アトピー性皮膚炎 治療薬開発 強いかゆみ抑える効果確認 | NHKニュース

アトピーって大変らしいな。


中外製薬が開発した抗体「ネモリズマブ」が、アトピー性皮膚炎のかゆみを大幅に軽減することを国際共同治験で実証したと、京都大など日米欧の研究チームが発表した。さらに大規模な治験を行った後、早ければ2019年に新薬の認可を厚生労働省に申請したい考え。論文は3日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載される。

京大の椛島健治教授(皮膚科学)によると、アトピー性皮膚炎の患者のかゆみには、たんぱく質「インターロイキン31(IL31)」が関与していることが、欧州の研究者らによって報告されている。ネモリズマブはIL31と結び付く受容体に働き掛け、IL31の作用を消してしまうことを目指して開発された。

治験は京大と九州大、東京逓信病院の国内3病院と米国、英国、ドイツ、ポーランドの各1病院で実施。中等から重症の成人患者計約200人を対象に、12週間にわたって行った。

ネモリズマブ0.5~2ミリグラムを4週に1度注射した場合、開始から12週後には約6割の患者で50%以上かゆみが軽減した。かゆみが軽くなると、かくことが減って症状が改善するほか、睡眠に入るまでの時間も短縮。眠くなるなどの副作用もなかった。

椛島教授は「アトピー性皮膚炎の患者は国内で大人の2~3%、小児の10%程度と多い。ネモリズマブは、かゆみを抑えるのに画期的な抗体だ」と話している。 (2017/03/02-07:08)

情報源:アトピーかゆみ大幅減=抗体開発、国際治験で実証-京大など:時事ドットコム


アトピー性皮膚炎の治療薬の開発を目指す、京都大学などの国際研究グループは候補となる物質を患者に投与する治験を行ったところ、強いかゆみを抑える効果が確認できたと発表しました。早ければ、2年後の実用化を目指したいとしています。

国内に数百万人の患者がいるとされるアトピー性皮膚炎は、これまでの研究で、「インターロイキン31」という物質が過剰に作られ、強いかゆみを起こすことがわかっています。

そこで、京都大学医学研究科の椛島健治教授と、ドイツやアメリカなどのグループは、この物質の働きを抑える「ネモリズマブ」という治療薬の候補を開発し、5つの国の合わせて、およそ200人の患者を対象に効果や安全性を調べる治験を行いました。

投与する量を調節し、3か月後の症状を調べると、全く投与しなかったり、ごくわずかしか、投与しなかったりしたグループは、ほとんど変化がなかった一方で、十分な量を投与したグループでは、かゆみの強さを示す指標がおよそ60%軽減され、重い副作用はなかったということです。

アトピー性皮膚炎は、これまで湿疹を抑える塗り薬などはありましたが、かゆみを根本的に治す治療法はありませんでした。研究グループはさらに多くの患者で効果などを確認し、早ければ、2年後の実用化を目指したいとしています。

椛島教授は「かゆみを抑えることで、ぐっすりと眠れるようになるなど、生活の質の改善につながることが期待できる」と話しています。

情報源: アトピー性皮膚炎 治療薬開発 強いかゆみ抑える効果確認 | NHKニュース


実用化はいつになるかな・・・