広島原爆慰霊碑:ドクさん献花「核兵器も絶対反対」 – 毎日新聞

来たのか。

ベトナム戦争後、双子の兄とつながった状態で生まれ、後に分離手術を受けたグエン・ドクさん(35)が20日、初めて広島市を訪れ、原爆慰霊碑に献花した後、原爆資料館を見学した。兄弟は化学兵器の枯れ葉剤の影響を受けた可能性があるとされており、ドクさんは自身の境遇を被爆者に重ね、広島を訪れたかったという。

ドクさんは原爆資料館の芳名録に「当時の写真を見て大変なショックを受けた。広島の人々とつらい思いを乗り越え、すばらしい将来に向けて一緒に頑張っていきたい」などと記した。記者会見では「私は枯れ葉剤の被害を受け、広島の人も同じ痛みを抱えている。化学兵器も核兵器も、人類を破滅させる不道徳なもの。私は絶対に反対している」と述べた。

ドクさんは、市民団体「広島ベトナム平和友好協会」の招きで来日した。分離手術は1988年に行われ、兄は2007年に死去した。【竹下理子】

原爆死没者慰霊碑の前で手を合わせるグエン・ドクさん(左)=広島市中区の平和記念公園で2016年10月20日午後2時40分、竹下理子撮影

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