米国務長官“朝鮮戦争”想定…日中韓歴訪で最終調整 正恩氏に迫るか「斬首」「亡命」 (1/3ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK

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レックス・ティラーソン米国務長官が15日夜来日。安倍晋三首相らと緊迫する北朝鮮情勢について協議する。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が強行する核・ミサイル開発を阻止するため、米国は対北朝鮮戦略を見直し、「斬首作戦」「限定空爆」の準備をほぼ完了した。ティラーソン氏は今回、日本と韓国、中国を歴訪して最終調整を行う。ドナルド・トランプ米大統領の強烈な覚悟を前に、正恩氏は暴発して滅亡の道を選ぶのか、クーデターや命乞いの亡命の可能性はあるのか。

「北朝鮮は域内の安定を害するプレーヤーだ」「北朝鮮の脅威に対処するため、『新たな構想』『新たな方法』を探り、より多くのことをすべきだ。北朝鮮の悪い行動を中断させる必要性は、みんなが共感している」

米国務省のトナー報道官代行は13日の記者会見で、こう言い切った。

トランプ政権は、オバマ政権の「戦略的忍耐」方針を転換し、新たな対北朝鮮戦略を構築しつつある。米軍の特殊部隊が正恩氏を急襲・排除する「斬首作戦」や、北朝鮮の核・軍事関連施設をピンポイント爆撃する「限定空爆」など、「あらゆる選択肢」が含まれる。

こうした戦略を実行するには、同盟国である日本と韓国の理解とともに、北朝鮮と「血の友誼(ゆうぎ)」を結ぶ中国の了解が欠かせない。朝鮮戦争は休戦中であり、北朝鮮中枢を攻撃した場合、中国による介入も考えられるからだ。ティラーソン氏のアジア歴訪は、Xデーに向けた“地ならし”といえそうだ。

ティラーソン氏は、米石油大手エクソンモービル前会長を務め、「厳格で、粘り強い性格」として知られる。国務長官就任前の1月、米上院公聴会で、北朝鮮を非難した以下の発言が注目されている。

「イランと北朝鮮のような『敵』が国際規範を拒否していて、世界に重大な脅威となっている」

注意すべきは、ティラーソン氏が「敵」を示す際に「adversary」という単語を使用したことだ。自分たちと激しく対立し、害を及ぼす能力を持つ「敵対者」に使う単語で、「enemy」よりも、強い敵意を含む表現といえる。

北朝鮮は今年に入って、米国も射程圏内に収めるICBM(大陸弾道ミサイル)の試射を示唆した。2月には日米首脳会談をけん制するように新型中距離弾道ミサイルを発射。今月6日には弾道ミサイル4発を日本海に向けて同時発射し、3発を日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下させた。国際社会の制止を無視し、挑発している。

米韓両軍は現在、合同野外機動訓練「フォールイーグル」と、合同軍事演習「キー・リゾルブ」を実施中だ。両軍合わせて約30万人が参加しており、朝鮮半島有事や第2次朝鮮戦争に備えている。

米原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群は15日、韓国・釜山に入港した。米韓同盟の堅固さを強調し、北朝鮮の核開発や弾道ミサイル発射の動きを強くけん制する。

これに合わせるように、海上自衛隊と米海軍、韓国海軍は14日、日韓周辺海域で、北朝鮮の弾道ミサイルを探知し追跡する訓練を始めた。海自のイージス艦「きりしま」のほか、米海軍と韓国海軍から艦艇数隻が参加。米国の衛星を介し、海上自衛隊と韓国海軍が情報を共有した。

史上最大規模の米韓合同軍事演習をどう見るべきか。

アジア・太平洋地域の安全保障情勢に精通する火箱芳文(ひばこ・よしふみ)元陸上幕僚長は「今回の合同演習は恒常的なものだが、いつ何が起きても即時に対応できる態勢は整っている。米韓演習について北朝鮮はかなりの圧力を感じているはずだ」と分析した。

現に、北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、「われわれの自主権と尊厳を少しでも傷つけるなら、わが軍の超精密攻撃が無慈悲に加えられるだろう」と威嚇してきた。

米軍のダンフォード統合参謀本部議長と、韓国軍の(イ・スンジン)合同参謀本部議長は15日、電話で会談し、北朝鮮が4月までの間に軍事的挑発を行う可能性が「非常に高い」と分析し、即刻対応するため緊密に協力することで一致した。

北朝鮮制圧のXデーをどう見るか。正恩氏、北朝鮮はどう出るのか。

評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「今回のティラーソン氏のアジア歴訪は、緊迫する朝鮮半島情勢への対応にある」といい、続けた。

「北朝鮮は、国内のクーデターによって正恩体制が崩壊する可能性が非常に高まる一方、実戦さながらの米韓演習を受けて暴発する恐れもある。いずれかが現実になった場合、第2次朝鮮戦争が勃発する。ティラーソン氏は、日韓両国とは有事が発生した際、相互に取り得る行動に関するシミュレーションを、中国には朝鮮有事発生の際の米軍の行動を黙認するよう要請するのではないか」

情報源: 米国務長官“朝鮮戦争”想定…日中韓歴訪で最終調整 正恩氏に迫るか「斬首」「亡命」 (1/3ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK

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