【衝撃事件の核心】「なぜゲームをしながら運転する」ポケモンGO事故で9歳次男亡くした父、悲痛な叫びが仕様を変更させる(1/5ページ) – 産経WEST

バカは総じて声がでかい。


則竹敬太君を悼んで花が手向けられた事故現場=愛知県一宮市

スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を操作中の男が運転するトラックが、下校中の小学4年の男児をはね死亡させる事故が10月に愛知県一宮市であった。注意を喚起してもなくならないポケモンGOをめぐる事故やトラブル。男児の遺族はゲームの仕様の規制を求め、市や県警が働きかけたことで、ゲーム運営会社は一定以上の速度で移動するとアイテムが出ないようにするなど仕様を変更した。悲惨な事故が対策の動きを加速させたが、「ながら運転」をはじめ身勝手な利用は本当に減るだろうか。規制を求める過程では市に放火を連想させる脅迫メールも届いた。「ゲームが悪者にならないために、安全な場所だけで遊べるようにしてほしい」。理不尽な死で次男を失った父の願いだ。

「運転中は必ずしていた」

痛ましい事故は10月26日午後4時ごろ、一宮市の市道交差点で起きた。近くに住む小学4年の則竹敬太君(9)が横断歩道を渡る途中、市内の会社員、川合信右被告(36)が運転するトラックにはねられ、頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡。集団下校の途中で1人になった際に遭った事故だった。

川合被告は自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕され、同法違反(過失致死)罪で起訴された。

愛知県警によると、川合被告は「スマートフォンを助手席に置いて充電しながらポケモンGOをしていた」「前を見ていなかった。運転中は必ずしていた」などと説明。事故はポケモンに無中になる余りの前方不注意が原因とされた。

規制要望に反発の脅迫メール

「いつもありがとう。早く大人になりたいです」。則竹君は親に感謝を忘れない子だった。父、崇智さん(46)は2年前の自分の誕生日に書いてくれた作文を思い出し、「子を失うのがこんなにつらいなんて」と悔やみ、「なぜゲームなんかしながら運転していたのか」と怒りをにじませた。

崇智さんら遺族の要望を受け、市は11月4日、ゲームを運営する「ナイアンティック社」(米)に歩行者以外は遊べなくするよう要請する文書を送付した。

ポケモンGOはもともと、一定以上の速度を感知するとプレーを制限する規制があったが、「運転者ではありません」という表示を押せば引き続き操作できた。同社はこの機能を10月に一定の速度以上での移動中はポケモンが現れないよう仕様を変更していたが、事故を受け市は高速移動中に一切プレーできなくするよう求めた。

中野正康市長は「大型車だと低速でも危険。アプリ開発会社、運営会社それぞれで考えてほしい」と述べた。ところが…。

「要請を取り下げろ。おまえらの家族に天罰が下るぞ。市役所炎上がいいか」

要請することが報じられた11月2日、こうした文面の匿名の脅迫メールが市に9通も送りつけられた。発信元のアドレスは全て違ったが、内容はほぼ同じ。市の担当者は「事故はご遺族にとっては悔やみきれない悲しみで、市は利用者の法令遵守をメーカーに求めた。誰がなぜ、こんなメールを送るのか」と憤る。市は県警に相談しており「今後も続くようなら被害届を出す」という。

運営会社、規制強化

一方、愛知県警も事故を受け11月初め、ナ社と同社日本支社に運転中の操作をできなくするよう本部長名で要望書を送った。

こうした要請にナ社は7日から、ゲーム中に一定の速度以上で動いている時には、指を動かしてもアイテムが出ないように仕様を変更。ポケストップに近づいてもゲームに必要なアイテムを手に入れることができなくなった。ナ社は「さまざまなご意見をいただいた中で対応した」としている。

崇智さんは「制限がかかったことは一歩前進」と対応を評価したが、依然として交差点付近や道路上でポケモンが出現したり、ポケストップが設置されたりしていることから「まだ危険は残っている」と指摘。「ゲームが悪者にならないために、安全な場所だけで遊べるよう改善してほしい」と求めた。

夏以来の“ポケモン騒動”

ポケモンGOは7月22日にスマートフォンアプリの配信が始まり、スマホを見ながら街を歩く人たちがあちこちに出現。トラブルや事故も頻発した。警察庁によると、配信以降の1カ月間で、歩行中の操作などを含む関連事故が79件発生。人身事故も多く、ポケモンをしながらの運転による死亡事故は、8月にも徳島県と愛知県春日井市で起きていた。さらに今回の事故後も、バスの運転手が運転中にポケモンGOをしていたことが発覚するなどしている。

愛知県警交通指導課によると、県内のポケモンGOをめぐる運転中の違反摘発は7月は46件だったが、8月半ばごろから減少。9月は7件、10月は1件と啓発や取り締まり効果がみられた。その矢先の死亡事故で、未成年者が死亡したのは全国で初めてだった。

求められる正しい利用

県警によると、川合被告は事故直前、複数の歩行者が横断歩道を渡るのを確認していたが、一時停止しなかったことも判明。起訴では過失致死が適用されたが、崇智さんは「私には危険運転としか思えない。法の整備を国に働きかけてほしい」「敬太には落ち度はない。息子の事故は、事件だと思う」と話す。

崇智さんは川合被告が起訴された翌日の11月17日、愛知県の大村秀章知事と面会し、「公道にポケストップがあれば、悲しい事故は必ず起きてしまう」と、ナ社に自己規制を求める手紙を送ったことを明らかにした。

崇智さんは、事故時に則竹君が持っていた水筒と眼鏡、好きだった漫画「星のカービィ」を持参。ひしゃげた水筒を手に取った知事は言葉もなく、しばらく見入っていた。「涙だけでは息子は報われない。伝えなければならない」と崇智さん。

県はこの後、運転中の「ながらスマホ」の取り締まり強化や、法改正による厳罰化を法務省などに要請。大村知事は「運転中もゲームをしたいというのは、身勝手な意識で注意義務を果たさないものだ。過失とはいえず、厳罰化が必要」と話す。

一方、自民党も、交通安全対策特別委員会などの合同会議で、ポケモンGOに関する事故防止策の検討に入ることで一致。罰則強化を求める意見が相次ぎ、運転中のスマホ使用への厳罰化も視野に道路交通法改正を含む対策を政府に求めるという。悲惨な事故を機に対策の動きが加速している。

情報源: 【衝撃事件の核心】「なぜゲームをしながら運転する」ポケモンGO事故で9歳次男亡くした父、悲痛な叫びが仕様を変更させる(1/5ページ) – 産経WEST

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