【豊洲問題 石原元知事会見詳報(6完)】「皆さん、割り切れないでしょうがね…」司会が質疑を打ち切った後も言いたかったことは?(1/5ページ) – 産経ニュース

ふむ・・・


《築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題をめぐる元東京都知事の石原慎太郎氏の記者会見は最終盤に入った》

目次

–最終的に土壌汚染対策費は最初の段階からどんどん膨らんでいって、今、860億にまでなっている。責任の問題はさきほど出たが、土壌汚染対策費がここまで膨れあがったことについて、どう考えているのか

「それは、とにかく、土壌対策費は最初からかなりのものだったんでしょうけれど、土壌汚染がある段階で、あるコストで対処できるという判断で、東京都は東京ガスと契約したんじゃないですか」

–みんなが聞きたがっていることを一つ、まとめて言う。瑕疵(かし)担保責任の免除。これは、後から振り返ると重要なものだったというが、これを、誰が、どうして決めたのか。それを石原さんは今、どう思っているのか。浜渦(武生・元副知事)さんと前川(燿男・現練馬区長)さんがずっとやっていたと思うが、浜渦さんが基本的にそういうことをやっていたと聞いている。そのあたり、浜渦さんに聞いていないのか

「聞いていません。これはとにかく、当事者は福永(正通・元副知事)さん、浜渦君、そして、その後、誰がフォローしたんですか? その3者。福永さんはタッチしていないと思いますが、後の2人がどういう判断で瑕疵責任の留保を認めたのか。私は分かりません」

–これだけ重要なことを、なぜ問いたださないのか

「報告を受けていない」

–いや、自分で聞く必要があるんじゃないのか

「はい?」

–これだけ、石原さんが色々なところで、矢面に立っていて、その大事な経過である瑕疵担保責任の解除について、誰がどうしたのか、というのは石原さんの今日の最大のお話だと思ってきたが。それについて情報が与えられていないので、色々な形で質問している

「これはね、瑕疵責任の留保のことはね、初めて東京都側の質問で知ったんですよ」

–結果的に今、重要なことだと認識を持っていると思うが

「思います」

《ここから、質問者の男性と石原氏のやりとりが続く》

–当然、石原さんは今日の段階で、事情について把握しているべきだ。最高責任者として。それをなぜ、浜渦さんに問いたださないのか

「瑕疵責任が留保されたというのを知ったのは、東京都側の質問で初めて知ったわけです。私はそれまで、要するに交渉のプロセスにその問題が論じられているというのをまったく聞いていませんでした」

–聞いていなかったとしても、その後、今日の会見に臨むにあたって、その事実関係を分かりやすく、都民に対して、説明がなぜされないのか。

「それは分かりません。それはやっぱり、交渉の当事者に聞かない限りは」

–それを聞くのが、石原さんの責任だったのではないのか

「それは聞く時間がなかったでしょう」

–浜渦さんと最近、お会いになっていないのか

「会っていません」

–なぜ会わないのか。昔の一番、側近中の側近。辣腕(らつわん)であれだけ仕事をお願いしていた。

「彼もあっちこっちで話をしているんじゃないですか。説明をしているんじゃないですか。私も全てをフォローをしているわけじゃないですけれど。とにかく、私は交渉の当事者じゃない。逃げるわけじゃないですけれど。任せていたわけですからね。私は売買の契約の現場に立ち会ったこと、一度もないわけです」

–だから、立ち会った人にお聞きするのが、最高責任者の元知事の会見の趣旨だったのではないのか

「それは、今から聞こうと思えば聞けますよ」

–ぜひ、聞いていただいてそのあたりの事実関係を明確にしていただきたいと思うが、どうか

「誰に聞いたら分かるんだ。やっぱり浜渦? それとももうひとりの?」

《石原氏は、質問した記者に逆質問するように、記者席に向けて声をかけた。ここで司会の橋本五郎読売新聞特別編集委員が声をあげる》

「石原氏は必ずしも体調がよろしくない状態で来ていただいています。もう4時も過ぎましたので、まだ質問はいっぱいおありでしょうが、誠に申し訳ありませんが、このあたりでおしまいにしたと思います」

《橋本氏が会見を打ち切ろうとすると、再び、石原氏が険しい表情で割って入った》

「豊洲の問題は大変な問題で、このまま放置するわけにはいかない。科学者が安全だと言っているのに、なぜあそこを使わないんですか。そして、半額で外国に売り飛ばすなんて論外な話ですよ。日本の最高権威の科学者が安全だと言っていながら、それを使用せずにだらだら、つまらないお金を垂れ流している。これは政治の責任ではないですかね。これは皆さん、もう一度、記憶にとどめて、一刻も早く稼働することで都民も助かるし、築地で働いている人たちも助かる。何の危険もない建物を何で使わないんですか」

《ここで、記者から「今日の会見で都民は納得したと思いますか」と声がかかる》

「いろんな問題は残ったと思うでしょうね」

《橋本氏が再び、会見の終了を告げ、こう続けた》

–自分の記憶にない。知らなかった。下から積み上げてきた。しかし、真相は何なのかということを、やはり、都知事をお辞めになっても、石原さんの責任として、当時、一緒に仕事をした人に調べて、皆さんに報告する義務があるではないかな、と思うが、いかがか

「分かりました。できるだけ努力いたします。ただやっぱり、しゃべる人もしゃべらない人もいるでしょうし。私はやっぱり、もっと大事なことは、ちゅうぶらりんになっている豊洲をですね、早く稼働させることだと思います」

「本日はありがとうございました。皆さん、割り切れないでしょうがね…」

《こう述べると、石原氏は席を立ち、ゆっくりとした足取りで会見場を後にした》

=(完)

情報源: 【豊洲問題 石原元知事会見詳報(6完)】「皆さん、割り切れないでしょうがね…」司会が質疑を打ち切った後も言いたかったことは?(1/5ページ) – 産経ニュース

へぇ。