【東京MXニュース女子問題】辛淑玉氏、浦和で講演会 

ハァ・・・


講演する辛淑玉氏=4日午後6時45分、さいたま市浦和区(三枝玄太郎撮影)

沖縄の米軍基地反対運動を扱った内容が事実と異なるとして、東京MXテレビ(MX)の番組「ニュース女子」について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをした市民団体「のりこえネット」共同代表、辛淑玉(シン・スゴ)氏(58)が4日、さいたま市で講演会を開いた。辛氏は「沖縄の人も朝鮮人も差別されている」などと話した。要旨は次の通り。

一昨日まで韓国に行ってまして、それまではニュージーランドに行っていました。前から決まっていた話で…。

「朴槿恵(韓国前大統領)が日本の大統領なら捕まらなかったのに」と韓国のタクシーの運転手が言ったんです。音を立てて日本社会が崩れていく感じがして、何ともいえない切なさを感じています。安倍(晋三首相)は謝らない、話をすり替える、居直る、逆ギレする-。DVと一緒ですね。

「韓国人は政治に首を突っ込むな、経済だけやってろ」と先輩たちは私を全力で止めてくれました。選挙権もなく、ひとくくりに朝鮮人だと言われるだけだ、と。

戦争になって一番最初に殺されるのは私です。戦争をしようとしている今の政権には反対しています。

皆さん、在日朝鮮人とあまり関わりないでしょう?人生の中で在日朝鮮人と飯を食ったりって滅多にないと思うんです。私は毎日、日本人と接してますけど。

選挙権のない者のために声を上げてくれる政治家は皆無です。

(スライドを示す。ヘイトスピーチをやっている団体とされる写真、若い男性が若い女性の目を手のひらで覆っている写真を示す)

これ、川崎です。ヘイトスピーチをやっている現場です。私が好きな写真です。本当にしんどくなったら見たらダメなんだよね。震えながら頑張って立って、一人で帰る人は次は来られないね。

見ない、聞かないというのは大事です。どうしてヘイトスピーチが起きるのか。在特会(在日特権を許さない市民の会)かネトウヨ(ネット右翼の略称)のせいか。それは娯楽だから、お金がかからないテロですね。

例えば韓国人だと分かると、わさびをたっぷりと出す。ヒーヒー言っているところを皆で笑う。文句を言うと、今度は全くわさびを入れない。こういうのを逆ギレといいます。

ジャーナリズムというのは反権力でなければならないと思います。私は第2次朝鮮戦争はあると思う。(ドナルド・)トランプ(米大統領)はやるな。そのとき、日本にいて自分はどう立ち位置を決め、どう発言するか、これは賭けだな、と思った。

(スライドを示す)

これ、阪急バスのケース。(旅行者のチケットに)「キム・チョン」って書いて渡したんです。

これは南海電車のケース。「外国人が多く、ご迷惑をおかけしております」とアナウンスした。大量に荷物を持った人が乗る。そこで客から抗議を受けた。

(スライドを示す。座っている人のそばに大きな荷物を持った外国人がいる絵)

テレビに出たそのときの画像がこれ。この絵がヘイトであり、差別なんです。

中山成彬(元衆院議員)さん、大型クルーズ船で大挙して入国した外国人客が万引するので店が迷惑している、とツイートしました。これはデマです。でも訂正しない、デマを。

(森友問題で産経新聞に抗議声明を出した)辻元清美(衆院議員)にメールを出しました。「頑張れよ」とメールを出したら3秒後に「おまえがな」と帰ってきました。森友学園の敷地に入ったというのはデマですよね。でも、彼らは訂正しません。いくら証拠があってもダメなんです。大量に多く言ったもん勝ちなんです。

(スライドを示す)

