【国際情勢分析】中国最新ステルス機「殲20」配備 海兵隊10万人増強説…膨張続ける軍事費「1兆元超」から浮かび上がる具体像(1/4ページ) – 産経ニュース

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今年、中国の国防予算が初めて1兆元(約16兆2000億円)を超えた。米国に次ぐ世界第2位の規模を誇り、急速な膨張を続ける中国の軍事費は何に使われているのか。3月に開かれた全国人民代表大会(全人代=国会)の期間中、軍幹部の発言やメディアの報道を通じてその具体像が浮かび上がってきた。

中国国営中央テレビ(CCTV)の軍事専門チャンネルは3月9日夜、謎のベールに包まれてきた次世代ステルス戦闘機「殲(せん、J)20」が実戦配備されたことを唐突に伝えた。 「空軍の運20(大型輸送機)と轟6K(爆撃機)、殲20などの最先端装備が人民空軍に配備された!」

J20は第5世代戦闘機と呼ばれる米軍のF22を意識して開発された双発の国産戦闘機。2011年に試作機が初飛行し、昨年11月には広東省での航空ショーで初めて公開され、デモ飛行を行った。J20の配備が公式に確認されたのは今回が初めてだ。中国空軍の技術力進展を示す動きとして各国メディアも注目している。

J20の実戦配備は、もう一つの米軍の最新鋭ステルス戦闘機、F35を配備する日本や韓国への警告だ-。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは軍事筋の話として、その狙いをこう伝えた。「F35は1月に日本(の米軍岩国基地)に配備され、韓国も18年には40機を配備する計画だ。中国にとってはできるだけ早く、新装備をみせつけることが急務だった」

この軍事筋によると、J20は国産の「WS15」エンジンを装備しているが、まだ増産体制にはなく配備されたJ20は少数だといい、こうも指摘する。「エンジンの信頼性をはじめ、制御システムやステルス性能の素材など一連の技術的な問題がある。F22やF35の水準まで達するには長い道のりが必要だ」

またロイター通信も、J20のステルス性能については「F22やF35と同等といえるかは疑問が残る」と分析している。

一部の米メディアはJ20について米軍の両ステルス戦闘機への直接的な脅威とはみていないものの、搭載する射程約200キロの最新鋭空対空ミサイル「霹靂(へきれき)15」に注目。太平洋上空に展開する米軍の空中給油機や偵察機などにとってJ20が脅威になりうるとの見方を示した。

中国はこうした空軍の技術革新に加えて海軍力の増強にも傾注している。いずれも海洋・海外権益の拡大と世界的な軍事プレゼンスの増強が狙いだ。

海軍の膨張で象徴的なのは空母打撃群の整備だろう。昨年末に初めて九州、沖縄、台湾などを結ぶ第1列島線を越えて西太平洋に出た中国初の空母「遼寧」に加え、遼寧省大連で建造が進む初の国産空母が今年前半にも進水する予定だ。上海では2隻目の国産空母が建造中とみられている。

空母建造に続く新たな話題として全人代期間中に注目を集めたのが、海軍陸戦隊(海兵隊)の大規模な増強計画だ。

国営新華社通信は3月9日、王維明・海軍副参謀長の「海兵隊の建設を加速させる」との発言を紹介。数日後にはサウスチャイナ・モーニング・ポストが、海兵隊を現在の2万人から10万人体制に増強する計画を軍事筋の話として報じた。増大する海外権益やシーレーンを守るのが目的とされる。李克強首相が全人代開幕日の5日、政府活動報告の中で「海外権益保護」に向けた能力向上を強調したこととも符合する。

この軍事筋によると、増強した海兵隊の一部は、中国が補給基地などを建設しているアフリカ東部ジブチやパキスタンのグワダル港に配備される見通しという。

別の軍事専門家は同紙に対し、海兵隊の増強は現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の一助になるとの見方を示した。パキスタンやアフガニスタンなど政情不安定な地域での中国企業や労働者の活動が予想されるためだ。

海兵隊増強計画の報道を受けて、中国国防省は中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報に対して「海兵隊の規模拡大の問題は中国の軍隊改革に関わる問題であり、関連の改革は計画に基づいて着実に進められている」とコメントし、否定も肯定もしなかった。

「米国の海兵隊は予備役も含めて24万人の戦力があり、400機以上の支援航空機を持つ」。中国海軍軍事学術研究所の張軍社研究員は、現在の米中の海兵隊の戦力に大きな差があることを環球時報に対して認めつつ、「台湾独立」勢力への対抗のために海兵隊の増強が必要だとの見方を示した。(中国総局 西見由章)

情報源: 【国際情勢分析】中国最新ステルス機「殲20」配備 海兵隊10万人増強説…膨張続ける軍事費「1兆元超」から浮かび上がる具体像(1/4ページ) – 産経ニュース

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