中学生プロ棋士 藤井四段が19連勝

19連勝か・・・


将棋の最年少プロ棋士で、デビューから無敗の18連勝を記録していた藤井聡太四段(14)が25日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた、竜王戦6組ランキング戦の決勝戦で、近藤誠也五段(20)を102手で破った。自身が持つデビューからの連勝記録を19に伸ばすとともに、竜王戦の決勝トーナメント進出も決定。史上最年少でのタイトル獲得に、一歩近づいた。

相手に付け入る隙を与えない完勝にも、藤井四段は笑みを浮かべず淡々。「攻め続けたのが良かった」と自己分析した。前代未聞の中学生タイトルホルダーへ向け、決勝トーナメント進出を決めた藤井四段は「19連勝はうれしいです。(決勝トーナメントでは)強い先生ばかりとの対戦になるので、気を引き締めて全力でぶつかりたい」と前を向いた。

対戦相手の近藤五段は15年10月に四段に昇段してプロとなり、24日までの通算勝率は7割4分を超えている。11月には王将戦の挑戦者決定リーグ戦で、羽生善治三冠(46)を破った。今年に入っても、1月12日の順位戦C級2組から3月9日の竜王戦6組まで10連勝をマークするなど、14勝1敗という驚異的な成績で、順位戦では1期でC級1組への昇格を決めており、将来の名人候補との呼び声も高い存在だ。

その近藤五段に対し、後手番となった藤井四段は、真っ向勝負を挑んだ。戦形は、近藤五段が羽生三冠を破った対局でも採用した「相掛かり」。藤井四段は自身の得意な「角換わり」ではなく、相手の得意戦法を受けて立つ形となった。序盤から力のこもった戦いが続いたが、中盤に機敏な指し回しで優位を築くと、夕食休憩時にはすでにはっきり優勢との評判に。最後は抜群の終盤力できっちり押し切った。

これで19連勝となり、歴代単独7位に。さらに、11人による竜王戦の挑戦者決定トーナメントにも駒を進めた。デビュー1年目で竜王戦6組を優勝したのは、通算8人目。このまま決勝トーナメントも勝ち進めば、前代未聞の中学生タイトルホルダー誕生の可能性も出てくる。

一挙手一投足が注目される藤井四段は、対局中の食事も“勝負メシ”として話題となっている。この日の昼食は、ボリューム満点なことで知られる中華料理店「紫金飯店」の五目焼きそば。デビュー戦となった昨年12月の加藤一二三九段戦でも、夕食に同店の卵チャーハンを注文した。夕食は、将棋会館での出前メニューの“定番”である「ほそ島や」のチャーシューメン。昼夜とも恒例の麺類で、しっかり栄養分を補給した。

情報源:藤井四段19連勝で竜王戦決勝T進出「攻め続けたのが良かった」と淡々/芸能/デイリースポーツ online


将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段は25日、東京都渋谷区の将棋会館で指された竜王戦6組決勝で近藤誠也五段を破り、自身の持つデビュー後の公式戦の連勝記録を「19」に更新した。

藤井聡太四段の話 今日の将棋は終始、攻め続けたのがよかった。19連勝は上出来です。(竜王戦6組優勝に)決勝トーナメントに行けるのはうれしい。強い先生と当たるので、全力でぶつかりたい。(共同)

情報源:藤井聡太四段が19連勝「攻め続けたのがよかった」 – 社会 : 日刊スポーツ


将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)は25日、東京都渋谷区の将棋会館で指された竜王戦ランキング戦6組決勝で近藤誠也五段(20)を破り、自身の持つデビュー後の公式戦連勝記録を「19」に更新した。

公式戦の最多連勝記録は神谷広志八段(56)が1987年に達成した28で、19連勝は歴代単独7位。これで竜王戦6組での優勝が決まり、渡辺明竜王(33)への挑戦者を決める決勝トーナメントに進出した。

