2人死亡踏切事故 銀行員男性は駅への途中で救助に向かったか | NHKニュース

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川崎市の京急線の踏切で2人が電車にはねられ死亡した事故で、踏切内に入った高齢の男性を助けようとした銀行員の男性は、事故の前、駅の改札付近から踏切に向かっていったことが警察への取材でわかりました。警察は、駅に入る途中で高齢の男性が踏切内にいるのに気付き、救助に向かったと見て調べています。

15日の朝、川崎市川崎区の京急線の踏切で、川崎市の77歳と見られる男性と、横浜市鶴見区に住む横浜銀行の人財部主任人事役、児玉征史さん(52)が、電車にはねられ死亡しました。

これまでの調べで、児玉さんが踏切内に入った高齢の男性を救助しようと遮断機をくぐって入り、事故に巻き込まれたと見られています。

その後の調べで、防犯カメラの映像から、児玉さんは、事故の前、駅の改札付近から踏切に向かっていったことが警察への取材でわかりました。児玉さんは、踏切の様子を見ながら移動し、遮断機が下りたあと、声を出しながら手招きして踏切内に入り、高齢の男性を連れ出そうとしていたということです。高齢の男性が踏切に入ってからおよそ45秒間で事故が起きたということです。

警察は、児玉さんが駅に向かう途中で高齢の男性が踏切内にいるのに気付き、救助に向かったと見て当時の状況を調べています。

踏切の防犯カメラには

事故が起きたのは、15日の午前9時すぎ、川崎市の京急線の八丁畷駅に隣接する踏切でのことでした。

踏切には遮断機や警報器があり、踏切を渡り切るまでには11メートル余りあります。

午前9時すぎ、踏切の防犯カメラの映像には、近くの駅前で77歳と見られる男性がタクシーを降りたあと、すぐに踏切近くまで歩いてくる様子が映っていました。踏切の手前で一時、立ち止まりましたが、電車の接近を知らせる警報器が鳴り始め、遮断機が下り始める直前に踏切に入っていったということです。踏切近くには2人が電車の通過を待っていました。

防犯カメラの映像には、児玉さんの姿も残されていました。児玉さんは、踏切に隣接する駅の改札付近から踏切に近づいていきました。駅に向かう途中で児玉さんが踏切にいる高齢の男性に気付き、救助に向かったと見られています。そして遮断機が下りると、防犯カメラには、児玉さんが踏切に向かって声を出しながら手招きをする様子が残っていました。防犯カメラには声は録音されていなかったということですが、児玉さんが踏切にいた高齢の男性に電車の接近を知らせ、踏切の外に出るよう呼びかけていたと見られます。

このあと、児玉さんは遮断機のバーを持ち上げてくぐり、踏切に入っていったということです。

電車の運転士は、踏切内で児玉さんが高齢の男性の腰に腕を回し、踏切の外に連れ出そうとするような様子を目撃していました。運転士は、およそ50メートル手前で2人に気付きましたが、間に合わなかったということです。

高齢の男性が踏切に入ってからおよそ45秒間で事故は起きていました。

児玉さん 人事や新入行員の採用など担当

横浜銀行によりますと、亡くなった児玉征史さんは、横須賀市の追浜支店長や藤沢市の辻堂支店長、それに川崎支店の上席副支店長を経て、おととし8月から人財部の主任人事役をつとめていました。人財部では、銀行内の人事や新入行員の採用などを担当していたということです。

児玉さんの元同僚で、およそ30年にわたって親交の深かった友人によりますと、児玉さんは、気配りができて上司や部下からの信頼が厚く、特に部下からの相談をよく受けていたということです。また、採用担当としては、不合格になった学生に対しても、面接の際に気付いたことを丁寧にアドバイスするなど、人を助けるために労をいとわない性格だったということです。

横浜銀行の同僚の20代の男性は、横浜銀行に入行する際、児玉さんが採用の担当者だったということです。同僚の男性は「児玉さんは、私を採用してくれた恩人なのでショックを受けました。採用してくれたときも、『しっかりがんばってやれよ』と言ってくださり、仕事に慣れていないときにも『不安はないか』などと声をかけてくれるあたたかい方でした。優しくて正義感のある方だったので、児玉さんらしい行動だったのかなと思いました」と話していました。

現場では花を手向ける人も

事故が起きた現場では、亡くなった銀行員の男性らを悼んで、踏切近くで花を手向ける人や手を合わせる人の姿が見られました。

このうち、花を手向けた近くに住む65歳の女性は「安らかにお眠りくださいと祈りをささげました。遮断機がおりているのに男性が中に入って助けようとしたと知り、勇気ある行動だと思うとともに、このようなことになり、心が痛みます」と話していました。

また、踏切の近くで手を合わせていた72歳の女性は「男性は働き盛りで、優しい方だったんだと思います。助けに入ったということで、その行動に偉いねと思うとともに、亡くなってかわいそうでもあり、複雑な気持ちです」と話していました。

現場近くに職場がある31歳の男性は「ここは列車がものすごいスピードで目の前を通過します。銀行員の方が体を張って高齢者を守ろうとしたということで、心が痛みます」と話していました。

情報源: 2人死亡踏切事故 銀行員男性は駅への途中で救助に向かったか | NHKニュース

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