「浴室に逃げる」「ガスの火を消す」――プロが教える震災時のNG行動 – ウォッチ | 教えて!goo

避難経路の確保はどうしたんだ?


東日本大震災から6年。昨年九州地方に大打撃を与えた熊本地震をはじめ、いつ起きても不思議ではないといわれて久しい首都直下地震や東海大地震など、私たちのまわりには常に震災の不安がつきまとっているといってもよい。「教えて!goo」に投稿された質問「地震がきたときは丈夫なテーブルに隠れろとよく聞きますが」など、巷には地震のときに取るべき行動についての情報が溢れているが、何が正解で何が不正解なのか。防犯・防災アドバイザーの神田正範さんにお話を伺った。

■その1:地震がきたらとりあえず机の下に隠れるべき?

小学校の避難訓練などで繰り返し行ってきたため、肌に染み付いているといえるこの手段。はたして正解なのだろうか?

「正解です。阪神淡路大震災を機に建築基準法が見直され、建物の耐震強度は改正前の建物に比べ飛躍的に良くなっています。しかし、建物が倒壊しなくても天井や照明器具の落下、家具や大型家電の転倒、インテリアや小型家電の飛翔が考えられます。このような事態から身を守ることが先決であるため、机やテーブルの下に身を隠すことが最も大切です」(神田さん)

体がすべて入りきらない場合は、最悪頭だけでもよいので隠した方がよいのだそうだ。

■その2:浴室に逃げるといい?

「これは、真実でもあり、嘘でもあります。浴室は四方を壁に囲まれた狭い空間であり、比較的強度が高いと思われがちです。しかし、四方を囲む壁(柱)が建物を支えるものとは限りません。つまり、建物によって構造は異なりますので、必ずしも浴室=安全ではありません」(神田さん)

しかしながら、危険なものが置いていないという点では安全といえるとのこと。

「家の中で身を守る場合、その危険性は建物の倒壊だけではありません。家具や大型家電の転倒、置物や小型家電などの飛翔、棚や照明器具の落下なども考慮しなければなりませんが、浴室には家具や置物など凶器となりうるものはありません。この点では浴室=安全と言えるでしょう。ただし、扉や枠の歪みで扉が開かなくなり避難できなくなる危険性が高いため、おすすめは出来ません」(神田さん)

■その3:まずはガスを消すのは正解?

「誤りです。『地震の時は、まず火を消す』というのは、関東大震災時の大火が教訓です。しかし、現代では『マイコンメーター』がほぼ全世帯に普及し、地震の際には自動でガスの供給が停止されます。よって、先ずは身を守ってください。そして、揺れが止まってからガス器具を停止します。もし、火災が発生していたら、落ち着いて初期消火を行います。地震を想定した防災対策を考える場合、火災を発生させないことは基より、消す準備もすることを忘れてはなりません」(神田さん)

大地震の二次被害・火災。神田さんによると、火災に備えた対策も日頃から必要なのだという。

「阪神淡路大震災時にも、火災は多くの犠牲者を出してしまいました。原因は、関東大震災時とは異なり『通電火災』と言われるもの。地震で一旦停止した送電が復旧することで、末端の電気器具に電気が供給されることが起因する火災で、傷ついたコードによるショート、発熱器具による発火が原因です」(神田さん)

発熱器具は、ストーブやドライヤーなど、日常的に使用するものが多い。ではどのような点に気を付ければよいのだろうか?

「対処方法は、延長コードを剥き出しにしない、発熱器具は使用しない時はコンセントを抜く、発火しやすい紙や布を近くに置かないなどです。避難する場合も必ず点検を行ってください。また、避難する場合は、電気はブレーカーで切る、ガスはメーター付近の止栓(プロパンガスの場合はボンベ)で閉めてください。建物の損傷は、外観だけではわかりません。建物内の配線や配管が損傷していたら、復旧の際に火災の原因になります」(神田さん)

普段から無造作な配線や、使ったらそのまま置きっぱなしにしている人などは特に注意が必要だ。

「防災対策における天敵は『想定外』です。家具の転倒や落下物、ガラスの破損、火災など挙げたらキリの無い危険です。しかし、命を守るために必要な準備です。過信や他人事にならないようにすることが、最も重要なことです」(神田さん)

震災はいつ起こるか分からないからこそ、日頃の備えが肝心。早速今日から見直そう。

(酒井理恵)

情報源: 「浴室に逃げる」「ガスの火を消す」――プロが教える震災時のNG行動 – ウォッチ | 教えて!goo

ふむ・・・