なぜだ?相次ぐ動物の不審死 日露首脳が訪問した露極東の水族館が休館 当局が捜査開始(1/2ページ) – 産経ニュース

なぜだ?


【モスクワ=黒川信雄】ロシア政府が極東開発の目玉事業と位置付け、9月の開館式典にプーチン大統領や安倍晋三首相らが出席した大型水族館が今月初めに休館し、波紋が広がっている。水族館では管理上の違反が原因とみられる動物の不審死が相次ぎ、当局は捜査を開始。日本企業も参画する巨大プロジェクトは先行きが見えない状況に陥っている。

問題が起きているのは、露極東ウラジオストクのルースキー島に建設された「沿海地方海洋水族館」。プーチン氏や安倍首相、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領らが9月3日、現地で開催された経済フォーラムに出席した際も訪問した。プーチン氏は「素晴らしい施設だ」とアピールし、安倍首相も日本企業が建設に携わったエピソードを紹介した。

ところが、国営ロシア通信などによると、水族館では10月下旬、トドや複数のイルカが相次ぎ不審死した。トドの死をめぐり、現地メディアは「鈍器で殴られた跡がある」と報じ、イルカについては水槽の水質をめぐる規則違反が死亡の原因だと伝えられた。水族館では開館前を含め、過去1年で約10頭もの動物が死亡していたという。

さらに10月末には、施設職員がフェイスブック上で、エサ用の魚の多くに品質上の問題があり、腐っていたと指摘。「半分は捨てざるを得なかった」などとずさんな運営実態を暴露した。

水族館側はこれらの指摘を否定し「提訴も辞さない」と反発したが、1日には設備点検などを理由にチケット販売を停止。15日にはイルカの死亡をめぐり、当局が刑事事件として捜査を開始したと報じられた。

水族館は、2012年に現地で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に向け建設が進められたが、建設業者による巨額横領事件などが発覚し、完成が大幅に遅れていた。横領による被害総額は20億ルーブル(約35億円)ともいわれる。

9月3日、露極東ウラジオストクの沿海地方海洋水族館を訪問した各国首脳ら(AP)
9月3日、露極東ウラジオストクの沿海地方海洋水族館を訪問した各国首脳ら(AP)

情報源: なぜだ?相次ぐ動物の不審死 日露首脳が訪問した露極東の水族館が休館 当局が捜査開始(1/2ページ) – 産経ニュース

原因は何だろう?