偽肝炎薬:裏ルート 「現金問屋」通じ売買 – 毎日新聞

もう少し疑えよ。


ハーボニーの流通経路

高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が見つかった問題で、医薬品流通の正規とは異なる「裏ルート」の存在が背景にあることが、厚生労働省などへの取材で分かった。裏ルートは「現金問屋」と呼ばれる中小卸売業者が担い、由来が不確かな医薬品の売買が横行しており、そこにボトルの中身をすり替えた偽造品が入り込んだとみられる。医薬品医療機器法(薬機法)に無許可業者からの買い取りを禁じる規定がないことが、こうした流通の温床になっているとの指摘もある。

医療用医薬品は通常、製薬会社から卸業者を介して医療機関や薬局に納入される。このルート以外で持ち込まれた薬を即金で買い取るのが現金問屋で、公定の薬価と比べ数%程度低い正規ルートより安く売買する。関係者によると、本来は薬の転売ができない医療機関や薬局、患者らから買う場合もあり、業界関係者は「病院や薬局は余った薬を現金化できるうえ、必要な薬を安く買え、必要悪のような存在」と言う。

厚労省幹部は、今回の偽造品の流通に複数の現金問屋が関わっていたと明かす。現金問屋が集積する東京・神田にある業者は昨秋以降、複数の個人からハーボニーのボトルを1本90万~100万円程度(薬価は約153万円)で10本前後購入したと証言。納入品に偽造品5本があった奈良県内の薬局チェーン「関西メディコ」は、県の聞き取りに「安く仕入れられるので(正規の卸以外からも)買っていた」と説明している。

同社は比較的規模の大きい薬局チェーンのため、製薬会社の元役員は「大きな薬局もこんな仕入れをしていたのか」と驚きを隠さない。

薬機法は無許可での医薬品販売や偽造品の販売を禁じる一方、無許可業者からの買い取りを禁止する規定がない。また、買い手は相手の氏名を記録する義務があるが、連絡先の確認は求めていないため、今回偽造品を持ち込んだ人物も特定できていない。厚労省は実態調査をした上で、規制強化を検討する。【熊谷豪】

【ことば】ハーボニー

外資系のギリアド・サイエンシズ(東京都)が2015年9月に発売したC型肝炎治療薬。従来の治療薬の柱だったインターフェロンと比べて、副作用が少なく注射を打ち続ける必要がないほか、治療効果も高いため大ヒットした。昨年末時点の使用者は約7万6000人。1錠約5万5000円と高額で、通常は12週間、毎日1錠ずつ服用する。日本で現在流通しているのは28錠入りボトル。偽造品の成分はギリアド社などが分析中。

情報源: 偽肝炎薬:裏ルート 「現金問屋」通じ売買 – 毎日新聞

バカじゃなかろうか。