【日本の解き方】豊洲市場は本当に危険か コンクリ封じ込めが最善手…地下ピットの存在が好都合 (1/2ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK

建設を推し進めた関係者の個人資産で補てんして、閉鎖してしまえ。


東京都の豊洲新市場の地下水モニタリング調査において、最大で環境基準の79倍にあたるベンゼンが検出された。しかも、検出されたのは35地点と、前回の2地点から大きく増えた。環境基準の3・8倍にあたるヒ素、不検出とされるべきシアンの検出もあった。

今回の結果は、これまでの8回の調査とはまったく違う数値であるが、小池百合子都知事の直感は素晴らしかった。まるで今回の調査結果を見越したように、移転を延期した知事の判断は正しかったといえよう。

今回の調査結果を受けて、まず数値の原因を究明しなければいけない。都は「暫定値」としているが、それ以前の8回の調査の数値との違いが大きすぎる。1~8回目の調査に関わった分析会社は3社で、9回目の今回は別会社が分析したというが、採取方法などを比較検討する必要がある。

豊洲市場の地下水位や水質を管理する地下水管理システムが影響した可能性も指摘されている。同システムが本格稼働したのは昨年10月だが、それによって、地下水位などが変化したとする意見である。

とはいえ、分析方法で間違いがない場合などを除き、地下の土壌が環境基準を満たしていない可能性が高いといわざるを得ない。

ここで注意すべきなのは、「環境基準」とは何かという点だ。環境基本法では、環境基準について、「人の健康を保護し生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」と定めている。

ただし、この環境基準を超えたらすべてダメかというと必ずしもそうではなく、土壌汚染対策法が最終的なよりどころとなる。

土壌汚染対策法では、有害物質について「地下水摂取リスク」と「直接摂取リスク」を管理するとされている。

たとえば、ベンゼンでは地下水摂取リスク基準は環境基準と同じ数値であるが、直接摂取リスク基準は定められていない。

また、シアンの地下水摂取リスク基準は環境基準と同じ「不検出」であるが、直接摂取リスク基準では一定量は許容されている。ヒ素の地下水摂取リスク基準は環境基準と同じ数値であるが、やはり直接摂取リスク基準では一定量は許容範囲だ。

要するに、土壌汚染対策法では、地下水を飲まなければ、環境基準でなくてもいいわけだ。

さらに、直接摂取リスク基準は、土壌汚染が存在すること自体ではなく、土壌に含まれる有害な物質が人体の中に入ってしまう経路(摂取経路)が存在していることを問題とするので、この経路を遮断するような対策を取れば問題ないとなる。

この対策のキモは、コンクリート等により物理的に遮断すること、つまり封じ込めである。

幸いなことに、豊洲市場には十分な地下空間(地下ピット)が存在する。そこで厚いコンクリート工事を実施して建物内の安全を確保するのが最善手であろう。

東京湾岸では、地下を掘れば有害物質が出てくるところは多いとされる。しかし、封じ込めをすることで、その上で飲食産業も成り立っている。地上の建物内で安全を確保する合理性が重要だ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

情報源: 【日本の解き方】豊洲市場は本当に危険か コンクリ封じ込めが最善手…地下ピットの存在が好都合 (1/2ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK

そもそも、豊洲に食料を扱う施設を作ろうって発想がおかしいんだよ。