雪崩事故受け高校登山部の合宿中止や変更相次ぐ | NHKニュース

どう考えても準備不足に、判断がおかしい。


栃木県那須町で、登山の講習中の高校生と教員が雪崩に巻き込まれ生徒ら8人が死亡した事故を受け、東北地方の高校を中心に、登山部や山岳部の合宿や訓練を中止したり期間を短縮したりする動きが出ています。

秋田県 6校が中止や変更

秋田県では、2つの高校の山岳部が合宿を中止したほか、4つの高校が予定していた合宿の日程やルートを変更しました。このうち、能代工業高校と大館鳳鳴高校の山岳部では、29日から30日にかけて1泊2日の日程で、森吉山で合同合宿を行う予定でしたが中止したということです。

また、このほかにも4つの高校が、予定していた合宿の日程やルートを変更しました。秋田県高等学校体育連盟は、山岳部がある県内の12の高校にメールで注意を呼びかけたということです。

福島県 3校が中止

福島県では、3つの県立高校の山岳部が、今月から来月にかけての冬山登山を中止しました。このうち、福島市の県立福島東高校の山岳部は29日、福島県と山形県にまたがる吾妻山に日帰りで登る計画でしたが取りやめたほか、いずれも会津若松市の県立会津高校と県立会津工業高校の山岳部も来月1日と2日に予定していた県内の安達太良山への合同登山を中止したということです。

宮城県 訓練変更の高校も

宮城県でも、高校の山岳部が、予定していた雪山での訓練を変更するなどの影響が出ています。このうち、宮城県白石市にある白石工業高校の山岳部は、来月1日と2日の2日間、蔵王山の標高1700メートル地点などで雪の上を歩く登山訓練を計画していました。

しかし今回の事故を受けて、標高800メートルほどの雪のない山での訓練に変更することを決めたということです。山岳部の顧問を務める大野勝教諭は「山岳部の活動で起きた事故で非常に残念です。季節によらず十分注意が必要だと再認識したので改めて安全を考慮し訓練コースを変更した」と話しています。

山形県 2校中止や短縮

山形県では、これまでに2つの高校が、安全面に配慮して登山部の訓練の中止や期間の短縮を決めました。

山形県米沢市にある県立米沢工業高校の登山部は、28日から29日まで、市内の天元台高原スキー場で予定していた雪山歩行の訓練を急きょ中止しました。

「山形県内の広い範囲でなだれ注意報が出ていることや生徒の安全を確保するため中止を決めた」としています。

また、酒田市の県立酒田光陵高校は山岳部の男子生徒6人と引率の教員3人が、現在、山形と秋田にまたがる鳥海山で訓練を行っていますが、当初、今月30日までとしていた訓練期間を1日短縮し、29日下山することを決めました。27日電話で引率の教員に生徒の安全を確認したうえで、6人の生徒にはそれぞれの保護者に連絡を取るよう指示し、無事であることを伝えたということです。酒田光陵高校は「栃木県で雪崩が起き、山の天候も悪くなったことから生徒の安全面を考えて予定を変更した」としています。

新潟県 中止や変更の動き

新潟県内の高校でも、登山部が予定していた雪山での合宿を中止したり場所を変更したりする動きが出ています。このうち、新潟県新発田市の新発田南高校の登山部は、28日から2泊3日で県内の南魚沼市の山で合宿し雪上での歩行訓練などを行う予定でしたが、けさになって、急きょ中止しました。中島俊哉校長は「栃木の事故の原因が究明できていない段階で、雪山での活動にゴーサインを出すわけにはいかなかった。

生徒たちは中止について冷静に受け止めていた。今回の事故は大変痛ましく、ひと事とせずに安全対策に取り組みたい」と話していました。

新潟県は、28日高校生以下の冬山登山について、原則行わないよう求める緊急の通知を各学校に出しました。

新潟県には、登山部のある高校が私立を含めて30ありますが、ほかにも、三条市の新潟県央工業が29日からの合宿を、雪のない新潟市内の山に変更したということです。

埼玉県 2校が中止

埼玉県では、これまでに2つの高校の登山部が予定していた登山を取りやめました。登山を取りやめたのは、いずれも県立の川越工業高校と越谷南高校です。

県によりますと、川越工業高校の登山部は、28日から山梨県の大菩薩峠に、越谷南高校の登山部は、29日から東京と埼玉、それに山梨の境にある雲取山にそれぞれ登る予定でしたが、いずれも、この時期としては例年以上に積雪が多いとして、急きょ登山を取りやめたということです。

今回の事故を受け、埼玉県は、県内すべての市町村の教育委員会や県立高校に対し、雪山に登る際は計画に無理がないか十分確認するよう求める通知を出しました。

山梨県 1校が中止

山梨県では、これまでに、甲府市内の県立甲府第一高校が30日予定していた登山を中止したということです。山岳部の生徒17人が、練習のため、30日奥秩父の山に日帰りで登る予定でしたが、今回の事故を受けて計画を中止し、校内や学校周辺での体力づくりに変更したということです。

スポーツ庁が緊急通知

事故を受けて、スポーツ庁は全国の教育委員会などに緊急の通知を出して冬山登山への注意を呼びかけました。

通知のなかで、スポーツ庁は冬山への登山は自然の影響を受けやすく、しばしば事故が起きていると指摘した上で、積雪が残るこれからの時期は最新の気象状況を適切に把握しながら特に雪崩の発生に注意するよう呼びかけています。

スポーツ庁は、毎年、冬の時期を前に全国の教育委員会などに対して、高校生以下の児童生徒については体力や技術の面で冬山登山は困難であるとして、原則行わないよう伝えていたということです。

情報源: 雪崩事故受け高校登山部の合宿中止や変更相次ぐ | NHKニュース

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