これ、欅坂46、これ、ナチスの服ですよね。これはアウトなんですが、日本では格好良いとなるんですよ。

忖度(そんたく)しながら人は人を殺す。こうすれば上司は喜ぶんじゃないか。ナチスはユダヤ人を殺すとき、5人1列に並ばせました。それは計算しやすいからですよ。ガス室に送るときは「シャワーに入れるよ」と言って、服を脱がせ、髪やメガネは貧しいドイツ人のために配り、金歯、銀歯は抜いて、裕福なドイツ人が持って行った。

「ユダヤ人はシラミ」「朝鮮人はゴキブリ」「沖縄人はドブネズミ」。殺して良い存在になってしまうんです。

(スライドを示す。白い布で顔を覆ったもの。左にアイドル、右にKKK〈米の白人至上主義団体、クー・クラックス・クラン〉の写真)

新しいファシズム。これは日本のアイドルです。これはKKKです。その人たちと同じ格好をしても、それを良いことだと言ったまま、痛みを感じなくなるんですね。やられた方が悪い。

分かりやすいのはトランプさんですね。憎悪の扇動ですね。障害のある記者のまねをしたんですね。で、「俺は差別をしていない」という。これは上からのレイシズムです。何が起きたか。セクシャルマイノリティへの攻撃です。

1年間、サンディエゴにいました。そこでゲイパレードがあったんですね。一緒にやっていた8人が撲殺されたんです。マスコミが記事を出したんです。「撲殺した」と。記事だけ出して、殺されたと。殺した行為を批判もしないで記事を出すなんて、と抗議しました。

欧州連合(EU)をイギリスが離脱してポーランド人への差別が激化しました。「帰れ」と言われたときにどこに帰ると言うんだろうと思うんです。私もいろいろ言われます。「早く死んでくれ」って書いてある。それを見たとき、うまく言葉にできないけれど、悲しいんです。怒りとかではなく。自分に振り落とされている暴力を客観的に分析できません。

1月2日の「ニュース女子」。朝鮮人であるだけでなく、女であることはそんなに叩かれやすいのか。辻元清美もそう。福島瑞穂(参院議員)もそう。

差別構造が固定化しているから、異議を言うと徹底的に叩かれます。何で外国人が沖縄に来ているんだと言われ、それを一人一人に説明しなければならない。途方に暮れてしまうんですね。ここまで来たか、と思ったんです。

日本でも異民族排斥。下からのレイシズムですよね。

(スライドを示す。ヘイトスピーチとされる現場で掲げられた『良い朝鮮人も悪い朝鮮人も殺せ』というプラカード)

良い朝鮮人も悪い朝鮮人もどちらも殺せ、と。このままでいくと私は共謀罪でいの一番に捕まります。皆さんと一緒にですね。

国家の敵となったら逃げ場がない。日本は死刑がある国です。死刑までの道が、道筋が見えるんですね。

山城博治(沖縄平和センター議長、傷害、公務執行妨害などの罪で公判中)、ワイヤー2千円分を切ったら5カ月勾留されました。そんなことが白昼堂々起きている。でも社会は変わらない。

(スライドを示す。ヘイトスピーチの件数がグラフになっている)

反ヘイト法ができました。一歩前進するかな、と期待したんですが、全く変わらない。罰則がない。増えたのは、これを作ったことへの逆ギレですよね。

(ヘイトスピーチを)やっている人は、どういう人が多いか。年齢的には中年男が圧倒的に多い。40代、50代の男。残念ながら。

東日本大震災が大きなポイントだったと思うのね。違うものを求めるエネルギー。被災者特権、被爆者特権。そういうことを言って、自分たちがバランスを取っている。

(スライドでヘイト構造のピラミッドを示す図を見せて)

タイの男の子、日本に住みたいと言ったのにダメ。声を上げるとみんなで襲撃(攻撃?)する。不法だと言うんですね。不法行為を最もやっているのは沖縄の官憲ですよ。

13歳の韓国人が大阪で暴行を受けました。注意喚起が韓国外務省から出ました。(※注1)

