【海外発!Breaking News】娘の命を奪った男を許し、刑務所で面会し続ける両親(米) | Techinsight

ほぉ・・・


娘と3年間交際していた男(画像は『Mirror 2017年8月6日付「How parents forgave their daughter's killer and now visit him once a month in prison」(Image: Grosmaire family)』のスクリーンショット)
娘と3年間交際していた男(画像は『Mirror 2017年8月6日付「How parents forgave their daughter’s killer and now visit him once a month in prison」(Image: Grosmaire family)』のスクリーンショット)

愛する我が子の命を奪われた時、犯人を許すことなど容易にできるものではないと誰もが思うことだろう。しかし米フロリダ州に住むある夫妻は娘を殺害した男を許し、今もなお男が服役する刑務所に面会に訪れているという。英メディアMirrorなどが伝えた。

フロリダ州タラハシーに暮らすケイト・グロメールさん(58歳)とアンディさん(58歳)には3人の娘がいた。しかし7年前、当時19歳だった末っ子のアンさんが、交際していたコナー・マックブライド(26歳)に銃殺された。

動物好きで心優しいアンさんは成長して演劇に興味を持つようになり、学校で制作に関わる勉強をしている時にドラマ制作を通してコナーと知り合った。2人はすぐに意気投合し交際を始めた。ケイトさんは「コナーは10代にありがちな扱いにくさは全くなく、とても丁寧な少年でした。私たちはアンに素敵な恋人ができたと喜んでいました」と当時を振り返る。

16歳から3年間、娘と交際してきたコナーを、ケイトさんとアンディさんは家族の一員として思うようになっていたという。しかし2010年3月28日、アンさんがコナーにショットガンで撃たれるという悲劇が起こった。警察から事情を聞き病院へ駆けつけた両親が目にしたのは、銃弾が貫通した右目に包帯を巻かれ生命維持装置をつけられたまま、かろうじて息をしている変わり果てた娘の姿だった。

数日後、娘に回復の望みがないことを知り生命維持装置を外す決意をした両親は、その前にコナーのもとを訪れた。ケイトさんは次のように明かす。

「彼は面会したい人のリストの中に、私の名前を記入していました。こんなことを言うと変に思われるかも知れませんが、私たちは会う前から彼のことを許してあげなければと思っていました。愛する娘への思い出を、嫌悪や怒りだけで埋めてしまいたくなかったのです。」

夫妻は、面会してすぐに謝罪したコナーを受け入れた。その日の午後、アンさんの生命維持装置が外された。「看護師がチューブを外すと娘はすぐに旅立ちました。穏やかな死でした」とケイトさんは話している。夫妻はアンさんの葬儀にコナーの両親を呼び、そこで初めてコナーがアンさんを撃つ前に父の銃を持ち出して自殺を図ろうとしたこと、最終的にアンさんと口論となり撃ってしまったことを知った。

やがて州検事から、コナーには無期懲役の判決が下されたことを知った夫妻は「二度と娘を取り戻すことなどできないが、コナーの人生までも台無しにする必要はないのでは」と思い、“修復的司法”を実践することにした。これは、事件に関わる全ての当事者が集まりその犯罪によって起こる影響を話し合うことで、被害者と加害者の関係修復を目指し、加害者の更生を助長する適切な判決を導くというもので、事件が起こったコミュニティを含む当事者らが主体となって裁判所にかけ合う活動のことである。

ケイトさんとアンディさんはコナーの両親とも協力し合い、1000人の署名を集め、2011年6月に判決についての会合を行った。そして8月、コナーには20年の懲役と10年の保護観察処分が科せられることが決定した。

「コナーが減刑になったからといって、当然祝うべきことではありません。彼の愚かで悲劇的な過ちにより、私たちの娘を失ってしまった事実は変えようがありませんから。ですが、まだ若いコナーの人生が台無しにならなかったことは喜ぶべきことだと思っています。彼には過ちへの償いができるチャンスが与えられたのです。」

娘を殺害した男を許しただけでなく、さらに減刑を求めて署名活動まで行った夫妻は、2011年の12月から2年にわたりおよそ16回も服役中のコナーに面会を続けてきた。訪問できない時も毎週のように手紙や電話で連絡を取り合ってきたという。

ケイトさんは「どうして自分を許すことができるのか」と尋ねるコナーに、「私はあなたのためではなく、私たちのために許しただけ。あなたへの恨みや怒りから解き放たれなければ、私たちには未来はないから」と答えたそうだ。

アンさんの事件をきっかけに現在、夫妻は「修復的司法」の必要性や「許す」ことの大切さを訴え続けている。「Forgiving My Daughter’s Killer(娘の殺人犯を許すこと)」という本を出版し、今でもコナーのいる刑務所に面会に訪れているケイトさんは、最後にこのように語った。

「周りに私たちとコナーの関係を聞かれた時には『スピリチュアル・ペアレンツ』だと伝えています。私たちはコナーが原因で耐え難い痛みを味わいましたが、彼を愛しているし、将来は人生を有意義に生きてほしい。コナーは、いつも私たちの人生の一部なのです。」

画像は『Mirror 2017年8月6日付「How parents forgave their daughter’s killer and now visit him once a month in prison」(Image: Grosmaire family)』のスクリーンショット

情報源:【海外発!Breaking News】娘の命を奪った男を許し、刑務所で面会し続ける両親(米) | Techinsight

勇気あるなぁ・・・

Forgiving My Daughter’s Killer