【外交・安保取材の現場から】金正恩委員長も戦々恐々? 在韓米軍に空対地ミサイル搭載の無人攻撃機を配備へ(1/3ページ) – 産経ニュース

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弾道ミサイルの射程には在日米軍も含まれる

北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、米国は在韓米軍基地に無人攻撃機「グレーイーグル」を配備する手続きに入った。トランプ米政権は北朝鮮への先制攻撃も視野に入れる「全ての選択肢」を検討しており、配備はその一環との見方もある。日本では米国による圧力強化と足並みをそろえるように、防衛力強化を進めようとする動きが胎動している。

グレーイーグルは韓国南西部・群山(クンサン)にある空軍基地に来年から常時配備される見通し。全長約8・5メートルで、最高高度約7千600メートルの上空で最大27時間連続で飛行できる。

情報収集や偵察を主な任務とするが、無人攻撃機の名の通り4発の空対地ミサイルも装備する。米国は「米陸軍の歩兵部隊ごとに無人攻撃機を配備する計画の一環」と説明しているが、金正恩朝鮮労働党委員長を戦々恐々とさせるには十分な効果がありそうだ。

米側が強硬路線に舵を切り始めているのは、北朝鮮の核・ミサイル技術が急速に進歩しているためだ。

北朝鮮が3月6日に4発同時発射した弾道ミサイル「スカッドER」は、南北に約80キロの等間隔で日本海に落下した。スカッドERが飛翔した距離は約1千キロで、北朝鮮の発射地点から半円を描けば米軍の岩国基地(山口県)や佐世保基地(長崎県)などを含む西日本の多くが射程に入る=図参照。

防衛省幹部は「在日米軍を標的に複数のミサイルを一気に撃ち込む飽和攻撃をいつでもできる段階に入ったことが証明された」と指摘する。

さらに射程2500~4千キロの新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」を使用すれば、より高く打上げることで迎撃を困難にする「ロフテッド」軌道での攻撃も可能となる。北朝鮮は発射位置が特定しにくく、奇襲攻撃に適した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射も繰り返している。

特に米国が警戒するのが、射程7千~9500キロとも1万キロ以上とも分析される「KN08」をはじめとする大陸間弾道ミサイル(ICBM)の存在だ。実用化に至れば、米本土に直接ミサイルの脅威が及ぶことになる。今のところ北朝鮮には弾頭を大気圏内に再突入させる制御技術が北朝鮮にはないとされるが、その技術獲得も「時間の問題」(防衛省幹部)といえる。

オバマ前政権の「戦略的忍耐」政策は、北朝鮮に核・ミサイル技術の進歩に必要な時間を与えるだけの結果となった。トランプ政権が先制攻撃も辞さない構えをみせるのは、北朝鮮の脅威がこれ以上高まることを容認できない水準に達したためだ。

一方、日本でもミサイルを防ぐため迎撃態勢の強化に向けた動きが活発になっている。自民党は弾道ミサイル防衛(MD)に関する検討チームを2月に立ち上げ、近く意見を取りまとめる。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」や、地上配備「イージス・アショア」の必要性などが盛り込まれる見通しだ。防衛省内でも同様の検討が進んでいる。

MD強化からさらに一歩踏み出そうという声も広がっている。自民党国防族の一人は「仮に米軍が先制攻撃に踏み切るなら、自衛隊は警戒監視や後方支援といった貢献が求められる。MDに限定せず、自衛隊の戦力全体を底上げすべきだ」と主張する。

日本の防衛費は伝統的にはGDP費1%以内に抑えられてきたが、安倍晋三首相は1%にとらわれない考えを今国会ですでに示している。政府内では、防衛大綱を前倒しで改定し、防衛装備の拡充を図る動きもある。(政治部 石鍋圭)

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