「やばくねえか?」ドラクエX“最強鍛冶職人”登場で炎上 止まぬ「チート行為」:イザ!

うへぇ・・・

【衝撃事件の核心】

インターネット掲示板が大炎上するほど、プレーヤーの間では“大事件”だった。人気オンラインゲーム「ドラゴンクエスト(ドラクエ)X」で、会社員の男らが「チート行為」と呼ばれる不正操作を行い、高性能のレアアイテムを大量に取得していた。チート行為は、興味本位で手を出すプレーヤーも少なくないが、不公平感が生まれ、利用者離れにつながることから運営側にとっても致命的。警察による摘発も後を絶たず、関係者は「重大な問題と認識してほしい」と頭を悩ませる。(加藤園子)

次々と「☆☆☆」のアイテムを作成…不審に思った“目撃者”が告発

「やばくねえか?」「不正だろうな」「通報しまくれ」

昨年10月、ネット掲示板「2ちゃんねる」で、ドラクエXの「武器鍛冶職人専用」とした掲示板が大騒動となった。

ドラクエXではプレーヤーが職業を選ぶことができ、「職人」のプレーヤーが、武器などのアイテムを作成する行為を「鍛冶」と呼んでいる。

鍛冶中のプレーヤーの操作によってアイテムの出来栄えが左右され、完成度は「☆☆☆」を最高とする星マークの数で評価される。

アイテムが完成すると、ほかのプレーヤーにも分かるように表示されるが、「☆☆☆」はそうそう簡単にできるわけではない。 さらに両手剣「スレイプニール」など高性能のレアアイテムで、かつ「☆☆☆」となれば、それを所有しているだけで羨望と嫉妬の視線を浴びることになる。

ところが、あるプレーヤーが毎回「☆☆☆」のレアアイテムを作り出す様子を、ほかのプレーヤーが“目撃”。不正を疑って掲示板に書き込んだのが、事の発端だった。

一斉にアカウント停止処分、第一通報者は「英雄」扱い

多くのオンラインゲームでは不正行為を見つけた際の通報窓口を設けている。運営するスクウェア・エニックスは相次ぐ通報を受け、調査を開始。チート行為と認めて、複数のアカウントを永久停止処分とした。

公式サイトでは、このチートによるほかのプレーヤーへの不利益はないことなどを説明し、「お騒がせしてしまい、大変申し訳ありません」と謝罪している。

最初にチート行為を掲示板で指摘したプレーヤーは、同じ掲示板上で「英雄」などと評価された。

時を同じくして同社は昨年11月に警視庁に相談。警視庁サイバー犯罪対策課は今年10月、システムエンジニアの男や男子高校生ら5人を私電磁的記録不正作出・同供用などの容疑で書類送検した。

事件の構図

数千回チート行為 ゲーム内で金儲け

詳しい手口はこうだ。

警視庁によると、男は鍛冶作業で、アイテムを高性能化させる「ひっさつ」を発動させるデータを解析。このデータを何度もサーバーに送信して、高性能のアイテムを作成していたとみられる。解析はデータ改変ツール「WPE Pro」で行っていた。

レアアイテムはゲーム内通貨で高く取引されるため、5人とは別の人物が「金儲けしよう」とゲーム上で男に接触。別の人物らを通して男と知り合った男子高校生らがチート方法を教わり、実行した。

男子生徒らは数百~数千回、同様のチート行為を行ったと話しているといい、アイテムはゲーム内で販売したという。

拡大するオンラインゲーム 深刻化する「RMT」

近年、家庭用ゲーム機を使った従来のオフラインゲームから、ネット端末を使うオンラインゲームへの移行がめざましい。日本オンラインゲーム協会によると、昨年のオンラインゲームの市場規模は1兆1千億円だ。

一方でチート行為の摘発は後を絶たない。もちろんオフラインゲームでも、不正操作でキャラクターを強くすることなどは「裏技」として、プレーヤーの間で広まっていた。

しかしオンラインゲームでの不正操作は、全体のゲームバランスを崩しほかのプレーヤーに影響を与えることから、オフラインでの不正より大きな問題となる。ネットで炎上し、運営側の責任問題にまで発展した例は複数ある。

さらにチート行為で得たアイテムやゲーム内通貨、強化したキャラクターは、現実社会で現金で取引されることが多く、この点でも問題とされている。

RMT(リアル・マネー・トレード)と呼ばれ、オークションに出品したり特定のサイトで販売したりする専門業者もいる。同協会はRMT関連の出品について対策するようオークションサイトに申し入れをしているが、排除には至っていない。

RMTが犯罪グループの資金洗浄になっているとの指摘もあるため、RMTを規制する法律がある国もあるが、日本ではゲーム業者の防衛策や処分に任されているのが実態だ。スクウェア・エニックスは昨年1年間で、RMTをしていたドラクエXのアカウント約4万7千件を永久停止としている。

同協会も会員向けのガイドラインを作成して対策を進めており、「パソコン向けオンラインゲームの不正は減ってきている」と川口洋司事務局長は評価。「今後はスマートフォン向けアプリのゲーム対策を進め、引き続き各都道府県警察の捜査にも協力していきたい」と話している。

PARとか使ったことはあるけど、家で完結してるからなぁ。
オンラインゲームでやっちゃあかんでしょ。