中学校教員の土日勤務時間 部活動で10年前より大幅増加 | NHKニュース

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小中学校の教員の勤務時間について、文部科学省が10年ぶりに調査した結果、いずれも前回よりも増加し、特に中学校は部活動により、土日の勤務時間が大幅に増えていることがわかりました。専門家は「部活動の担当教員は授業時間を減らすなど役割分担を明確にすることが必要だ」と指摘しています。

この調査は、教員の長時間勤務が問題となる中、文部科学省が10年ぶりに実施し、去年10月から11月にかけて全国の小中学校の教員、およそ2万人を対象に行いました。

その結果、平日の勤務時間の平均は小学校が11時間15分で前回より43分、中学校が11時間32分で前回より32分、いずれも増加していました。

また、土日の勤務時間は小学校が1時間7分で前回より49分の増加、中学校は3時間22分と前回より1時間49分と大幅に増えていました。

それぞれ最も増えた業務は、平日は小中学校ともに「授業時間」、土日は小学校が「授業の準備」、中学校が「部活動」でした。

このうち、部活動について文部科学省は、教員の負担を減らすため外部の人材を活用するなど対策に乗り出しています。

部活動の実態に詳しい日本大学の佐藤晴雄教授は「部活動は教員自身が担当を選べないことなど問題が多い。外部指導員の活用だけでなく部活動の担当教員は授業時間を減らすなど、役割分担を明確にすることが必要だ」と指摘しています。

「過労死ライン」超えるおそれの教員も

厚生労働省は、時間外労働が、1か月でおおむね100時間を超えるか、2か月から6か月のいずれかでおおむね80時間を超えた場合を、労災の基準となる「過労死ライン」に定めています。

この調査では、1週間の時間外労働が20時間を超えた教員は、小学校が33.5%、中学校が57.7%、また、副校長や教頭の管理職では、小学校が62.8%、中学校が57.9%に上りました。

いずれも、このまま1か月働き続けると「過労死ライン」に上るおそれがあるということで、文部科学省は「深刻な結果で業務改善などに早急に取り組む必要がある」と話しています。

部活動の負担減らす取り組みも

埼玉県のある中学校では、教員の部活動の負担を減らすため外部講師を活用したり、複数の顧問を置いたりしています。

埼玉県戸田市にある笹目中学校では、18の部活動がありますが、運動部は原則2人の顧問を置くことで負担を減らそうと取り組んでいます。

このうち、野球部は週の活動時間が多い時は10時間以上になり、週末も練習試合が多いため、2人の顧問が交互に出勤することで過度な負担とならないよう心がけているということです。

野球部の顧問をしている廣川隼志さんは「2人いると時間の使い方も変わってきます。空いた時間で授業の準備もできるし、ありがたいです」と話していました。

文科相「看過できない深刻な事態」

松野文部科学大臣は、閣議のあと記者団に対し、「教員の長時間勤務に支えられている状況は限界にきていると認識していたが、改めて看過できない大変深刻な事態が裏付けられた」と指摘しました。

そのうえで、松野大臣は「勤務時間の短縮に向けた具体的かつ実効性のある取り組みを早急に進めたい」と述べ、中教審=中央教育審議会で新たに検討を始める考えを示しました。

情報源: 中学校教員の土日勤務時間 部活動で10年前より大幅増加 | NHKニュース

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