オール沖縄(※注2)で基地反対の建白書を出して、上野から国会までデモをしたんですね。「ゴキブリ」「ドブネズミ」「売国奴」という言葉を沖縄の人たちに投げかけたんですね。通り過ぎる人を見て胸が痛んだ。見て見ぬふりをしている。

「土人」それと「シナ人」発言ですね。「人類館事件」があったことも知らない。(大阪で1903年に開かれた内国勧業)博覧会の隣にある小屋で沖縄の人は見世物にされたんです。

沖縄の人って「土人」ってよく言われるんです。若い警察官が「土人」って言う。そして「シナ人」って言うんですね。本土のメディアもこれをきちんと伝えない。伝えたとしてもとても小さい。視聴率稼げないし、読まれないし、つまらないし…。それが悲しいよね。

(ヘイトスピーチの現場とされる画像をスライドで示す)

朝鮮学校を襲撃した、これ、荒巻(靖彦)さんですね。そういった人たちが大挙して沖縄に行っている。政権の意をくんで、沖縄でヘイトスピーチをして。

(相模原市の障害者施設「やまゆり園」で45人を殺傷した植松聖被告の写真を示す)

相模原で19人が死亡した事件ですね。彼は安倍さん(首相)に手紙を書きました。「自分は絶対に死刑にならない。国家のためにやるのだから」。彼は褒められると思ったんですね。愛国無罪。

母は1901年生まれです。関東大震災を経験しました。いつもは日本語でしゃべるんですが、寝ているとき、ハングルで「ほうき持ってこい」と言って、ぐるぐる部屋を回るんです。

同じような行動を取る人が朝鮮人で、周りにいたんです。「(朝鮮人が)何か分からない言葉で早口に叫んでいました。銃剣で…」福島善太郎という人の証言です。(計3人の日本人の「証言」を引用し、関東大震災時に火あぶりにするなどして日本人が朝鮮人を虐殺したという例を挙げる)

デマが流されるということは殺されるということです。熊本地震のときに起きたデマ。「朝鮮人が毒を投げ込んだ」と。小坪慎也(福岡県行橋市議)さんは「仕方ない」と言いました。何のおとがめもありません。

ライオンが脱走した、と言った人は逮捕されたのに。(注・その後、起訴猶予になった)。(熊本の在日朝鮮人は)怖かったと思いますね。殺されるんじゃないかと思ったと思いますよ。

広島の土砂災害。三国人の火事場泥棒に注意して下さい、と。都内で停電が起きたときも「中国人がバッグをつかんで逃走した」と。これはデマです。こういうことは起こりうるだろうという妄想です。

ユダヤ人はギリギリまで甘く見てガス室に送られたんですね。自分たちは大丈夫だと思った。

(質疑応答の際、中国や北朝鮮の最近の緊迫した情勢のため、知人を説得できないという趣旨の問いなどに)、北朝鮮がやっていることは日本の模倣です。植民地がなければダメだと。北朝鮮がひどければひどいほど、なぜ心の痛みを感じないのかな、と思うんですね。ひどい国であればあるほど、その国に思いをはせるのが大事じゃないですかね。

(日本人がいつか朝鮮人に)やられるんじゃないかと思ってやり返したのが(関東大震災時の)虐殺です。

中国にせよ、中国が日本に何をしたのか。やったのは日本なんですね。

日本人は韓国の3・1独立運動を見て、いつか仕返しをされるんじゃないかと思った。相手を叩こうと思ったんですね。

中国からしてみれば、あれだけひどいことを(日本に)されたんだから、日本に敏感になるのは分かりやすい。アメリカの傘の下にいる限り、この恐怖心はなくなりません。

だから自立をすること、沖縄を取り戻すこと、これが大事です。

私は北朝鮮に運良く行かなかったんです。この国で生かされたからこそやるべきことがあると思う。

北朝鮮に渡った親族は皆、死にました。私、仕送りしたんですが、もう嫌になって、働いても働いてもきりがない。血で指紋を押捺した手紙が送られてきました、自転車が買えるからお金を送ってくれって。手紙を開けなくなりました。それからおじさんたちが死んだと聞いて、本当にうれしかった。これで北朝鮮と縁が切れたと思ったのね。

