何年かかり、いくつの政権が必要だったか。24年に与野党で合意した税と社会保障の一体改革さえ風前のともしびのような現状で「なぜ消費増税でやろうとしないのか」という主張は、現実を見ていないんじゃないですか?

「消費増税が必要だ」と主張するなら、10%増税時に新聞に軽減税率が適用されることをなぜ併せて書かないんですか。「消費増税は賛成だが、プラス2%の税金は負担しません」と言って説得力がありますか?

どうやったら高齢者偏重型の社会保障から全世代型の社会保障にシフトできるか。社会保険には子供向けがない。だから0.1%でもいいから上乗せさせてもらいたいんです。年金、医療、介護の社会保険料は約15%で、この給付の大半は高齢者向けです。それに比べ、こども保険の負担は150分の1にすぎない。

こども保険は、世代間の負担の落差を理解し、医療・介護費用を抑制していくことを国民的な合意として認識してもらうための新しいフレームワークにもなる。「主張」が指摘するような「その場しのぎのアイデア」ではありません。

社会保障に切り込む

確かにこども保険の提言は完璧ではないし、世間からいろいろな反応があることは大歓迎です。提言によって社会保障改革の熱が高まったと自負しています。歳出改革せずに負担だけ求めているという批判も誤解です。医療と介護の給付改革は徹底的にやります。

ただ、社会保障費は毎年5000億円の歳出抑制をしていますが、それでも高齢化の加速により支出は膨張する。「高齢者向け財源から子供向け予算を捻出すればよい」という声もありますが、言うのは簡単です。できるなら今までにとっくにやっていますよ。

社会保障費の切り込みは、こども保険の集中議論後に取り組むつもりです。社会保障の利害関係者は業界団体だけでなく全国民となる。そこに挑む覚悟でやるつもりです。

僕がポスト安部だって?

僕は、野党から議員生活を始めているので「永遠に続く与党はない」という意識が常にある。与党はいずれ野党になるし、野党はいずれ与党になる。そういう意識がないと、必ず政権はひっくり返ります。

自民党が21年夏の衆院選で下野したとき、僕は「自民党は今後10年間は野党だ」と覚悟していました。あのときの自民党批判の厳しさは、今も身に染みています。ところが3年半で政権交代が起きた。そのくらい何が起こるか分からないのが政治なんです。「自民党1強」もいつ揺らぐか分からないですよ。

僕が「ポスト安倍」だって? そんなこと誰も言っていませんよ(笑い)。世論調査は知名度調査にすぎません。衆参国会議員は700人以上います。あまり知られていなくても僕より優秀な方は大勢います。

去年の農業改革では、反対勢力からいつ足を引っ張られるか、いつ引きずり降ろされるか、という日々でした。でも「一寸先は闇」の世界に足を踏み入れるからこそ、二寸先に明るい希望が待っているかもしれないじゃないですか。

僕は「この人に託してみたい」「この人が描く将来の日本の国づくりに参加したい」と思われる政治家でありたい。農業改革もこども保険も、自分の立ち位置を鮮明にして戦えば敵もたくさんできる。でも、一緒に戦う真の友も出てくる。

正直に言うと、どんな責任にも耐え得る精神力が自分にあるのか。体力は、胆力は、知力は…。足りないことばかりだなあ。精進、精進…。いっぱい筋トレしないとね。(小川真由美)

▼4月9日付産経新聞【主張】こども保険 税負担の議論を逃げるな

情報源: 【単刀直言】自民党・小泉進次郎衆院議員 こども保険批判に問い返す「子供は『社会の宝』じゃないんですか?」 産経「主張」にも反論(1/5ページ) – 産経ニュース

ほぉ・・・?

【主張】こども保険 税負担の議論を逃げるな(1/2ページ) – 産経ニュース