不倫元夫と新妻から…幸せいっぱいの“デス賀状” 元妻、怒りの法廷闘争の顛末:イザ!

バカだなねぇ・・・


新生活のスタートを報告する年賀状を受け取った女性は驚いた。不倫が原因で離婚した元夫とその新妻が差出人だったからだ。女性は怒りの提訴に打って出たが…

【衝撃事件の核心】

「幸せいっぱいの1年でありますように」。近況報告も兼ねた友人や親族からの年賀状は、正月の楽しみの一つだ。新春をことほぐそんな便りが、不倶戴天の相手から届いたら…。関西地方のある女性は年明け早々、1枚の賀状を前にして凍りついた。差出人が2カ月前に離婚したばかりの元夫と、その新妻だったからだ。もともと、女性と結婚していたときから2人は不倫関係にあり、今後一切接触しないという条件で裁判所でも和解していた。許せない-。女性は怒りの法廷闘争に打って出た。

「本年より新たな家族…」元日の不意打ち

裁判の記録から、事の顛末(てんまつ)をたどっていこう。

大西好恵さん=仮名=は結婚してから20年が過ぎたある日、夫のA男がB子と不倫していることを知った。怒った大西さんは不貞行為を理由にB子に損害賠償を求め、解決金の支払いに加えて、以下の条件を順守することを条件に和解に応じた。

《B子は今後一切、大西さんとその家族に接触しないことを約束する》

以後、夫のA男とは別居生活に。離婚調停は不成立に終わり、A男が請求した離婚訴訟で双方の合意が成立したときには、6年の歳月がたっていた。

離婚成立から3カ月後、新年を迎えた大西さん宅のポストに、四つ葉のクローバーをデザインしたかわいらしい年賀状が投函(とうかん)された。

「本年より新たな家族でスタートいたします」

「お近くにお越しの際には是非お立ち寄りを」

差出人はだれあろう、離婚したばかりのA男だった。その隣にはB子の名前が記されていた。誤配ではない。表のあて名面にははっきりと「大西好恵様」と書かれていたのだ。

「和解条項いとも簡単に…」

大西さんは娘と同居していた。この不快極まりない年賀状を、娘も見てしまったかもしれない。

大西さんは当時、離婚訴訟に疲れ果て、心療内科に通院しなければならないような精神状態だった。財産分与のため、住んでいたマンションもまもなく引き払うことになり、生活基盤も揺らいでいた。

そんな状態で受け取った痛烈な「デス賀状」。大西さんは「不貞行為のときの精神的ショックをはるかに上回った」として、再びB子を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こした。

「B子はかつての和解条項をいとも簡単に踏みにじった。離婚成立前からA男と接触して再び不貞行為に及んだばかりか、それを通告するという形で自分や自分の家族にも接触した。一連の行為は、社会的相当性の範囲を著しく逸脱している」。請求したのは慰謝料など330万円だった。

「知らなかった」と反論

B子らの年賀状に果たして「悪意」はあったのか。

訴訟でB子側は「作成したのはA男であり、送ったことも知らなかった」と関与を否定。過去の和解時の接触禁止条項についても「抽象的な内容であり、破った場合の制裁や損害の規定が設けられていない。あくまで訓示的なものに過ぎない」として、離婚成立前にA男と接触したとしても不法行為は構成しないと主張した。

一方、A男の側も「住所録の全員に年賀状を一括送付したため、大西さんに送付したという認識がなかった」とした。

これに対し、大西さん側は年賀状のデザインや両面とも自宅で印刷されている点を指摘。新たな結婚の報告をだれにすべきか「2人で相談しなかったはずがない」として、意図的に賀状を送りつけてきたと反論した。

「嫌がらせとしか思えない」と判決指弾

迎えた判決はまず、B子と年賀状とのかかわりについて検討。差出人が連名であること、2人で相談してデザインを決めていたことに加えて、その年のまさに元日にA男とB子が婚姻している点を重視。大西さんへの郵送にあたり、B子の関与があったと推測できると判断した。

また、大西さんとの離婚が成立しないうちから、B子がA男と接触して性的関係を持っていたと認定。B子はその点においても、接触禁止の和解条項に違反しているとした。

弁護側の「接触禁止は訓示的なもの(道義条項)にとどまる」という反論については「時、場所のいかんを問わず(故意の)接触を禁止するものであり、その内容が抽象的であるなどとはいえない。違反した場合には債務不履行または不法行為に基づく損害賠償責任が発生する」と退けた。

そして「幸せいっぱいの1年」「新たな家族でスタート」といった年賀状の文言について「原告の神経を逆なでする、嫌がらせとしか思えない内容」と批判し、B子に110万円の支払いを命じたのだ。

「一年の計は元旦にあり」という。365日中の1日ではあっても、旧年中の嫌な思い出をリセットし心機一転のスタートを切る特別な日だ。1審が認定したような悪意のある賀状だったとすれば、その責任はやはり重いといわざるを得ない。

情報源: 不倫元夫と新妻から…幸せいっぱいの“デス賀状” 元妻、怒りの法廷闘争の顛末:イザ!

まさかと思うが、喪中の相手にも送るんじゃなかろうな?