【歴史戦・第17部新たな嘘(下)】改変された「不都合な事実」 慰安婦勧誘、朝鮮人から日本人に… 「守り人」には北朝鮮の影も(1/5ページ) – 産経ニュース

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4月4日、韓国で暮らす元慰安婦の中で最高齢の女性が、老衰のためソウル市内の病院で亡くなった。李順徳。98歳だった。

平成27年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意後に死去した元慰安婦は9人目。韓国政府が認定した元慰安婦239人のうち、存命者は38人となった。

李は入院する前まで反日団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」が運営するソウル市内の施設で別の元慰安婦女性らと共同生活を送っていた。今から25年前、日本政府に謝罪と損害賠償を求め、山口地裁下関支部に元慰安婦らが訴えを起こしたが李もそれに加わった一人だった。

この裁判は平成15年、最高裁が上告を棄却し原告側敗訴が確定したが、10年の一審判決は李の経歴について、本人の訴えを基に、次のような事実を認定した。

「昭和12年の春、満17、18歳のころ、夕食の準備をするため畑のあぜ道で蓬を摘んでいたところ、40歳くらいの朝鮮人の男から、『自分についてくれば、履物もやるし着物もやる。腹いっぱい食べられるところに連れて行ってやる』と声をかけられた。家が貧しく満足な履物もなく、空腹を癒やすことに精いっぱいの生活を送っていたため、誘いに応じてついて行くことに決めた」

「『父母にあいさつしてから行きたい』と懇請したにもかかわらず、男は『時間がない。急ごう』と言って、手を引っ張っていった。泣きながら連れて行かれた。男の前を歩かされ、約1時間後に旅館に連れて行かれた。部屋は、外から鍵がかけられ、同じような年齢の娘たちが14、15人おり、どこに何のために連れて行かれるのか分からず泣いていた。翌日、旧日本軍の軍人3人が、列車に乗せて3日かけて上海駅まで連れて行った」(判決文の表現を基本に一部要約)

裁判所に提出した陳述書で、李は見知らぬ朝鮮人の男の甘言に乗せられたことを明確に述べていた。この男はおそらくは人身売買を生業とする朝鮮人女衒だったのだろう。

だが、訃報を伝えた一部の韓国メディアは李の経歴を次のように説明した。

「17歳の時に『米の飯、良い服ももらえるという日本人の話にだまされて』日本軍に連れていかれ…」(4月5日、ハンギョレ電子版)

“不都合な事実”は、後から改変してもよいというのだろうか。一人の元慰安婦の死とともに、また一つ「偽史」が追加された。

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韓国の学生たちが慰安婦問題を広めるためボランティアとして働いている施設がソウル市内にある。元慰安婦の経験を記憶・教育するため、反日団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)が平成24(2012)年5月に開設した「戦争と女性の人権博物館」だ。

挺対協は世界に慰安婦問題を広める活動を展開してきた。「日本軍『慰安婦』問題解決のための世界一億人署名」活動には学生たちも参加している。挺対協の会報には、寄付者の名前も記されており、その中には日本からの支援もあった。「JR北海道労組青年部」「憲法9条-世界へ未来へ連絡会」「済州沖縄平和紀行団」などの団体や個人名が並ぶ。

挺対協は27(2015)年12月の慰安婦問題に関する日韓合意について「屈辱的な合意」(常任代表・尹美香)と反対している。博物館では日韓合意の時点で存命だった46人の元慰安婦のうち、日本政府が拠出した10億円を基にした現金支給を34人が受け取ったことなど一言も紹介されていない。

尹は挺対協の会報で、日本政府が韓国との約束を履行したことには触れず、「日本軍性奴隷制問題の正しい解決を通して、被害者の名誉と人権を回復させる」ことを訴えている。

博物館の売店で売られている日本語の冊子『〈平和の少女像〉はなぜ座り続けるのか』の中で、日韓合意に反対する中央大教授、吉見義明はこう主張した。

「〈少女像〉というのは再発防止のためにつくられた記念碑です。それを加害者側が撤去するように要求するのは、あり得ないことです」

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韓国第2の都市、釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたのは昨年末。日本政府は撤去を求めているが、像はいまでも置かれたままだ。

慰安婦像前には「守り人」(チキミ)と呼ばれる若い学生たちがおり、清掃などを行っていた。活動をよく知る地元関係者によると、学生たちは定期的に集まり、慰安婦問題などに関する「教育」を受けているのだという。

どのような「教育」かを示したのが「3月1日の独立運動記念日の集会でのアピールだった」(同関係者)。総領事館近くの公園には学生ら約1000人が集まり、日韓合意の破棄とともに、日韓の安保分野の情報共有を可能にする軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄、そして南北統一を訴えた。いずれも日韓を分断を狙う北朝鮮の思惑に沿った主張だ。

元韓国政府当局者は「金大中、盧武鉉両政権時代に南北交流の名目の下、親北朝鮮の非政府組織(NGO)などにカネが流れるようになった」と説明する。

その上で「北朝鮮の影がちらつくことは公然の秘密。だが、李明博、朴槿恵両政権もその流れを止めることはできなかった」とこの当局者は危機感を募らせるのであった。

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韓国の高校では今、校内に小さな慰安婦像を建てる動きが静かに広がっている。ソウルの梨花女子高の歴史サークルが昨年、日韓合意への抗議を込めて、小さな慰安婦像の設置を他校にも提案した。これに呼応した各地の高校の生徒会が募金を行うなどし、慰安婦像が続々と誕生しているのだ。100校への設置が当面の目標だ。

慰安婦像が設置された高校は1月の時点で少なくとも30校を超え、今月4日にも、韓国北西部仁川の新松高校で高さ40センチの慰安婦像がお披露目された。

韓国紙ハンギョレによれば、新松高校では、生徒らが3月に設置を決めて募金を始めたところ、2日間で目標額55万ウォン(約5万3千円)を突破した。今後集まる募金は、挺対協に寄付するのだという。

韓国の国定歴史教科書にも慰安婦に関し「逃亡する日本軍に集団殺害されたりした」との根拠のない記述が登場した。「事実」で反論しないとこれからも偽りの歴史の創作は続く。

(敬称略)

情報源: 【歴史戦・第17部新たな嘘(下)】改変された「不都合な事実」 慰安婦勧誘、朝鮮人から日本人に… 「守り人」には北朝鮮の影も(1/5ページ) – 産経ニュース

嘘で塗り固められた朝鮮史。