カタルーニャ州首相「独立を延期」

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独立住民投票が終わった後、バルセロナの広場でカタルーニャの旗を掲げる男性(1日)=ロイター
独立住民投票が終わった後、バルセロナの広場でカタルーニャの旗を掲げる男性(1日)=ロイター

【パリ=白石透冴】スペイン北東部カタルーニャ州の独立問題で、プチデモン州首相は10日夜(日本時間11日未明)に州議会で「独立宣言の発効を数週間停止したい」と演説した。中央政府との対立の先鋭化や国際社会での孤立を恐れ、独立宣言の延期を決めたとみられる。国内外と対話を進めるためだと説明した。カタルーニャ問題は一旦緊張状態が緩む可能性も出てきた。

一方でプチデモン氏は10月1日の住民投票で9割が独立に賛成した結果に言及し「カタルーニャは独立国家になる権利を得た」と独立を目指す考えも強調した。ただ「我々は対話の用意がある」と改めて中央政府に交渉のテーブルに付くよう求めた。

情報源:カタルーニャ州首相、独立宣言延期を表明「対話のため」 (写真=ロイター) :日本経済新聞


カタルーニャ州首相、独立宣言の数週間延期を表明

スペイン・カタルーニャ州のプチデモン首相は10日、スペイン政府と対話するため、数週間、独立宣言を延期することを表明しました。
「プチデモン州首相です。きょうの演説で独立宣言をするかどうか、多くの独立派の人たちが見守っています」(記者)

独立賛成派が9割を占めた住民投票後初めて、プチデモン州首相は議会で演説しました。

「州議会による独立宣言の延期を提案します。対話なくして合意可能な解決策にはたどり着けません」(カタルーニャ州 プチデモン州首相)
州首相は、住民投票の結果、カタルーニャは独立国家になる権利を得たとしながらも、スペイン政府との対話のため、今後、数週間、独立宣言を延期することを表明しました。

「完全な独立宣言を期待していたのに少し期待外れです。根気よく独立を待ちます」(演説を聴いていた独立派の人)

独立宣言を行った場合、中央政府が自治権停止も辞さない構えを示していたことや、大手銀行などが州外への本社移転を決めたことなどから、独立派の中からも独立宣言を見送るべきとの声が上がっていました。さらに、独立への国際社会の支持も得られておらず、国内外の圧力を考慮して独立宣言を延期したものとみられます。

ただ、スペインの副首相は、州首相が独立国家の権利を得たと宣言したことに激しく反発、「住民投票を違法だと認めない限り対話できない」と対話を拒否しました。

スペイン政府は、さらなる強硬措置に乗り出す構えも見せていて、今回の州首相の提案が、事態打開につながるかは不透明です。

情報源:カタルーニャ州首相、独立宣言の数週間延期を表明 TBS NEWS


カタルーニャ独立宣言“見送り”対話模索へ

スペイン・カタルーニャ州の独立問題で日本時間11日未明、州政府の首相が演説し、独立宣言を数週間見送り、中央政府との対話の可能性を探ると述べた。

州政府のプチデモン首相は州議会で独立を宣言するのではとの見方があったが、独立宣言をいったん見送る考えを明らかにした。

「現在の状況を打開するため、独立賛成が多数を占めた住民投票の結果を数週間見送り中央政府との対話を模索する」―州政府のプチデモン首相はこのように述べ、スペイン中央政府との緊張を緩和し対話の可能性を探ると述べた。

しかし、独立賛成派の市民からは落胆の声が上がった。

独立派の市民「結局、独立宣言をするのかしないのかよくわからない」「誰もが(独立宣言を)期待していたわ。ちょっと失望している」

一方、スペイン中央政府は11日朝、臨時の閣議を開き、州の自治権剥奪などの措置をとるかどうか検討すると発表した。

今後、中央政府との対話の道を探りながら、独立を支持する住民の期待に応える着地点を見いだすことができるのか。州政府は難しいかじ取りを迫られそうだ。

情報源:カタルーニャ独立宣言“見送り”対話模索へ|日テレNEWS24


スペイン・カタルーニャ自治州議会で演説するカルレス・プチデモン州首相(2017年10月10日撮影)。(c)AFP/LLUIS GENE
スペイン・カタルーニャ自治州議会で演説するカルレス・プチデモン州首相(2017年10月10日撮影)。(c)AFP/LLUIS GENE

【10月11日 AFP】(更新)スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相は10日、州議会で演説し、同州を「独立共和国」にするという「人々の要求」は受け入けるとしながらも、スペイン政府との対話の機会を設けるため、独立宣言の即時実施は保留する意向を表明した。

プチデモン氏は「カタルーニャを独立共和国にするという人々の要求は受け入れる」と述べた上で、「今後数週間のうちに対話に着手するため、独立宣言は保留にする」よう州議会に求めた。即時独立の宣言は踏みとどまりつつ、分離独立の可能性を残す形となった。

