ボツワナに初の柔道場 日本人青年の遺志を継いで | NHKニュース

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アフリカの国、ボツワナでこのほど初めての柔道場が完成し、現地で柔道の普及に尽くしながら、不慮の事故で亡くなった日本人青年の名前がつけられました。今、その遺志を継いだ教え子たちが、3年後の東京オリンピックへの出場を目指して奮闘を続けています。

ことし2月に完成したボツワナで初めてとなる柔道専用の道場は、青年海外協力隊の隊員として、現地で柔道の普及に力を注いだ井坪圭佑さんの貢献をたたえ、「センセイ・イツボ記念道場」と名付けられました。

強豪の東海大学で柔道に打ち込んだ井坪さんは、卒業後の4年前、ボツワナに赴任し、小学校を巡回しながら柔道教室を開くなど熱心に指導を続けました。さらに、ボツワナ代表の監督としても選手たちの育成に情熱をささげ、ボツワナ全体の柔道の底上げに大きく貢献しました。

しかし3年前、トレーニングを兼ねて隣の南アフリカで登山中に滑落事故に遭い、23歳の若さで命を落としたのです。

ボツワナでは今、井坪さんの遺志を受け継いだ教え子の選手たちが真新しい道場で、3年後の東京オリンピックへの出場を目指して汗を流しています。

井坪さんの指導で才能を開花させ、ボツワナで初めての柔道代表としてリオデジャネイロ・オリンピックの大舞台に立ったガビン・モホパ(21)選手もその1人です。

リオデジャネイロでは、あえなく初戦で敗退したガビンさんですが、井坪さんが毎日のように柔道に向かう心構えなどを記してくれた「柔道ノート」を今も大切にしています。そこには、「君の柔道を貫こう」、「畳の上に立つ選手は誰もが強くなりたいと必死なんだ。休んでいるひまはない!前を見よう!」などと、心に響く言葉が残されています。

ガビンさんは「井坪先生の夢をかなえることが私の夢です。東京オリンピックに出場して、先生に喜んでもらうために頑張ります」と語っていました。

遠いアフリカの地で命を落とした日本の柔道青年が残した夢は、若者たちの心に今も生き続けています。

情報源: ボツワナに初の柔道場 日本人青年の遺志を継いで | NHKニュース

登山中の滑落事故か。