被災地では今村復興相の発言に憤りの声 | NHKニュース

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東日本大震災の被災地では、今村復興大臣の発言に憤りを感じたという声や新しい大臣には東北に寄り添って復興を考えてほしいという声が聞かれました。

南三陸町長「どんなときも責任を持って発言を」

宮城県南三陸町の佐藤仁町長は「復興大臣が短い期間でコロコロと交代するのは被災地にとってとても残念なことだ。一度言った発言は取り消せず、どんなときでも責任を持って発言してもらいたい」と述べました。

そのうえで、後任の大臣が決まったことについて、「次の大臣は被災地選出の方と聞いているのでなるべく早く現状を視察してもらいたい」と話しています。

今村復興大臣は今月22日、南三陸町の「さんさん商店街」を視察し、店主たちから復興の状況などについて説明を受けました。商店街でお茶の販売店を営む阿部忠彦さんは「大臣には商店街の復興について直接、お話をしたばかりで、発言を聞いてとても腹立たしく思いました。復興大臣が頻繁に交代するのは復興のスピードを遅くすることはあっても早めることはないので、ただただ残念な気持ちです」と話していました。

また、同じ商店街で文房具店を営む熊谷和平さんは「被災地の人たちのことを自分のこととして考えていれば、あんな発言は出ないはずなので、どこか他人事という気持ちがあったのだと思います。この間、被災地を見てもらったばかりなのに、あっという間に辞められて残念です」と話していました。

山田町長「被災者の心に寄り添える人に」

岩手県山田町の佐藤信逸町長は「都市部で災害が起きた場合には被害がより甚大になるという趣旨だろうが、あの発言では仮設住宅で長期の生活を強いられている被災者の気持ちを逆なでするし、配慮が足りない。被災者の心に寄り添える人に復興大臣を務めてほしい」と話していました。

また、山田町の仮設住宅で暮らす50代の女性は「自主避難者についての発言も復興大臣としてどうかと思っていたらまた不適切な発言をして残念です。震災を直接、経験していない人たちには、私たちの気持ちは伝わらないのかと思ってしまいます。後任は福島県出身の方ということですが、あまり期待せず自分たちで頑張るしかないのかと思います」と話していました。

陸前高田市長 政府は被災地のことを考えてほしい

岩手県陸前高田市の戸羽太市長は「“東北でよかった”という言葉どおりの意味で発言したわけではないと思うが、“よかった”という言葉自体、使うべきではなかったと思う。復興大臣が不祥事や不適切な発言によって代わっていくのは残念だ。次の大臣は福島県出身ということだが、岩手、宮城にも精通した人をそれぞれ起用するぐらい、政府には被災地のことを考えてほしい」と話していました。

陸前高田市の仮設住宅に住む80代の男性は「被災者として許せない発言だ。被災地のことを考えていないから、あのような発言が出るのだと思う。大臣には私たち被災者の苦しみを理解してくれる思いやりの心を持った人になってほしい」と話していました。

同じ仮設住宅に住む70代の女性は「震災のあの日、どん底に落とされてからやっと元気になってきたのに、こうした発言をされると心が折れてしまいます。優秀な方が大臣になるのだと思いますが、優秀かどうかではなく優しい気持ちを持った人に復興を進めてほしいです」と話していました。

「新しい大臣は地元に寄り添って」

いわき市の30代の女性は「今村大臣の発言には怒りを感じました。後任はいわき市出身の方で、被災地の現状もよく知っていると思うので復興に尽力してほしい」と話していました。

いわき市の60代の女性は「東北をばかにしているとしか思えない。福島県を含め、東北地方の復興はまだまだなので、新しい大臣には地元に寄り添って頑張ってほしい」と話していました。

原発事故の影響で市内にある仮設住宅で避難生活を続けている楢葉町の80代の女性は「今村大臣は仮設住宅に1週間ぐらい住んで現状を知ってほしい」と怒りをあらわにしていました。また、同じ仮設住宅に暮らす楢葉町の70代の男性は「新しい大臣には、被災地に寄り添って復興に向けて取り組んでほしい」と期待を示していました。

仙台市長「誠に遺憾」

仙台市の奥山恵美子市長は記者団に対し、「被災地では多くの人が、犠牲になった家族や友人をしのびながら苦しい日々を送り、理不尽な思いをしながらも、天然自然のことだから怒りのぶつけようがないと耐えている。こうした中で、『東北地方でよかった』という発言は誠に遺憾だ。大臣として被災地を視察しており、被災者や被災地に寄り添った発言をしてほしかった」と述べ、批判しました。

そのうえで、「今村大臣にとって、東北地方は、私たちのように『ここが自分たちが一生懸命に生きる場所だ』というみずからと一体のものではなく、距離感が根底にあったのではないかと思えてならない」と述べました。

また、後任に、吉野正芳衆議院議員の起用が決まったことについて、「福島第一原発の事故を受け、多くの人が避難している福島県南部が地盤の人だ。そういう意味で、被災3県の事情も踏まえ、きめ細やかな対応をしてもらえると思う」と述べ、期待感を示しました。

女川町長「発言に困惑している」

宮城県女川町の須田善明町長は「女川町や石巻市に視察に来てくれて、強い意志を持って職務に臨んでいると思っていたので、発言に困惑している。東北の人を傷つけたことは否めず、本当に残念でならない」と述べました。

そのうえで、後任に吉野正芳衆議院議員の起用が決まったことについて、「震災当時、自分がその場にいればという話を聞いたことがあり、当事者意識のある人だと思う。今回の件で、国は被災地のことを思っていないのではないかという思いを被災地のみんながもってるので、それを信頼に変えるような行動をお願いしたい。国と自治体の連携はますます重要になってくるので、ここが正念場だということを共有してほしい」と述べ、期待感を示しました。

「発言によって東北の人たちは傷ついた」

宮城県東松島市に住む40代の女性は「発言によって東北の人たちは傷ついたと思う。沿岸では道路や住宅など復興はまだまだで、仮設住宅に住んでいる人も多くいる。新たな大臣には被災地に寄り添って復興を考えてほしい」と話していました。

宮城県名取市出身で仙台市の50代の男性は「東北の人にとっては失言だと思う。新たな大臣は東北のことを理解していると思うので期待している」と話していました。

福島県出身で仙台市の20代の女性は「発言が不適切で、辞任してよかったと思う。福島県出身の人が新たな大臣になりそうで被災者の気持ちに寄り添ってもらえると思うので頑張ってほしい」と話していました。

石巻市の仮設開成団地で暮らす佐藤久さん(87)は「被災者の気持ちを全く理解していない発言だ。何度も失言ばかりしていて、全く信用できなかったが、この大臣を選んだ内閣の責任も大きい」と話していました。佐藤さんの転居先の災害公営住宅は来年秋ごろ完成する見通しですが去年、85歳だった妻を仮設住宅で亡くしました。後任の復興大臣について、佐藤さんは「1年でもいいからここに住み、被災者の気持ちを理解してほしいが、どの大臣になっても期待できない」と諦めた様子で話していました。

情報源: 被災地では今村復興相の発言に憤りの声 | NHKニュース

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