神戸製鋼データ改竄 米でも揺らぐ「日本製への信頼」 怨嗟の声:イザ!

現場が意識改善しないと、経営陣がどれだけ頑張っても意味がない。


【ワシントン=塩原永久】神戸製鋼所の性能データ改(かい)竄(ざん)問題が、米国でも日本製品への信頼を揺さぶっている。神戸製鋼から供給を受けていた民間企業や政府が調査を進めており、米メディアは品質を売りとしてきた日本製品の「評判への打撃」と報じている。また米鉄鋼業界からは「(業界の製品検査への)信頼が損なわれかねない」と怨(えん)嗟(さ)の声も出ており、反響が広がっている形だ。

不正をめぐっては、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどに問題の製品が供給されていたことが判明。現時点で安全面への影響は把握されていないが、各社は調査を続けている。

航空機大手のボーイングは20日、産経新聞の取材に「これまでの調査で(改竄問題が)安全上の懸念を生じさせる事例はないとの結論に至った」と回答。問題発覚後、「サプライチェーン(調達・供給網)を包括的に点検」する作業を実施したといい、調査は今後も継続するとしている。

米政府では、司法当局が神戸製鋼に資料の提出を求めたほか、道路交通安全局(NHTSA)も関心を寄せているようだ。

高品位な素材の納入先は軍事用も含め多岐にわたり、国防総省も「どの程度の軍事プログラムやプラットホームに(神戸製鋼の製品が)使われているのか調べている」としている。

日米関係を専門とするヴァンダービルト大のジェームス・アワー名誉教授は、改竄発覚に「落胆した」とする一方、「日本の品質基準はもともと非常に高く、現段階で安全性にかかわる事態が生じていない」ことから、米国内で影響が深刻化するとはみていない。

ただ、日本の製造業をめぐっては、神戸製鋼の問題以外にも日産自動車による無資格検査が表面化。「精密な日本の製造業の評価に新たな影がかかった」(米紙ニューヨーク・タイムズ)といった論評も出ている。

米鉄鋼業界も無関係ではない。鉄鋼産業の専門調査会社「スチール・マーケット・アップデート」が実施したメーカーや専門商社の役員に行った聞き取り調査では、業界の品質検査に対する不信が生じかねないとの懸念が寄せられた。

調査結果では、「単に外国の工場で起きた問題では済まない」と業界全体への影響を危ぶむ声や、「当局から検査の厳格化を求める圧力」が高まるのではないかとの指摘が出たという。

情報源: 神戸製鋼データ改竄 米でも揺らぐ「日本製への信頼」 怨嗟の声:イザ!

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