【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】WBC終了後に日本球界で野球クジ導入が浮上…阪神球団首脳に求められる情報収集&決断力 (1/5ページ) – 野球 – SANSPO.COM(サンスポ)

へぇ・・・


野球クジの導入を本格論議へ-。侍ジャパンはWBC1次、2次リーグを6連勝で勝ち上がり、E組1位で22日(米国時間21日)、準決勝(ロサンゼルス)に臨みます。勝てば23日の決勝戦で世界一に挑むのですが、大会終了後の日本プロ野球界では4年後の東京五輪でのメダル獲得策など、さらなる強化プランが議論されるはずです。球界の底辺拡大に向けた財源の獲得策がメイン議題で、野球クジが浮上してくるでしょう。阪神球団首脳は新たなテーマに対する情報収集&決断力が求められますね。

WBCの1次、2次リーグを6戦全勝で勝ち上がった侍ジャパンには、日本全国から大喝采が起こっていますね。戦前はさまざまな不安要素を指摘されましたが、投打の歯車はガッチリ噛み合っています。

このコラムは阪神タイガースの舞台裏を書き綴っているのですが、今の球界の関心事はWBCでもあるので、少し観点を変えてみましょう。侍ジャパンは日本時間22日の午前10時からロサンゼルスで準決勝を戦います。E組1位として、F組2位の米国と対戦。勝ち上がれば翌23日にE組2位のオランダとF組1位のプエルトリコの勝者と決勝戦です。

「(今後の対戦相手は)バリバリのメジャーリーガー。より結束をしていかないといけない」と16日、決戦の舞台である米国に旅だった侍ジャパンの小久保監督は表情を引き締めました。F組は前回覇者のドミニカ共和国、本場の威信をかける米国、前回準決勝で日本が敗れたプエルトリコやベネズエラなど強国がひしめいていて、どこが相手でも、「メジャー級との対決」でした。

日本は第1回大会(2006年)と第2回大会(2009年)で連続世界一に輝きました。そして第4回の今大会でも準決勝進出です。もしロスでの戦いで連勝すれば、まさに世界ランク1位の座を不動のものにするわけですね。大いに期待しましょう。

そして、WBCの戦いを見つめながら、では日本野球界の舞台裏ではどんな話が流れているか…。今回のメインテーマはそれです。

実は日本球界の深層で交わされている話題は日本球界の危機的な状況について…なのです。WBCで勝ち上がっているのになぜ? どうして?

ある球界の重鎮はこう語りました。

「球界は危機感を持っているよ。確かにWBCは予選リーグを勝ち進んだが、われわれが見ているのはもっと未来、先のことだ。今の日本は少子化で、さらに野球人口も減っている。それは子供達がサッカーや他のスポーツに流れていき、底辺が浸食されているからだ。このままの流れが続くと、日本のプロ野球界も有望な若手選手の数が減る。当然ながら質も落ちる。今のうちにそうした流れを食い止め、変えないといけない。そうでないと国際的な競争力にはついていけなくなる」

確かに、ある球団のスカウトから現場の厳しい状況を聞いたこともあります。ある強豪高校に調査に出向いた時のこと。野球部の監督に「有望な選手はいますか?」と聞くと、その監督はある方向を指さして「あそこにいるよ。彼が野球をやっていれば運動能力から見て、必ずドラフト上位で消える選手になっていただろう」と話しました。

指の先にいた選手は野球のグラウンドの先のピッチでサッカーボールを蹴っていたそうです。子供達の野球リーグでも軒並み、選手達の数が減っていて、部員集めに苦労しているようです。

「サッカーに比べて野球はお金がかかる。バットやグローブを買わないといけないし、遠征代など親の負担が大きい。それも子供が野球よりサッカーを選ぶ原因だろう。さらに、野球はちゃんとしたグラウンドがないと危なくてできない。環境整備も必要になる」とは別の球界関係者です。

少子化&野球人口の減少…という、舞台裏で囁かれる危機意識。こうした負のスパイラルが続けば今後の日本球界は、世界レベルでの競争力にも陰りが出てくるでしょう。そこで球界首脳が密かに話し合っているのが、野球クジの導入なのです。

「野球界の発展のため強化のためには、まず財源がいる。地方に新たな球場やグラウンドを作ったり、親の負担を軽減できる援助をしたり…。お金が潤沢にあれば、球界の周辺環境も大きく違ってくるはずだ。野球クジといえば、すぐに野球賭博や八百長を心配する声が起こるが、単純な勝敗だけではない、複雑なシステムにすれば、心配もいらないだろう。サッカー界だって、クジの導入でも八百長はないじゃないか」とは球界関係者。

確かに2001年3月にサッカーくじは初めて発売されました。それ以降、サッカー界で八百長や賭博の話は聞いたことはありません。「スポーツ振興投票」という正式な名称通りで、サッカーくじはサッカーの発展に大いに寄与しています。一説によれば、サッカーくじでプールしている金額は5000億円とも言われているのです。

日本プロ野球界では15年から16年にかけて、巨人の複数の選手らが関与した野球賭博問題が起こりました。コミッショナー裁定を受け、巨人の関与した選手は契約解除されました。その後は反社会的勢力排除への取り組みなど、球界をあげて再発防止に取り組み続けています。こうした背景から野球クジの導入にはアレルギー反応を示す関係者もいるのですが、システムの複雑化などでクリーンな活用を訴える“流れ”になりそうですね。

財源を生み出すことで、日本の野球界の底辺を拡大し、新たな時代を構築する。4年後の東京五輪での金メダル獲得に向けた強化策の資金とする…などなどがWBC大会後の日本球界で議論となりそうなのです。こうした状況が待ち構えている中で阪神球団首脳はまずは情報収集を行い、タイガースとしてのスタンスを定めておかなければならないでしょう。

さて、最後に少しだけ、金本阪神についての話題に触れておきましょう。先週のコラムではドラフト1位の大山の開幕スタメンが濃厚では…と書きました。しかし、ウエスタン・リーグ開幕前の16日に2軍落ち。金本監督は「ある程度、予定通りで。イチから体力作り。きょうから。まずはしっかり振る力をつけ、体を大きく強くしようということで。一応、オールスターぐらいまでに4、5キロ、筋力だけで増やして、体重を」と話しました。大山を長期スパンで育成する方向に舵を切ったということでしょう。

しかし、これで開幕スタメン三塁はどうなるのでしょう。キャンベルは左手首腱鞘炎が治り切らず、これも開幕絶望。最近では中谷が三塁の守備練習に取り組み始めましたが、急造の三塁は不安でしょう。結局、鳥谷か糸原なのでしょうね。開幕の広島戦(マツダ)の相手先発は左腕ジョンソンでしょう。外野の3人が左打ち。そして、鳥谷か糸原も左打ち。なんとも不安感が拭えません。

次週の26日は開幕直前です。2017年シーズンに臨む金本阪神の周辺を突っ込んで書きましょうね。いよいよ勝負の時が来たのです。結果はどうでるか? 就任2年目の金本監督は間違いなく勝負のシーズンとなりますね。(毎週日曜掲載)

植村 徹也(うえむら てつや)

1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として、阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。阪神・野村克也監督招聘、星野仙一監督招聘を連続スクープ。ラジオ大阪(OBC)の月曜日~金曜日、午後9時からの「」、土曜日午後6時半からの「ニュース・ハイブリッド」に出演中。「サンスポ・コースNAVI!」ではゴルフ場紹介をサンスポに掲載、デジタルでも好評配信中。

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まぁ、totoがあるんだし、野球くじがあってもいいと思うがね。