(日韓併合の後、日本が)鉄道を敷いたかもしれないが、収奪のために敷いたのであって、朝鮮人は作らされたのです。貧しい労働者があの工事に従事して、やりました。

(注1)韓国人の大阪暴行事件 大阪・道頓堀で、韓国人観光客の男子中学生が暴行を受けたとして被害を訴え、大阪の韓国総領事館が他の観光客に注意を呼びかけ、大阪府警に対策を要請した。男子中学生は被害届を大阪府警に出していない。

(注2)オール沖縄 名護市辺野古への米軍普天間基地の移設反対派による政治的な統一運動、選挙活動。また「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」の略称。

情報源:【東京MXニュース女子問題】MXテレビをBPOに訴えた辛淑玉氏・講演要旨 「朝鮮人で女だから叩かれる」「沖縄の人は見世物にされた」「中国が日本に何をしたのか、やったのは日本です」(1/8ページ) – 産経ニュース


沖縄の米軍基地反対運動を扱った内容が事実と異なるとして、東京MXテレビ(MX)の番組「ニュース女子」について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをした市民団体「のりこえネット」共同代表、辛淑玉(シン・スゴ)氏(58)がさいたま市で講演会を開いた。

沖縄県民として同番組に出た「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子(がなは・まさこ)さん(27)らが公開討論を呼びかける質問状を公開していたが、辛氏はツイッターなどを含め、回答していなかった。

辛氏は産経新聞の取材に「(公開質問状は)読んでいません。私、忙しいから時間がない」などと述べ、公開討論には応じない意向を示した。

辛氏は講演で森友学園問題を「極右と極右が既得権争いをしている」と分析し、緊張感を増す朝鮮半島情勢を踏まえ「戦争になって一番最初に殺されるのは私です」と述べた上で、様々な日本国内で起きた韓国・朝鮮人に対するヘイト事例を挙げ、「差別構造が固定化している」と主張した。

沖縄問題については「何で外国人が沖縄に来ているんだと言われ、それを一人一人に説明しなければいけない。途方に暮れてしまうんですね。ここまで(日本社会は)来たかと思う」と独自の見解を述べ、山城博治被告(64)=沖縄平和運動センター議長、器物損壊、傷害罪などで公判中=の起訴、公判についても「ワイヤー2千円分を切ったら5カ月拘束された。そんなことが白昼堂々行われている」と当局を批判。「反ヘイト法ができて期待したが、少しも変わらない。上野から国会までデモをしたとき、沖縄の人々に『ゴキブリ、ドブネズミ、売国奴』という言葉が投げかけられた」と主張し、「(大阪府警の警察官が、基地移設反対運動をしている人に土人と発言した)土人発言もメディアはきちんと伝えない」と述べた。

参加者との質疑応答では、北朝鮮が相次いでミサイルを撃ったり、中国が南、東シナ海に進出を繰り返している日本周辺の国際情勢について「北朝鮮がやっていることは(かつての)日本の模倣です。中国に日本は何をしたのか。やったのは日本。中国からしてみればあれだけ日本にひどいことをされたのだから、日本に敏感になるのはわかりやすい理屈」と回答した。

講演は埼玉市民ジャーナリズム講座実行委員会が主催。「声をあげること、多文化とは?~そして今メディアは」と題して行われた。

講演要旨は本日夜、掲載します。(WEB編集チーム 三枝玄太郎)

情報源: 【東京MXニュース女子問題】辛淑玉氏、浦和で講演会 「我那覇さんらの公開質問状は見ていない。忙しいから」「戦争になって一番最初に殺されるのは私」「北朝鮮がやっていることは(かつての)日本の模倣」 (1/2ページ) – 産経ニュース


知らんがな。