中央政府は、演説は「無言の」独立宣言だとして反発。政府報道官は「受け入れられない」と表明した。

今回のカタルーニャ州独立をめぐる動きは1970年代の民主化以降、同国最大の騒乱となっており、これを懸念する同州やスペイン国内、欧州の政治指導者らは、独立宣言に反対する姿勢を示している。

今月1日に実施された同州の独立の是非を問う住民投票は、裁判所の差し止め命令を押し切って行われたものだが、プチデモン氏は、スペイン離脱の正当な根拠になり得ると主張している。

住民投票の結果は約9割が独立賛成だったが、投票の監視が不十分だった上、独立反対派の住民多数がボイコットしていた。(c)AFP

情報源:カタルーニャ、独立宣言を保留 州首相、スペイン政府との対話提案 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News


カタルーニャ州首相、「独立宣言」延期

スペイン北東部、カタルーニャ自治州の分離独立をめぐる問題で、自治州政府のプチデモン首相は、スペイン政府と対話していく方針を示し、「独立宣言」を延期することを明らかにした。

10日、州議会で演説したカタルーニャ自治州のプチデモン首相は、スペインからの分離独立を問う住民投票の結果を受けて、独立国家となるための指揮をとることを宣言した。

そのうえで、「スペイン政府と数週間交渉する」として、一方的な独立の宣言は見合わせ、歩み寄りの姿勢を見せることで、中央政府との交渉に期待感を示した。

しかし、スペイン政府の当局者は10日、「一方的な独立宣言は容認しない。交渉のテーブルにつくことはしない」と述べて、対話を拒否している。

情報源:カタルーニャ州首相、「独立宣言」延期


【バルセロナ=作田総輝】スペインからの独立を問う住民投票で賛成が多数を占めた東部カタルーニャ自治州のプチデモン州首相は10日夜(日本時間11日未明)、州議会での演説で「住民投票の結果、我々は独立した国家になるよう託された」と独立の意思を強調した。

その一方で、州議会に対し、「スペイン中央政府と対話するため、独立宣言の効力を一時停止することを提案する」とも述べ、事実上、独立宣言を先送りした。

カタルーニャ州政府は今月1日、中央政府の反対を押し切って住民投票を実施。開票の結果、独立賛成が約90%に上っていた。

情報源:カタルーニャ州首相、独立宣言を事実上先送り : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


カタルーニャ州首相「独立を延期」

スペインからの一方的な独立を宣言する構えを見せていた北東部カタルーニャ州のプチデモン州首相は、今月1日に行われた住民投票の結果、カタルーニャがスペインから独立する権利を得たと強調したうえで、スペイン政府との交渉を視野に今後数週間、独立を延期すると発表しました。

今月1日に「スペインからの独立の賛否を問う住民投票」が行われたカタルーニャ州では、10日夜(日本時間の11日午前2時すぎ)からバルセロナにある州議会が開かれました。

この中でプチデモン州首相は、住民投票では独立賛成が大多数を占めたと報告し、「住民投票の結果、カタルーニャは共和国として独立国家になる権利を得た」と述べて、スペインから独立する正当性を強調しました。

そのうえで「スペインとの問題を解決するには対話が必要だ」とも述べ、住民投票は憲法違反だとしているスペイン政府との交渉も視野に今後数週間、独立を延期すると発表しました。

プチデモン州首相としては、独立の権利を主張しながら独立そのものは延期することで、独立支持派の住民の理解を得る一方、スペイン政府との交渉の余地を残すことを狙ったものと見られます。

しかし、地元のメディアは、スペイン政府の関係者がプチデモン州首相の演説を独立宣言と受け止めたと伝えていて、今後スペイン政府が態度を硬化させ、カタルーニャ州の自治権の停止も含めた強硬措置に乗り出す可能性もあり、双方の溝がさらに深まることが予想されます。

独立に賛成の大勢の市民が集まる

カタルーニャ州の独立に賛成する大勢の市民は10日夜、州都バルセロナにある州議会近くの広場に集まり、「カタルーニャを守ろう」と書かれた横断幕や州の旗などを掲げながら、プチデモン州首相の演説を待ちました。

広場には州議会の様子を伝える地元メディアの生放送が大型のスクリーンで映し出され、プチデモン州首相が議会に到着すると、集まったおよそ3万人の市民からは大きな歓声と拍手が上がりました。

ただ、プチデモン州首相がスペインから独立する正当性を強調したものの、スペイン政府との交渉を視野に今後数週間、独立を延期すると発表したことについては、落胆の声が多く聞かれました。

26歳の市民の女性は「私たちは皆、プチデモン州首相が独立を宣言すると思っていたのでがっかりしました。スペイン政府との交渉は時間を要するだけで、うまくいくとは思えません」と話し、独立を延期するという州首相の発表に納得できない様子でした。

一方で、19歳の市民の女性は「私も独立を望んでいますが、スペイン政府との交渉がなければ、暴力が繰り返されるおそれもあるので、交渉は暴力を避けるためのものだと考えています」と述べ、州首相の姿勢に一定の理解を示していました。

