ユーザーの同意なくブラウジング履歴などの個人情報をプロバイダが広告主に売れるようになる可能性 – GIGAZINE

えぇ・・・


アメリカで2016年10月に制定された「インターネットサービスプロバイダ(ISP)はユーザーの同意なしにブラウジング履歴を広告主に売ってはならない」というプライバシールールを破棄する法案がアメリカの上院で可決されました。アメリカのインターネットにおけるプライバシー保護の姿勢は大きく後退する可能性があります。

Senate votes to let ISPs sell your Web browsing history to advertisers | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2017/03/senate-votes-to-let-isps-sell-your-web-browsing-history-to-advertisers/

Senate votes to repeal broadband privacy rules | ZDNet
http://www.zdnet.com/article/senate-votes-to-repeal-broadband-privacy-rules/

2016年10月にオバマ政権下で連邦通信委員会(FCC)は「ISPはユーザーの同意なくブラウジング履歴などの個人情報を広告主に売ってはならない」というプライバシールールを制定しました。このルールの運用はまだ始まっていませんが、実際の運用が始まる前に、アメリカ上院はプライバシールールを破棄する法案を可決、法案は上院を通過して下院へと送られることになりました。上院の多数派である共和党議員が党議に従った投票行動を採ったことが分かっており、同じく共和党議員が多数を占める下院でも法案が可決される可能性は高そうです。

共和党はかねてから「このプライバシールールはオバマ政権が政権移行直前に成立させた負の遺産である」と非難しており、またトランプ政権が誕生してFCCの新委員長に就任した元ベライゾンの顧問弁護士で共和党員でもあるアジット・バイ委員長は、プライバシールールの施行を阻止しているため、実際の運用は行われていません。バイ委員長は「連邦取引委員会(FTC)のプライバシー基準ではGoogleやFacebookなどの企業はユーザー情報をユーザーの同意なく売却できることとの一貫性がない」とFCCのプライバシールールの不当性を主張.また、ジェフ・フレーク上院議員は「インターネット・エコシステムのバランスを取り戻し、消費者を惑わすことのないようにFCCのプライバシールールは破棄されるべきだ」と主張しています。

他方で民主党のエド・マーキー上院議員は「この投票によって上院の共和党員は、自分や家族の健康、経済状況などの『機密情報』が、許可なしにもっとも高値を付けた入札者に売られ利用されることを許した」との声明を発表して、共和党の方針を批判しています。

上院を通過した法案は下院に送られ可決されればその後、ドナルド・トランプ大統領が署名することで成立します。

情報源: ユーザーの同意なくブラウジング履歴などの個人情報をプロバイダが広告主に売れるようになる可能性 – GIGAZINE

マジかよ・・・