ご飯にかける“ゆかりペン” 「何ですかそれー」クラブ女性に大ウケ…ヒット確信:イザ!

ほぉ・・・

【ビジネスの裏側】

赤シソのふりかけ「ゆかり」がペン型容器に入った「ゆかり ペンスタイル」(ゆかりペン)が大ヒットしている。一見、普通のペンだが、振ると先からゆかりが出てくる姿が斬新で受けているのだ。平成26年秋の発売以来、購入者がフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)に投稿するなどし、さらに認知度はアップ。いまも人気が続いている。(中山玲子)

ヒットを確信

「このペンは、紙には書けないけれど、ご飯にはかけられるんだよ」

26年春のある夜、広島市中心街のクラブで、三島食品(広島市中区)の三島豊社長(62)は、胸ポケットからゆかりペンを取り出し、女性たちに冗談交じりに言った。そして焼酎グラスの上で振ると、ゆかりが出てきた。

「きゃー、何ですかそれー」「かわいいー」「私も欲しい」と好反応。その瞬間、「これは売れる」と三島社長は確信した。

ゆかりペンには、三島食品の看板商品「ゆかり」が入っている。ペン先から、ゆかりの粉が出てくる仕組みで、中身は袋タイプの商品から詰め替えられる。

長さ14センチ、直径1・5センチで筆箱の中や、デスクの上にあっても違和感はない。大阪市内や名古屋市内の東急ハンズでも販売している(10月時点)。価格は1本税込み540円。

社内は反発

三島社長が最初にゆかりペンの商品化を社内で提案したのは26年頭のことだった。調味料用の小瓶にゆかりを入れて持ち歩いていたが、かさばるのが気になっていた。そこで、もっと携帯しやすい容器はないかと資材担当者に聞いてみたところ、見つかったのがペン型容器だった。

使い勝手が良かったことから、三島社長は早速、ゆかりペンの商品化を役員会で提案した。しかし、商品化には手作業が必要だったことから、社員から「人手が足りない」などと反対の声が続出。お蔵入りになった。

しかし、三島社長はあの女性たちの好反応が忘れられない。今度はトップダウンで商品化を決断した。

過去最高益に貢献

ゆかりペンは、26年11月に東京・銀座にある広島県のアンテナショップと広島県内の道の駅で販売をスタート。即日完売の日もあるなど、すぐに人気に火が付いた。

27年7月にはネット通販も開始。1カ月の販売数量は100本から10倍の千本に増えた。ゆかりペンを購入した人がSNSに投稿すると、さらに人気は拡散。「斬新」「おもしろい」「海外旅行に持ってこい」「しゃれてる」といった高評価の声が相次いだ。

今年4月からは月間約6千本の生産量を保っている。27年はゆかりペン約1万3千本を売り上げたほか、その人気が袋入りのゆかりの販売まで押し上げ、三島食品は過去最高益を記録した。

昭和45年に誕生したゆかりの知名度は世代を問わず高い。さらに最近話題の、ご飯やおかずを動物やお花などに見立てて装飾する「デコレーション弁当」では、ゆかりペンの使い勝手の良さが発揮される。

三島社長は、ゆかりペンは「単なるふりかけでなく、コミュニケーションツールだ」と言う。スーツの胸ポケットに忍ばせて宴席でサッと取り出せば、三島社長のように人気者になれるかもしれない。


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