カタルーニャ 独立運動の経緯

スペイン第2の都市バルセロナを中心とするカタルーニャ州は人口750万余り、工業や観光業が盛んで、スペインのGDP=国内総生産のおよそ20%占め、国内最大規模の経済を誇ります。

サッカーのスペイン1部リーグの強豪で世界的な人気チームのバルセロナが拠点を置いていることでも知られています。

独自の言語と文化を持つカタルーニャ州では、長年スペインからの独立に向けた運動が続いてきましたが、2008年にリーマンショックが起きると、独立の機運は一気に高まります。

厳しい経済状況の中、国に納める税金に対してその恩恵を十分に受けていないといった不満などが背景にあったとされています。

3年前には住民に独立の賛否を問う非公式の投票が行われ、およそ220万人が参加して80%余りが独立に賛成しました。

さらにおととしの州議会選挙では、独立を主張する政党が過半数の議席を獲得。

州議会ではことし9月、独立の賛否を問う住民投票を10月1日に実施する法案が可決されました。

これに対してスペインの中央政府は、住民投票は憲法が定める国民の一体性や国の重要事項については国民全体の投票を行う原則に反するとして、一切認めない姿勢を示してきました。

1日行われた投票では、中央政府が投票は違憲だとして警察が一部の投票所の封鎖に踏み切ったことから、住民との衝突に発展し、州政府の発表によりますと、およそ900人がけがをする事態となりました。

しかし、多くの投票所では予定どおり投票が行われ、州政府によりますと、投票資格があるとされた531万人余りのうち43.03%にあたるおよそ229万人が投票し、このうち独立賛成が90.18%に上ったのに対し、独立反対は7.83%にとどまりました。

この結果を受けて州政府は9日にも州議会を開いて開票結果を報告するとしていましたが、中央政府の憲法裁判所がまたもや独立に関する州議会の招集を違憲だとする判断を示したことから、州政府側は議会の招集を1日延期していました。

カタルーニャ州がスペインからの一方的な独立を宣言したことで、スペインの中央政府との対立が決定的となり、国内に混乱が広がるだけでなく、ヨーロッパで同じく国からの分離独立を求める地域を後押しすることになりかねず、ヨーロッパ全体に影響を及ぼすことになりそうです。

スペインの自治州とは

多様な言語と文化を抱えるスペインは、17の自治州と北アフリカの飛び地にある2つの自治都市から成り立っています。

フランコ独裁体制が続いていたおよそ40年間は、中央集権化が進み地域の文化や言語は弾圧されましたが、その後の民主化の過程で制定された1978年の憲法では自治州に広範な自治権が保証されます。

自治州には独自の議会や政府が設けられ、社会福祉や教育、治安などの政策を担っています。

ただ、自治権の範囲は州によって異なり、北部のバスク州とナバーラ州は一定の分担金を国に納める代わりに税の徴収権が与えられているのに対し、カタルーニャ州をはじめほかの15の州は税の徴収権はなく、国からの交付金が財源となっています。

このためカタルーニャ州は、税負担に比べ交付金が十分でないとして、税の徴収権の移譲など財政的な自治権の拡大を求めてきました。

一方、スペインの憲法は、自治州に広範な自治権を保証しながら、中央政府にも強い権限を持たせています。

155条では、自治州が憲法に規定された義務を果たさなかった場合やスペインの利益に背く場合は、中央政府が上院の過半数の承認を得たうえで、必要な措置を講じることができるとしています。

具体的には州政府の機能を停止させたり州議会を解散させたりすることができるとされていますが、過去に実際に適用されたケースはありません。

情報源:カタルーニャ州首相「独立を延期」 | NHKニュース


スペイン北東部カタルーニャ自治州のプチデモン州首相=AP
スペイン北東部カタルーニャ自治州のプチデモン州首相=AP

【パリ賀有勇】スペインからの独立を問う住民投票で賛成が多数を占めた北東部カタルーニャ自治州のプチデモン州首相は10日夜(日本時間11日未明)、州議会で演説し、「カタルーニャは独立した共和国となる意思表示をした」と述べる一方、独立宣言に踏み切ることを保留し、混乱回避のため中央政府との対話を模索する考えを示した。

自治州は今月1日、中央政府と憲法裁判所が法的な正当性を認めない中で住民投票を実施した。州政府発表の確定開票結果によると、投票資格を持つ531万人のうち43%にあたる228万人が投票し、独立に「賛成」は90.18%を占めた。反対派の多くが棄権したため「反対」は7.83%にとどまった。

中央政府のラホイ首相は、独立宣言が行われれば憲法に基づいてカタルーニャの自治権の停止に乗り出すことも辞さない姿勢を堅持。双方の対立が激化する中、対話を求める声が国内外から上がっていた。

9日には、州都バルセロナのコラウ市長が「対話の余地を失うような行動は慎むべきだ」と述べ、プチデモン氏に独立宣言をしないように呼びかけ、ラホイ氏に対しても対話による解決を呼びかけた。

情報源:カタルーニャ:独立宣言は保留 中央政府との対話を模索へ – 毎日新聞


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