【豊洲・石原元知事証人喚問詳報(4完)】移転交渉は「担当者に一任していたので知りません。これは都の問題だけでなく一種の文明論」(1/4ページ) – 産経ニュース

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《東京都議会百条委員会による石原慎太郎元知事への質疑は早くも終盤を迎え、都民ファーストの会、音喜多駿都議が質問に立った。与えられた質問時間は5分と短いため、パネルを使って効率的に質問することを告げた》

–石原氏は「科学で安全が保証されているのだから早く豊洲に移転すべきだ、しなければ不作為だ」というが、地下水からは基準値の100倍のベンゼンが検出され、安全基準が満たされていない。(移転をストップしている)小池百合子知事の不作為を指摘するのであれば、自身が定めた基準値は誤りだったことを認めるのか

「誤りも誤りもないじゃなくて、あれだけの建物をつくって、築地が限界に来ているときに、(汚染されている)地下水を(魚を洗うなど)地上で使うわけでないのに、地下水をポンプアウトして海に捨てて…、東京の水道水は世界最高の水なんだから、豊富にあるのだから水道水を使えばいいじゃないですか」

–「捨てる」というような地下水にどうしてこのような厳しい基準値を設けたのか

「地下水というのは、私にとっては、あの時点では重要な案件ではなかった。基準のハードルが高すぎたと思う。問題は土壌汚染で、あそこに建物を建てたら(地下水の問題が)プロパガンダに利用され、みんなが動揺したわけですから…。地上で使うわけでないのだから海に捨てたらいい。(移転できず市場関係者に)補償費を払い続けている。これは都民の税金ですよ」

《質問への回答とともに持論を展開する石原氏。当時、都民の安心を担保するため、自らが定めた法令の数値以上に厳しい基準値について、「ハードルが高すぎた」と振り返った》

–基準を設定したのは石原氏だ。自身の誤りを認めるべきだ。小池知事が現在、そのハードル(をクリアしているかどうか)を一つ一つ確認しているが、豊洲移転は時期尚早だということを指摘させていただく。そして昨日までの尋問で分かったことがある。土壌汚染対策をめぐる東京ガスに対する瑕疵(かし)担保責任の放棄は、東ガスによる処理対策の責任を限定的にすることを盛り込んだ平成13年7月の確認書が大きく影響している。しかし、交渉責任者だった浜渦(武生元副知事)氏が確認書の存在を知らずに交渉を進めていたのに、東ガスは確認書の存在を知っていた。知事時代、都側の責任者だけが重要なことを知らないというように、足下の都政が空洞状態だったことは認識していたのか

「簡潔に質問をお願いします」

《かすれ声の石原氏は質問内容を理解できなかったのか、音喜多都議に再質問を求めた》

–確認書の存在を都庁では誰も知らないのに東ガス側は知っている。信じられないガバナンスの状態だったのではなないか

「(交渉は)担当者に一任していたので知りません。これは都の問題だけでなく一種の文明論。一方で科学があり、もう一方に人間の心がある。この2つの要素に相克がある限り、この問題は終わりません。人間も科学も全能であれば安心も追求できましょうが、いずれも全能じゃないので、そういうことを踏まえて折り合いを付けていかないといけない」

–ご意見ありがとうございました。しかし、過去に自身が下した決断については、しっかりと総括していただきたい

《なかなか議論が深まらない中、石原氏は解決に当たって「折り合い」が必要だと主張。音喜多都議は注文を付けて質疑を終えた。ここで最後の質問者として生活者ネットワークの小松久子都議が立った》

–石原さんは在任時に食品安全条例を制定した。市場における食の安全の意識も高かったと思うが、どうだったのか

「(意識が高いのは)当然じゃないですか。私も市場を回った食べ物を食べている者の一人ですから」

–だからこそ豊洲移転に向け、万全を期して専門家会議を立ち上げ、法令以上の厳しい基準を定めた。在任中、豊洲の土壌汚染を何とかしなければと思っていたのでは

「そのとおりですね」

–しかし、昨日までの証人喚問により、石原さんの指示を受けた浜渦氏が、土地の取得が第一義、汚染処理は二の次として、交渉を進めたことが明らかになった。全権を浜渦さんに委任していたということだが、全幅の信頼を置いていたのか

「(浜渦氏の手腕で)都は財政再建団体に転落せずに済んだので信頼していました」

–石原さんは知事時代、関心があること以外は部下に任せきりだった。それこそが豊洲市場をめぐる混迷を招いているのではないか

「怠慢だったと思っていません。週に3、4日しか都庁に来ないと言われていましたが、(都庁にいない日は)私は都内を歩いていました。そして、いろいろなものを発見しました。SPを連れて渋谷を歩いたとき、その後に取り締まり対象となった危険なドラッグが売られている実態を明らかにし、警察に通報しました。また、(建築家の)安藤忠雄と一緒に歩いて隅田川の沿岸を観光地にしたいとも話していました。ロンドンのテムズ川のように。自分の目で確かめて歩き、日にちをかけて政策に反映させようとしていました。怠慢だとは思っていません」

《議論がかみ合わないまま、小松氏の質問時間は終わった。休憩時間を含めて質疑開始から1時間半以上が経過していたが、石原氏は疲れた様子も見せずに退席した。次回の百条委は4月4日に開かれ、用地取得交渉で実務担当者だった元政策報道室理事の赤星経昭氏ら元都幹部を証人喚問する》

=(完)

情報源: 【豊洲・石原元知事証人喚問詳報(4完)】移転交渉は「担当者に一任していたので知りません。これは都の問題だけでなく一種の文明論」(1/4ページ) – 産経ニュース

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