外国産クワガタ、特定外来生物に指定検討 販売禁止も:朝日新聞デジタル

へぇ・・・


外国産のクワガタが逃げたり、放たれたりしたときに懸念される影響

外国産クワガタムシの一部について、環境省は輸入などが原則禁止される「特定外来生物」の指定に向けた検討に入った。ペットとして根強い人気がある外国産のクワガタやカブトムシが指定されれば初めて。日本の在来種との交雑や競合を防ぐ狙いがある。

対象はインドや台湾などに生息する大型のマルバネクワガタ属の約10種。年度内に専門家会合を開き、結論を出す予定だ。特定外来生物になると、ペットとしての輸入や販売、野外に放すことが禁止される。すでに飼っている個体は飼い続けることができるが、新たに飼育はできなくなる。

日本には、アマミマルバネクワガタやオキナワマルバネクワガタなど、鹿児島県や沖縄県に近縁の固有種が生息しており、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種のマルバネクワガタも3種いる。外国産のマルバネクワガタはまだ野外では確認されていないが、定着すれば、在来種との交雑や、エサなどを奪い合う恐れがある。

専門家会合のもとにある専門グループの委員を務める九州大学の荒谷邦雄教授(昆虫系統分類学)は「(奄美や沖縄は)世界自然遺産登録を目指す地域でもあり、外来種を防ぎ、希少種を守る上で指定は必要だ」と指摘する。

環境省によると、輸入される外国産のクワガタやカブトムシは2014年、15年は年間40万匹以上。国内でも繁殖されており、実際の流通量はこれよりも多い。人気の高い外国産のヒラタクワガタやオオクワガタなどは野外で確認され、在来種との交雑個体も見つかっている。国が15年に注意喚起などを目的に作った「生態系被害防止外来種リスト」では、外国産のクワガタ、カブトムシのいずれもが、水際監視や野外への放出防止が求められる「定着予防外来種」に指定されている。

外国産クワガタやカブトムシの問題に詳しい国立環境研究所の五箇公一・生態リスク評価・対策研究室長は「最後まで飼うことの啓発や、野外での影響評価など、リスク管理を続ける必要がある」と話す。

このほか、ベトナムなどが原産で関東地方を中心に定着したチョウのアカボシゴマダラや、サクラに大きな被害を出すクビアカツヤカミキリも特定外来生物に指定する方向で検討している。(小坪遊)

■「特定外来生物」の指定が検討されている外国産クワガタ

特定外来生物の指定が検討されるマキシムスマルバネクワガタ=荒谷邦雄・九州大学教授提供

・マキシムスマルバネクワガタ

・ペラルマトゥスマルバネクワガタ

・ギガンテウスマルバネクワガタ

・マエダマルバネクワガタ

・カツラマルバネクワガタ

・ウォーターハウスマルバネクワガタ

・バラデバマルバネクワガタ

・アングラトゥスマルバネクワガタ

など

■日本で流通する外国産クワガタやカブトムシの例。

外国産のクワガタ、カブトムシは、いずれも侵入や定着の恐れがある「定着予防外来種」に指定され、水際監視や野外への放出防止が求められている。

【クワガタ】

東南アジア原産のオオヒラタクワガタ

・オオヒラタクワガタ

・エラフスホソアカクワガタ

・アンタエウスオオクワガタ

・パプアキンイロクワガタ

・ギラファノコギリクワガタ

ギラファノコギリクワガタ

【カブトムシ】

ヘラクレスオオカブト

・ヘラクレスオオカブト

・アトラスオオカブト

アトラスオオカブト

・ゴホンヅノカブト

・アクテオンゾウカブト

■外国産のクワガタやカブトムシが逃げたり、放たれたりしたときに懸念される影響

国内希少野生動植物種にも指定されている日本固有種のオキナワマルバネクワガタ=荒谷邦雄・九州大教授提供

・日本の在来種とエサやすみか、メスを奪い合う

・日本の在来種と交雑して、遺伝子を汚染する

・農作物の害虫になるリスク

(*このほかに原産国での乱獲や環境破壊につながる恐れもある)

情報源: 外国産クワガタ、特定外来生物に指定検討 販売禁止も:朝日新聞デジタル

やっとか。