次回の対局は6月2日、棋王戦予選の決勝で本戦トーナメント入りを懸け、沢田真吾六段(25)と対戦する。

対局は藤井四段の後手番。巧みな指し回しで、中盤あたりでリードを奪い、その後は持ち味の鋭い攻めで押し切った。

藤井聡太四段の話

「今日の将棋は終始、攻め続けたのがよかった。19連勝は上出来です。(竜王戦6組優勝に)決勝トーナメントに行けるのはうれしい。強い先生と当たるので、全力でぶつかりたい」

情報源:最年少14歳の藤井聡太四段が19連勝 デビュー連勝記録を更新「上出来です」/将棋 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)


史上最年少で将棋のプロ棋士となり、デビューからの公式戦の連勝記録を更新している愛知県の中学3年生、藤井聡太四段が25日の対局に勝って連勝記録を19に伸ばすとともに、竜王戦の挑戦者を決める決勝トーナメントへの進出を決めました。

将棋の藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となり、デビュー戦で現役最年長の加藤一二三九段を破って以降、公式戦では一度も負けることなく勝ち続け、先月4日にはデビュー戦から11連勝の新記録を達成しました。

その後、さらに7勝を挙げた藤井四段は、25日に東京の将棋会館で行われた竜王戦の予選で、近藤誠也五段と対局しました。

対局は、藤井四段が自在に駒を進めて終始攻め続ける展開となり、午後7時37分に102手までで近藤五段が投了し、藤井四段はデビュー戦から続く連勝記録を19に伸ばしました。

日本将棋連盟によりますと、デビュー戦からに限らないこれまでの連勝記録の最高は、神谷広志八段が30年前の昭和62年に成し遂げた28連勝で、19連勝は歴代単独7位の記録となります。

また、藤井四段は25日に勝ったことで、11人が参加して竜王戦の挑戦者を決める決勝トーナメントへの進出を決めました。

対局のあと藤井四段は「決勝トーナメントに進めることはとてもうれしいです。タイトル挑戦はもちろん大きな目標ではありますが、強い先生ばかりなので、まずは一局一局やっていきたいです」と話していました。

藤井四段の次の公式戦は来月2日に予定されていて、この対局に勝てば連勝記録を20に伸ばします。

意外な攻めが強さの特徴

藤井聡太四段の強さの特徴について、非公式戦で対局して敗れた経験のある中村太地六段は「対局の状況を正確に見極めながら指し手を変える柔軟さがうかがえる」と指摘しています。

中村六段は藤井四段について、「棋士は普通、長所があれば短所もあるという人が多いですが、藤井四段には今のところ、目立った短所が見当たりません。一局指すたびに成長が感じられ、どんどん進化していて、末恐ろしい棋士だと思っています」と話しました。

そのうえで、これまでの対局の中で藤井四段の強さの特徴が現れている手として、ことし3月の新人王戦で見せた「意外な攻めの一手」を挙げています。

終盤の118手目に藤井四段が選んだのは、攻撃の要として重要な自分の「角」を、相手の「香車」に簡単に取られてしまう場所に置いた手で、一見すると非常に損な選択でした。

しかし中村六段によりますと、この手には、相手の香車を前に動かすことで、その背後に持ち駒の「桂馬」を打ち込む狙いがあり、それによって相手の「王将」を一気に追い詰めることができるということです。

実際には相手は角を取りませんでしたが、藤井四段はこのあと優勢に対局を進めたということで、中村六段は「何年も経験を積んだ棋士なら逆に排除してしまうような手ですが、藤井四段は、先入観のない真っさらな澄んだ目で局面を捉えることができている。このような手が指せるというのは、まさに天才少年なのかなと思います」と話しています。

また、藤井四段の強さの特徴としては、このほか、相手の攻めの狙いを封じ込める守りの的確さや、持ち時間が少ない中でも盤面全体を捉えることのできる視野の広さなどが挙げられるということです。

中村六段は、「対局の状況を正確に見極めながら、カメレオンのように指し手を変える柔軟さがうかがえます。歴史上の偉大な棋士のいいところを勉強して、吸収しているのだと思います」と指摘しています。

情報源:中学生プロ棋士 藤井四段が19連勝 | NHKニュース


凄いねぇ。